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Gift Wrapping
¥440
希望されるラッピングの個数分をカートにお入れください。 複数の商品をご注文の場合で、2つ以上に分けてラッピングをご希望の場合は、組み合わせの詳細をご注文時の備考欄にご記入ください。 ラッピングに使用するのは、インドの伝統民族衣装などをリサイクルし、フェアトレードNGO「SASHA(サシャ)」の作り手によって縫い合わせられた布袋です。色・柄はランダムです。
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〈パレスチナ寄付〉Donation for Palestine
¥300
イスラエルによるパレスチナへの入植と虐殺行為は今もなお、処罰されるどころかアメリカをはじめとする欧米の先進国によってバックアップされています。 わたしたちはパレスチナ解放のためにできるアクションを続けながらも、今日を生きるための寄付金を現地へ届けたいと考えています。 オンラインショップでお買い物いただく際、こちらの商品を一緒にカートに入れていただくことで、パレスチナへ寄付することができます。 最低金額300円から、寄付にご協力いただける金額分をカートにお入れください。(たとえば、2点で600円、3点で900円になります。) 店頭の募金箱へ入れていただいた寄付金や、寄付につながる商品の売上などとあわせて、パレスチナ現地で暮らす人たちへ送金します。 300円につき1枚、パレスチナに関するメッセージが入った布パッチまたはステッカーをお届けします。
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みんなの「わがまま」入門|富永京子
¥1,925
[版元サイトより引用] “権利を主張する”は自己中? 言っても何も変わらない? デモや政治への違和感から、校則や仕事へのモヤモヤまで、意見を言い、行動することへの「抵抗感」を、社会学の研究をもとにひもといていく、中高生に向けた5つの講義。 目次 はじめに ◎1時間目 私たちが「わがまま」言えない理由 わがまま=自己中? 日本が30人の教室だったら/「ふつう幻想」が「ずるい」をつくる/わがままは自己中ではない 意見を言うと浮いてしまう? ふつうと平等はどこへ消えた?/グローバル化で「ばらばら」に/私のわがままはみんなの「それな!」/今のわがまま・昔のわがまま/違いからはじめて同じ根っこを探す/私、別に「かわいそう」じゃないし… エクササイズ1 その人になってみる エクササイズ2 あだ名ワークショップ ◎2時間目 「わがまま」は社会の処方箋 「わがまま」批判はどこからくるの? わがまま下手な日本人/「批判するからには、別の案があるんだよね?」/「社会のためとか、意識高いよね(笑)」/「社会運動って、迷惑じゃないですか?」/「価値観の押し付けでしょ?」/「自己責任じゃないですか?」 それで、結局意味あるの? わがままはきっかけづくり/自己満足でもいい/「わがまま」はアイドルの出待ち?/長い目で見てみる エクササイズ3 20年前と今を比べてみる エクササイズ4 変化を説明してみる ◎3時間目 「わがまま」準備運動 どこまで「わがまま」言ってもいいの? アウトなわがまま・セーフなわがまま/わがままの背景を考える/わがままの落とし所? 伝え方が悪いと、話を聞く気になりません 過激な表現にひるまない/「おうち語」化に気をつける 「〇〇派」を超えて言葉を伝えよう 知らない人に教えてみる/イベントを大事にする/いろんな大人に会う/大学に行ってみよう/「中立」も「偏り」も、そんなにこだわることじゃない/「うちの地元に大学はねえよ」/人をカテゴライズしない エクササイズ5 「おうち語」を翻訳する ◎4時間目 さて、「わがまま」言ってみよう! 社会的「わがまま」のススメ モヤモヤで「わがまま」キックオフ/わがままは、直接相手に言わない/伝えるための工夫/趣味の雑誌を読もう もっと気軽にできる方法はありませんか?(やっぱり恥ずかしいし) ちょっと文化系なわがままが好きな人に/代わりのものをつくってみる/買う・選ぶもわがままのうち/こっそりやってみる 気が向かないときはやめてみる 遠くに行ってやってみる/うまく行かなくても気にしない/自分をカテゴライズしない エクササイズ6 モヤモヤするものを探す エクササイズ7 署名を呼びかけてみる! ◎5時間目 「わがまま」を「おせっかい」につなげよう 他人のことでも「わがまま」言っていい 「うち」と「よそ」はつながっている?/よそ者だからできることがある/よそ者がいると「その人」が目立たなくなる/よそ者資源が役に立つ/だれだっていつかはよそ者になる。でも、それでいい/わがままで遊ぼう! おわりに 本書に出てくる読みもの一覧 「わがまま」入門ブックリスト [書籍情報] サイズ:130mm×183mm 製本:並製 ページ数:276ページ
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ケアとアートの教室
¥1,980
[版元サイトより引用] 藝大で福祉? 東京藝術大学学生と社会人がともに学んだ「アート×福祉」プロジェクトの記録。アートという光を当てると、見えないものが見えてくる 「死にたい人の相談にのる」という芸術活動 老人の方とつくる演劇で認知症を疑似体験 お葬式まで出すホームレス支援 セックスワーカーの法律相談 西成のおばちゃんと立ち上げるファッションブランド トリーチャーの当事者と考える「普通」とは何か 介護、障害、貧困、LGBTQ+、そしてアート。様々な分野で活躍する人々と、東京藝術大学 Diversity on the Arts プロジェクト(通称DOOR)の受講生がともに学び、考える。そこから見えてきたのは、福祉と芸術が「人間とは何かを問う」という点でつながっているということ。ケアとアートの境界を行く17項! 目次 はじめに 伊藤達矢 なぜ「アート× 福祉」? アートの特性が社会を変える 日比野克彦 講義編 「助けて」といえる社会へ ホームレス支援と「子ども・家族marugotoプロジェクト」 奥田知志 「風テラス」という試み セックスワーカーの法律相談 浦﨑寛泰 ダイバーシティと「表現未満、」 重度知的障害者と家族の自立 久保田翠 鬱から始まるアート 躁鬱研究家と「いのっちの電話」 坂口恭平 誰もが誰かのALLYになれる 多様な性のあり方とフェアな社会 松岡宗嗣 「アートなるもの」がアートを超える 服から始まるコミュニケーション 西尾美也 つながりがつくる希望 介護民俗学と「すまいるかるた」 六車由実 老いと演劇 認知症のひとと楽しむ「いまここ」 菅原直樹 罪を犯したひとたちとどう生きる? ドキュメンタリー制作から考える修復的司法 坂上香 実践編 福祉と建築が向き合う、答えなきもの 金野千恵×飯田大輔 普通って何だろう? 「見た目問題」を超えて 石田祐貴 日常というギフト 地域の「信頼」というセキュリティ ミノワホーム 誰かのミカタ地図 孤立したひとの居場所をつくる 香取CCC 他者について想像する力、変わろうとする力 田中一平 〈DOOR受講生鼎談〉 アートとは、福祉とは、多様性とは? [書籍情報] 著:飯田大輔、石田祐貴、浦崎寛泰、奥田知志、金野千恵、久保田翠、坂上香、坂口恭平、菅原直樹、西尾美也、日比野克彦、松岡宗嗣、六車由実 編著:東京藝術大学 Diversity on the Arts プロジェクト サイズ:130mm×183mm 製本:並製 ページ数:256ページ
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それがやさしさじゃ困る|鳥羽和久
¥1,980
[版元サイトより引用] 子どもが自分でつかむまで! 大人が「わかったふり」をやめると、対話がはじまる。焦らず、 断ち切らず、観察しつづけるための視点──。学び・進路・日常相談と一年の日記から、関係がほどける瞬間を見つめる教育エッセイ。 『それがやさしさじゃ困る』は、子どもに向けられる「善意」や「配慮」が、時に子どもの心を傷つけ、主体性を奪ってしまうという逆説を、教育現場の最前線で20年以上子どもと向き合ってきた著者・鳥羽和久さんが鋭く描き出す一冊です。「失敗させまい」「傷つけまい」という大人の"先回り"が、実は子どもの可能性を閉ざしてしまう──。本書では「学校」「親と子」「勉強」「受験」といったテーマを軸に、現代教育の盲点と私たち大人が抱える不安の影を浮かび上がらせます。単なる批判にとどまらず、大人の葛藤や弱さへの眼差しがこめられているからこそ、その言葉は深く胸に響きます。 さらに本書を特別なものにしているのは、ページ下部に並走する一年間の日記の存在です。そこには、卒業生との忘れられない一瞬や、親子の関わりの奥に潜む無自覚な"デリカシーのなさ"への気づきなど、教育の現場で生まれた生の思索が断片的に綴られています。論として伝えられるエッセイと、濾過されない日々の記録が呼応し合い、本書は単なる教育論を超えた、立体的で豊かな手触りを届けてくれます。 解決策を提示する本ではありません。むしろ「間違うこと」「揺れ動くこと」を恐れず、子どもを信じて共に歩むことの大切さを、本書は静かに指し示しています。大人として迷い続ける私たちに寄り添い、伴走してくれる一冊です。 そして本書には、写真家・植本一子さんが鳥羽さんの教室やその周辺で撮り下ろした写真が栞のように差し挟まれています。子どもたちの表情や存在は、エッセイや日記で綴られる思索に呼応し、本書を照らし、「いま、ここ」の空気を手渡してくれるでしょう。 "《人生を楽しむコツは「よいこと」を大切に後まで取っておかないこと。出合ったときにつかまえること。》大人はこの瞬間を見逃さないようにだけ腐心していればよい。教育のなかに、ありもしなかった自分の黄金時代を託し、子どもらの現在を嘆くのは、子どもの芽を摘むだけ。教育のほとんどの問題は、バランスを崩した大人たちの不安から生まれる。子どもに過剰な配慮をするより、ダラしない自分を晒し、こんなのでも生きていけると見せるほうがうんといい。" 鷲田清一(哲学者)帯文より [書籍情報] 文:鳥羽和久 写真:植本一子 サイズ:148mm×195mm ページ数:232ページ
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当事場をつくる ケアと表現が交わるところ|アサダワタル
¥2,200
[版元サイトより引用] 支援する/される関係を越えるため「当事者」から「当事場」へ。 当事者性をめぐる困難は「場」で分かち合う。 支援される側と支援する側の垣根を飛び越えるべく、音楽表現を軸にした多彩な活動を繰り広げてきたアーティスト。しかし、勤務先の障害福祉施設で重大なハラスメント事件が発覚。「豊かな日常」を支えるはずの福祉現場にはびこる権力・暴力に直面したとき、何ができるのか? 葛藤し続けた先に著者が見出したのは、〈場〉づくりの重要性だった。 社会の「当たり前」をゆさぶってきた著者が、自身もゆさぶられつつ綴った、福祉・アートについての体験エッセイ。 “私たちはその「当事者になり得なさ」を深く受け止めた先に、もっとふさわしいやり方で「当事者性」を感受し、熟考し、他者と対話をするための〈場〉を創る行動へと移すべきなのではないか。僕はその〈場〉を、「当事場」と名づける。”(本文より) 目次 序章 指で覆われる景色 背景コラム❶ 福祉現場における「支援」とは? 1章 「表現」というレンズで「障害」を考える 句点「。」の行方 この現場から、「考える」を耕す 「壁画」と「まなざし」 背景コラム❷ なぜ「支援」に「表現」が必要か 2章 支援者は「同志」になれるか?──高崎史嗣という「当事者」と出会って 生きてきた証は電波に乗って 粘る。いても、いなくても 「舟」に一緒に乗り込むこと 背景コラム❸ 「当事者(性)」にまつわる議論を追う 3章 「当事者性」が溶かされる場──復興公営住宅で編まれたラジオ あのとき あのまちの音楽から いまここへ あなたの「青い山脈」が、私の「青い山脈」になるとき 背景コラム❹ 続・「当事者(性)」にまつわる議論を追う 4章 どこにも向かわない「居場所」をどこまで続けられるか──再び品川の現場から 5章 性暴力とハラスメントについて考えた、「そばに居る者」としての記録 これまでのことを思い返す ちゃんと見ようとしなかったことについて書く 「個人」として引き受ける。「変化」のために 背景コラム❺ 「そばに居る者」を巡る「当事者性」 最終章「当事場」をつくる 「事件」と「福祉」はどうつながるか? 福祉における「非対称性」と「当事者性」の課題 人に着目した「当事者性」、場を主にする「当事場」 「強い当事者性」だけに囚われないために あとがき [書籍情報] サイズ:124mm×186mm 製本:並製 ページ数:264ページ
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わたしがいる あなたがいる なんとかなる 「希望のまち」のつくりかた|奥田知志
¥1,870
[版元サイトより引用] 生きる意味のない“いのち”なんて、あってたまるもんか 困窮者支援のその先へ、誰もが「助けて」と言い合える居場所、「希望のまち」が誕生する 北九州市で生活困窮者を支援するNPO法人抱樸(ほうぼく)。1988年12月から路上で暮らすホームレスに弁当を配ることからスタートし、現在は居住や就業、子ども・家庭、障害福祉支援など29の事業を展開する。 著者は抱樸理事長で牧師の奥田知志氏。奥田氏と同法人の職員が出会った路上に生きる人や生きづらさに苦しむ人とのエピソード、新型コロナを経て現場で感じる社会の変化を綴る。単身世帯が増え、孤立が深まる中で自己責任論が蔓延、誰もが苦難に陥る可能性が高まっている。 こんな状況の中、2026年秋、三十数年の活動の集大成ともいえる「希望のまち」が完成する。この“まち” はどんな人も一人にしない“なんちゃって家族” になれる場所。分断と格差が広がり、偏見と差別が交じり合う社会に一石を投じる試みが始まるのだ。抱樸が理想とする「希望のまち」が生まれるまでの歩みと、未来への提言が満載。北九州の武内市長と小説家の町田そのこさんとの鼎談も収録。 [書籍情報] サイズ:128mm×188mm ページ数:288ページ
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とびこえる教室 フェミニズムと出会った僕が子どもたちと考えた「ふつう」|星野俊樹
¥1,870
[版元サイトより引用] 「ふつうって何だろう。」私はこれまで幾度となく、この言葉を心の中でつぶやいてきました。子どもの頃、スポーツが苦手で、女の子とおしゃべりをしたり、交換日記を書いたりするのが好きだった私。初恋の相手は男の子で、いわゆる「男子ノリ」にもなじめませんでした。そんな私に投げかけられたのは、「男の子ならふつうは〜」という言葉。大人になっても、「社会人の男ならふつうは〜」という声に息苦しさを感じます。 「ふつう」からこぼれ落ちる人たちの姿を見つめ、問いかけたいと思い、私は教師になりました。今では「ジェンダー」や「多様性」という言葉が広まったように見えますが、日本のジェンダーギャップは依然深刻です。学校でも、「異性愛が当たり前」「男らしさ・女らしさに従うべき」といった空気は根強く残っています。 本書では、「ふつう」とは何かを問い直しながら、子どもたちが自分らしく生きるために、教師として何ができるのかを考えていきます。 目次 はじめに 「ふつう」アレルギーの教師 私の人生と実践 第1章 男らしさに苦しんだ子ども時代 私はこんな家で育った 受験に失敗して入った私立小学校 先生に殴られないから「女子はずるい」 突如、暴力教師に変貌した塾の先生たち 父という暴君が支配する家 星野家を支える歯車の一つとして 「俺」という一人称が使えなかった僕の初恋 男社会のノリに過剰適応した中高時代 「男らしさ」を勘違いしていた男子高校生たち ジェンダー規範にとらわれない「虫愛づる姫君」を教えてくれた毛利先生 高校卒業時には自己責任論者に 第2章 学問と出会い、世界の見え方が変わる 大学に入って 学問と出会う はじめてのカムアウト 両親へのカムアウト 父に連れていかれたトランスジェンダー外来 大学で出会ったやさしい男たち—「クズィーズ」との出会い 「クズィーズ」のみんなと築いた友情 誰もが自分を語ることで楽になれるはず コラム「赦し」でもなく、「告発」でもなく 第3章 学校で壊れた私が自分の声を取り戻すまで 出版社を退職し教員をめざした理由 「こんなことをするために教師になったのか……」 休職中に感じた自分の「弱者性」への嫌悪 本を通じて服従の構造に気づく フェミニズムとの出会いで感情を言語化しはじめる 6ヶ月かけて書いた父への手紙 コラム 男らしさって悪いもの?—竹野内豊とドゥカティと僕 第4章 私の教育実践—「生と性の授業」 私を救ってくれたフェミニズム フェミニズムに目覚めた私が最初に取り組んだ「生と性の授業」 「女子力」という言葉をきっかけにジェンダーについて学ぶ 学びのタイミングは必然性を伴いやってくる 保護者に「生と性の授業」のねらいをどう説明したか 保護者の否定的な感想で実践から逃げたくなる 私に実践を決意させた壁の落書き セクシュアリティについて子どもたちにどう教えたか 子どもたちと「ふつう」について考える 卒業式の慣習を変えた子どもたち 「聞く非当事者」から「語る主体」へ変わった子どもたち 教育とは時間を必要とする営み 「生と性の授業」が子どもたちに教えてくれたこと 自分の人生の主導権を他人に渡すな 応えたのは誰のまなざしか—子どもの声を代償にして 承認されたい男、報われない教師 3つの形のトーンポリシング 「複合型トーンポリシング」を子どもたちにした私 ケアの不在と報われなさのゆくえ とびこえるダイアローグ① 毛利いずみ×星野俊樹 第5章 「自分らしさの教育」から一歩先へ 点から線を意識した実践へ 子どもも親も苦しい クラスに「男らしい文化」が蔓延して起きたこと 私がしてしまった暴力的な指導 「受容的なスタンス」の問題点 教室で再生産される性別役割分担 保護者からの反応 教師たちのジェンダーブラインドな反応 柔らかい声をエンパワーすること 「男らしさにとらわれた」男子たちの背景 暴力は構造から立ち現れる 子どもの文化に関心を持つこと 「だいじょうぶ?」で加害的な男子の心をほぐす コラム 秩序とは何か—「自由」と「抑圧」という二項対立をこえて 第6章 私の教育実践、私の物語 セクシュアリティを明かす葛藤 私には物語がいつも必要だった コラム 「性別にとらわれない」と「あえて性別にこだわる」の間で 第7章 語りが祈りになるとき ある男子中学生とのやりとり 語りを当事者に押しつけないために 傷つきと特権のはざまで、語り続けること 語れなかったことを語るために とびこえるダイアローグ② 前川直哉×星野俊樹 おわりに 母の刺繍、父の写真 謝辞 参考文献リスト [書籍情報] サイズ:127mm×188mm ページ数:252ページ
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女の子のからだえほん
¥1,870
[版元サイトより引用] 国際標準の性教育を日本の子どもたち、そしておとなたちへ 本書は、フランスで女の子を持つ2人の母親がクラウドファンディングで制作した性教育のえほんです。からだの構造から、思春期、性自認、性的指向、性的同意、愛などの人権教育に及ぶテーマまで扱った良書で、その公益性が認められ、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の認定マークを獲得しています。日本人が苦手とする性教育のテーマをタブーなく正しく語り、尊厳の本質を明確に教えてくれる本は、やがて社会に出ていく子どもたちが、これからの時代を自由に生きていく力になります。本国で発売後すぐにベストセラーとなった良書を日本の子どもたちそして大人たちにも手にとってもらいたく、日本語版を刊行いたします。 [書籍情報] 作・絵:マティルド・ボディ 作:ティフェーヌ・ディユームガール 訳:河野彩 監修:艮香織 サイズ:186mm×215mm ページ数:56ページ
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となりのヤングケアラー SOSをキャッチするには?|村上靖彦
¥1,320
[版元サイトより引用] どんなときに「クラスメイトの中にヤングケアラーがいるかもしれない」と感じるだろうか。家事や介護だけでなく、精神疾患をもつ家族を助ける子どももいる。複雑な感情を抱え、孤立を深めているケースも多い。ヤングケアラーが近くにいたとき、何ができるか。〝居場所〟をキーワードに考えていく。 私は社会的困窮地域で子ども支援を調査するなかでヤングケアラー問題と出会った。子ども時代にヤングケアラーを経験した人たちにインタビューをお願いして学んだことをもとに本書を執筆している。 本書では、「もしかしたら、クラスのあの子はヤングケアラーかもしれない、でも違うかな。」と感じて本書を手に取ったみなさんの視点から考えていく。そうすると現在一般的に思われている姿とは少し異なるヤングケアラーの姿が浮かび上がってくる。家事や介護といった労働に従事する子どもだけがヤングケアラーではない。とりわけ精神疾患をもつ家族をサポートする子どもの存在が気になってくる。 家族のことが心配なときには感情の負荷が大きい。心配や不安もあれば、家族が好きでサポートしたいという感情もある。あるいは状況から逃げられなくて苦しいという感情もあるだろう。怒りや憎しみもありうる。 そのなかでヤングケアラーを苦しめるのは何よりも孤立である。家に閉じこもり、家族のサポートに没頭するなかで、「家のことを外では言えない」と周囲に相談できずに抱え込む。 そしてヤングケアラーが最近になって注目されたことには、社会的な理由がある。ヤングケアラーになるのは、もちろん子どものせいではないし、病や障害をもつ親やきょうだいのせいでもない。しかも今から何十年も前、日本が貧しかった頃、子どもがきょうだいの世話や家事を担うことが当たり前だったときには注目されなかった。現代、注目されることは、何か社会の側の事情がある。 これらのことを、本書では考えていきたい。(第1章より) 目次 第1章 ヤングケアラーってどんな存在? 第2章 家事や介護だけがケアなのだろうか? 第3章 愛憎相半ばする…… 第4章 ヤングケアラーという言葉をどう受け止める? 第5章 なぜヤングケアラーが注目されるのか 第6章 ヤングケアラーに必要な支援 終 章 それぞれの「居場所」をみつける 第6章 命ってなんだろね 第7章 命の世界を心の真ん中に [書籍情報] サイズ:125mm×188mm ページ数:112ページ
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猫と考える動物のいのち 命に優劣なんてあるの?|木村友祐
¥1,320
[版元サイトより引用] ネコ、ウシ、ブタ、ニワトリ、スズメ、カエル、ハクビシン……身の回りには色んな動物がいて、わたしたちは彼らと一緒に住んだり、敵対したり、食べ物にしたりして、共に生きている。わたしたちとは大きくちがう動物のこと、人間のことを、猫たちと一緒に考えよう。 ようこそ『猫と考える動物のいのち』へ! この本のタイトルを見て「ん? 『動物のいのち』を『猫と考える』って、どゆこと? 」と、いろんな「?」が頭に浮うかんだだろうか。ふふ。 まずは自己紹介をしなきゃだね。ぼくは小説家で、郷里の青森の方言(南部弁)を使った小説とか、ぼくらの社会が抱えた様々な問題をテーマにした小説を書いてきました。だから、動物についての専門家では全然ないのだけど、それでも動物たちについて言うべきことがあるかもしれないと思ったんだ。というのも、動物についてのぼくの見方と、世の中の人々の見方がずれていると思うことがよくあるから。そのズレをはっきりさせることで、この本を手に取ったあなたにも、動物についての新たな見方が生まれたらうれしい。 というわけで、これからぼくは、ふたりの先生と一緒に、ぼくたち人間を取りまく動物たちのことについて、あれこれ考えていきたいと思う。 その先生というのは、うちで一緒に暮らしている猫たちだ。(「第1章 猫はぼくの先生」より) 目次 第1章 猫はぼくの先生 第2章 まったくちがう世界を見ている存在=他者 第3章 動物のことをホントに理解できる? 第4章 ぼくや君の知らない世界 第5章 利用される動物たち 第6章 命ってなんだろね 第7章 命の世界を心の真ん中に [書籍情報] サイズ:125mm×188mm ページ数:128ページ
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「国語」と出会いなおす|矢野利裕
¥2,530
[版元サイトより引用] 国語は得意だったけど、文学はよくわからない 文学を読むのは好きだけど、国語はつまらなかった ──でも、どうしてわたしたちは国語を学んだのだろう? 国語と文学の歩んできたビミョウな関係を紐解きながら、 ゆるやかな共同性を育む教室の可能性と、小説のもつ多様でゆたかな解釈を結びつける。 現役国語教師/批評家の著者による、新しい国語/文学論。 芥川賞作家・滝口悠生が、自作の試験問題を解きながら国語と文学について語る特別対談も収録! 「国語で文学は教えられない」という批判に見られるように、 対立するものとして語られがちな「国語」と「文学」。 けれど果たしてその対立はまっとうなものなのでしょうか? 新学習指導要領に伴って新設された「文学国語」と「論理国語」や、 著者が教室で体験したさまざまな生徒からの反応、 文学研究の成果が反映された現在の指導内容、国語の試験と小説の相性の悪さ、 「文学史」のつまらなさとその必要性…… 国語と文学をめぐるさまざまなトピックから、 属性や立場の違いを超えて《同じものを読んでいる》ということのみによって担保された、 共同性を育むものとしての「文学」の意義を再確認する。 これを読んでいる人のなかには「国語の授業は得意だったけど、文学のことはよくわからない」という人がいるかもしれません。あるいは「小説を読むのは好きだけど、国語の授業は好きでなかった」という人もいるかもしれません。しかし、いつまでもそのように「文学」と「国語」とを切り離しておくことはないでしょう。 本書の立場からしたら、「文学」について考えるためには「国語」と向き合う必要があります。「文学」ファンは「文学」と「国語」とを切り離して考えてしまいがちですが、多くの人にとって「文学」は「国語」の延長にあるのです。したがってここで問うべきは、「国語にとって文学とはなにか」あるいは「文学にとって国語となにか」ということでしょう。 本書は、このような問いを通して「文学/国語」のありかたを再設定することを目指します。それは「文学」的でありつつ「国語」的な、あるいは「国語」的でありつつ「文学」な─つまりは「文学/国語」の双方が、それぞれに手を取り合うありかたにほかなりません。 みんなが少なからずどこかで、というか多くの人が「国語」の教科書で一度は読んだはずの「文学」を、人によってはきれいさっぱりと忘れてしまった「文学」を、ふたたび現在の視点から考えたいと思います。(「はじめに」より) [書籍情報] サイズ:128mm×188mm 製本:並製 ページ数:296ページ
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今日からはじめるビーガン生活|井上太一
¥1,980
[版元サイトより引用] 待望のビーガン実践入門書が登場! 「しなやかに、自分に素直な暮らしを手に入れよう。」 おいしく、クリーンでわくわくする毎日を。 動物と環境にやさしいポジティブライフの送り方がここに──。 動物由来のものは「食べない」「着ない」「使わない」 。 そんなビーガンライフを選んだ多くの人が直面する心の変化や立ちはだかる壁、菜食生活や人づきあいのコツまで、ビーガン歴10年の著者が、自身の体験をもとにリアルに教える一冊。 健康的で美味なる食材がこんなにたくさん! 野菜 / 穀物 / 豆類 / 海藻 / 果物 / きのこ / ナッツ / シード類 ピザ・ブリトー・トルティーヤ生地 / パスタ / 春雨 / べーグル フランスパン / 豆腐 / 油揚げ / 厚揚げ / 高野豆腐 / 湯葉 麩 / 大豆ミート / テンペ / セイタン / 豆乳 / オーツミルク アーモンドミルク / 味噌 / 醬油 / 酢 / ケチャップ / 昆布だし 椎茸だし / 香辛料 / ベジタブル・インドカレーなど…… 「ビーガン=禁欲者」じゃない!──肩の力を抜いて、あなたも「ビーガン生活」をはじめてみては? [書籍情報] サイズ:130mm×188mm 製本:並製 ページ数:188ページ
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きらめく拍手の音 手で話す人々とともに生きる|イギル・ボラ
¥1,980
[版元サイトより引用] 手話は言語だ。 [コーダ]=音の聞こえないろう者の両親のもとに生まれた、聞こえる子(Children of Deaf Adults)の話。 映画監督、作家であり、才気溢れる“ストーリー・テラー”、イギル・ボラ。 「コーダ」である著者が、ろう者と聴者、二つの世界を行き来しながら生きる葛藤とよろこびを、巧みな筆致で綴る瑞々しいエッセイ。 家族と対話し、世界中を旅して、「私は何者か」と模索してきた道のり。 あらすじ 著者は、「手話」を母語とし、幼い頃から両親の通訳をまかされ、早くから社会と接することで、成熟していった。 21歳で自らが「コーダ」と呼ばれる存在だと知った彼女は、同じコーダの仲間と知り合い、彼らの声を集めて、「コーダ」がどんな存在かを見つめなおす。 ある時、ろう者の父とともに、ろう文化の天国であるアメリカを訪れ、「デフ・ワールド・エキスポ」、ろう者に開かれたギャローデット大学で新たな文化と出会った。 帰国後、聞こえない両親、聞こえる自分と弟からなる自身の家族をみつめたドキュメンタリー映画の製作を決意。インタビューを重ね、彼らと自分の葛藤を映像の力で伝えることに挑んだ。 私は、手で話し、愛し、悲しむ人たちの世界が特別なんだと思ってきた。正確に言うと、自分の父や母が誰より美しいと思っていた。 口の言葉の代わりに手の言葉を使うことが、唇の代わりに顔の表情を微妙に動かして手語を使うことが美しいと。しかし、誰もそれを「美しい」とは言わなかった。世間の人たちはむしろそれを「障害」あるいは「欠陥」と呼んだ。 (一章「私はコーダです」より) 推薦コメント 読みながら胸が痛かった。けれどもこの痛みは、コーダが迎える未来を新しく切り開くものでもあった。 あなたとわたしの異なりからもたらされる喜び、そして、悲しみは、文化の出会いそのものだ。 ―― 齋藤陽道(写真家) ろう者の両親のもとで育った起伏に富んだ人生を表現することばの深さ、そして広がり。 この本は、ろう者とろう文化への格好の道案内として読むことができるだろう。 ボラさんのことばと思考は彼女のストーリーテリングにいくつもの輪郭を与え、多重露出のようなきらめきを与える。 ―― 斉藤道雄(ジャーナリスト/「解説」より) [書籍情報] 著:イギル・ボラ 訳:矢澤浩子 解説:斉藤道雄 装画・装幀:鈴木千佳子 サイズ:130mm×188mm 製本:並製 ページ数:288ページ
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障害者ってだれのこと? 「わからない」からはじめよう|荒井裕樹
¥1,760
[版元サイトより引用] 「障害者」とはだれのことか。「障害」とはなにか。わかるようでわからない問題を、いろいろなアプローチでそもそも論から考えます。 本書の後半では、「障害者差別」についても考えてみました。この「差別」というものも、 まさに「簡単にわかろうとする」ことの方が怖い種類の問題です。だから、私がすべき仕事は、簡単に「わかったこと」にさせないようにしたり、「簡単にわかろう」とはさせないようにしたりすることかもしれません。 というわけで、「はじめに」でも書いたとおり、この本は読み終わった後「障害とはなにか」や「障害者とはだれのことか」が、読む前よりもわからなくなっている本を目指しました。なんとも不親切で意地悪な本かもしれません。なぜなら、本というのはふつう「なにかをわかるため」に読むものですから。 でも、私が心から望んでいるのは、「障害とはなにか」や「障害者とはだれのことか」 について、私と一緒に悩み、モヤモヤと考え続けてくれる人が少しでも増えてくれることなんです。 本書のサブタイトル「『わからない』から(・・)はじめよう」の「から」には、「理由」と「出発点」の両方の意味をこめました。同じような動機で、同じような場所から、私と一緒に歩いてくれる人がいたら、とてもうれしいです。(本書「おわりに」より) [書籍情報] サイズ:127mm×187mm ページ数:224ページ
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Harmony Letter 聴覚の多様性を探究するZINE
¥700
[版元サイト・インスタグラムより引用] 聴覚の多様性を探究するZINE『Harmony Letter』vol.2 コンテンツ ・「聞こえないママ」としての経験を描く、エッセイ漫画家 & イラストレーター うさささんへのインタビュー 漫画を描き始めた原動力/ 音が聞こえない世界/ デザインのキャリアが漫画にどう活きているか/ 聞こえない親と、聞こえる子ども。普段の会話の方法/ 自分らしい道を見つけるには ・コラム:聞こえのしくみ 難聴の種類を学ぶ 聞こえない世界で生きている方はもちろん、聞こえない世界に興味のある方にもぜひ手に取っていただきたい1冊です。 まえがきから抜粋 Harmony Letterは、生まれつき耳が聞こえず、両耳に人工内耳を装用している Yuuri と、言葉を手段に物事を伝えるコミュニケーションデザイン活動をしている Sakura が、心をこめて作っています。 ふたりの出会いは、2021 年、社会人 1 年目のときでした。偶然、近所に住んでいたふたり。「聴覚障害がある人の可能性を広げたい」という想いで活動していた Yuuriと、「中高生の未来の選択肢を増やすキャリア支援メールレター」をつくっていた Sakura の想いが重なり、意気投合しました。そして 2022 年 1 月、ZINE vol.1 を発行したことがはじまりです。vol.1 は今までに 30か所以上の聴覚特別支援学校、病院、難聴児の親の会などで配布してきました。 ふたりはしばらく、それぞれで活動を続けました。Yuuri はなんと、聴覚障害者と社会をつなぐプラットフォームを立ち上げることができました! Sakura は編集やコピーライティングの経験を積むうちに、想いを形にして伝えたい気持ちがふくらみ、Yuuri と再び ZINE をつくることに。 私たちと読者の方のあいだにハーモニーが生まれる場所になりますように。 [書籍情報] サイズ:143mm×211mm ページ数:8ページ 言語:日本語と英語
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ADHDじん 第一号
¥800
[版元サイトより引用] ADHDの当事者/グレーゾーンの人々によるエッセイやイラスト、対談などを収録しています。 ADHDじん第一号は第一号に加え別冊「対談 文章が書けない?それなら対談しよう!」と付録「人生いったりきたりすごろく」の3点セットとなっています。 収録内容 ADHDじん 別冊「対談 文章がかけない?それなら対談しよう!」 elif/Moche le Cendrillon/山もといとみ ADHDじん 付録 人生いったりきたりすごろく [書籍情報] 著:urano、elif、changmo、Moche le Cendrillon、山もといとみ 表紙イラスト:おさきまりこ サイズ:148mm×210mm ページ数:8ページ
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ADHDじん 第二号
¥800
[版元サイトより引用] フェミニストやクィアのADHDの当事者/グレーゾーンの人々があつまって、作っているADHDじん。第二号が登場。おまけペーパーが付いてきます。 収録内容 アメンボハウス観察日記 by浅田瑠衣、ちいちゃん、野々井 「ドラゴンズドリーム」「イヤ~なキブン」 by城ケ崎れいか ADHD as a Traumatic Experience by 紫月,one with the ADHD mom 台無し、ちょっといい話、何百回目かの決意しなおし by changmo 1Kの層序学 by タガヤエノ ADHDへの「悲」 by 貫入 [書籍情報] サイズ:148mm×210mm ページ数:32ページ
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さよなら、産後うつ 赤ちゃんを迎える家族のこころのこと|村上寛
¥1,760
[版元サイトより引用] 産後うつはすぐそばにある でも、家族みんなで「さよなら」できる 「妊娠、そして出産は、漠然と「幸せなこと」というイメージがあります。もちろんそれはとても大切なイメージです。しかしすべての妊産婦さんが、なんの屈託もなく幸せだと思うことができているわけではありません。そして幸せだと思えるからといって、つらさがないわけではありません。大切なことは妊産婦さんそれぞれの「本当の気持ち」に寄り添うことであり、「妊娠や出産は幸せなもの」というイメージを押し付けることではないのです――」(本文より) 産後うつになる妊産婦さんを、一人でも減らしたい―― 著者がその強い思いを妊娠中~育児中のお母さん、そしてお父さん、まわりで見守る家族たちに、丁寧に、丁寧に伝えていく。赤ちゃんとの暮らしで少しでも「つらいな」と思ったとき、あなたをやさしく包んでくれるような、新しい育児書のスタンダード。 目次 1 妊娠中のこころのこと 急な入院になったら 飲酒・喫煙、やめるのがつらい 二人目以降の妊娠 おなかの赤ちゃんを失うということ 妊産婦さんへかける言葉 コラム 長女の育児に関わらなかった私 2 出産後のこころのこと 赤ちゃんがかわいいと思えない 産休・育休と仕事 産後の「ガルガル期」、それ本当? 保育園問題、3歳児神話 SNSとどう付き合う? 赤ちゃんと離れてもいいんです とにかく眠れない コラム ”周産期のこころ”の最強チーム 3 夫婦のこころのこと 父親としての自覚 里帰り出産はするべき? 父親の育児休業 父親の産後うつ 妊娠をきっかけとした結婚 流産・死産を経験した父親のみなさんへ コラム 松本地域のみなさんとともに [書籍情報] サイズ:128mm×186mm 製本:並製 ページ数:192ページ
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らせんの日々 作家、福祉に出会う|安達茉莉子
¥1,980
[版元サイトより引用] 「福祉に従事することは、多かれ少なかれ、“らせん”のようなものである」 数十年に渡り福祉の道に従事してきたひとりの職員が、福祉と「支援」について書き残した一文である。 障害者支援や高齢者福祉など多様な分野の事業所を運営する社会福祉法人、南山城学園。そこで著者が出会ったのは、この社会がより生きやすいものになっていくためのヒントに溢れた、“最先端”の風景だった。 素朴だが、やさしく、やわらかい空間。 丁寧かつ創意工夫に満ちた、細やかな支援。 データをとり、その分析によって得られたエビデンスに基づいた取り組み。 日々の実践をふりかえって研究し、言葉にすることを重視する活動。 答えのない、複雑な事柄について話し合うことができる空気。 利用者の生きがいに寄り添い、そのひとの人生に思いを巡らせることのできる想像力。 支援しつづけるために支え合う、職員どうしのフラットな関係性。 ーーそれらの根底に流れ、職員全体に浸透する「人を大事にする」という意識。 自分を取り巻く暮らしを少しずつ変えていくことで幸福へと近づいていく自らの軌跡を描いたベストセラー『私の生活改善運動 THIS IS MY LFE』。その著者・安達茉莉子が次に描くのは、誰もが人間らしく生きることができる世界を目指す「福祉」の現場。上から見れば、堂々めぐりのように見え、横から眺めれば後退しているようにも見える。でも、踏み出した一歩によって、わずかに、高みへと上がっている。そんな“らせん”のような日々を、福祉の現場ではたらく職員の語りを通して描いたエッセイ。 [書籍情報] サイズ:110mm×182mm ページ数:224ページ
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がっこうはじごく|堀静香
¥1,760
[版元サイトより引用] 学校って変な場所だよね 生徒はつまらない校則を守る。教員はつまらない装いをする。お互いが茶番劇であることを承知のうえで、多くの教室はそうやって均されている。 学校ぎらいだった大人と、学校ぎらいの子どものためのエッセイ集ーー。 目次 あなたの話 とびきりのくだらなさで とても気楽で ひらかれている 名前がある 安心できてつまらない ちいさな箱 いまここで ふたりの幽霊 たったひとりに 問い直す 先生じゃない 雑談なんて 止まり木から 学校という引力 口が悪い だれとしてそこにいるのか とりどりのコートと赤い耳 春の匂いがわからない あとがき [書籍情報] サイズ:128mm×188mm ページ数:184ページ
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誰のためのアクセシビリティ? 障害のある人の経験と文化から考える|田中みゆき
¥2,200
[版元サイトより引用] スロープや字幕を付ければ終わりではない。 アクセシビリティの先には、生々しい身体を持った人間がいる。 映画を観る、ゲームをする、アートを鑑賞する。 そのために、チケットを買う、座席を選ぶ、会場に行く。 多くの人が日常的にしていることを、マジョリティとは異なる身体を持つというだけで同じように楽しめない人たちがいる。 コンテンツを作るとき、情報を発信するとき、イベントを催すとき。 わたしたちは、自分と異なる身体と感覚を持つ人のニーズをどのくらい想像しているだろう? そもそも人が「体験する」とは、どういうことだろう? アクセシビリティについて考えることは、“当たり前”を問い直すこと。 『ルール?展』や『音で観るダンス』など、常識をくつがえすプロジェクトを生み出し、アクセシビリティを研究してきた著者が、障害のある人と対話・実験しながら書き上げた初のエッセイ! 障害のある人13人との対話・鑑賞ワークショップ・座談会の様子も記録。 「バリアフリー」や「インクルーシブ」からこぼれ落ちる声を聞き、AIなどのテクノロジーにも領域を広げて考える。 今の時代、どんな仕事、どんな表現をしている人も無関係ではいられない。 アクセシビリティの必要性と可能性、それを考えることの面白さも伝える著者ならではの人文エッセイ。 2024年度から改正障害者差別解消法の施行により、民間事業者も義務化となった「合理的配慮」。 何から始めよう?と考えている人も、はじめの一歩になる必読の本! “アクセシビリティは、社会のあらゆる場所が連携しながら、つくる人と使う人が一緒に更新していく、終わりのないプロセスなのだ。”(本文より) ※視覚障害、読字障害、上肢障害などの理由で紙の書籍を読むことが難しい方には、書籍をご購入されたご本人の私的利用に限り、テキストデータを提供しております。 書店やオンライン書店で本書をご購入いただいた方で、テキストデータをご所望の場合は、下記までお申し込みください。 メールアドレス:[email protected] 電話:03-3401-1042 [書籍情報] サイズ:128mm×188mm 製本:並製 ページ数:304ページ
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わたしはわたし。あなたじゃない。 10代の心を守る境界線「バウンダリー」の引き方|鴻巣麻里香
¥1,980
[版元サイトより引用] 友だち、親、先生、SNSが…毎日しんどい。 本当は嫌なのにNOと言えない。そんな人間関係に悩むあなたへ。 モヤモヤの正体は、「バウンダリー」にある!? 本書は、中高生の困りごとに向き合うスクールソーシャルワーカーの鴻巣麻里香さんが、10代が抱えている人間関係の悩みやしんどさについて、「バウンダリー」を糸口に対処法を見つけ出し、助けになる知識と作戦を伝える本です。 バウンダリーとは、「わたしはわたし、あなたはあなた」という、自分と相手の間に引く境界線のこと。 たとえ家族でも、友達でも、教師でも、恋人でも、バウンダリーを踏みこえるのはNGです。 お互いの心地よい距離感を見つけて、ちょうどよく線を引けたらラクになるはず。 もくじより PART 1 友だち篇 苦手な子を誘う・誘わない どう決める? 男子同士のノリとか恋バナがしんどい 親友の秘密を話してしまったら PART 2 家族篇 ママってなんでも知りたがる! 私の夢、私の進路。どうして応援してくれないの? まさかの妊娠。私はどうしたいんだろう? PART 3 学校篇 誰とでも仲良くしなきゃだめ? おかしな校則にNOと叫びたい! やりたいことがあるのに。先生に進路を反対された PART 4 恋愛関係篇 胸キュンしぐさ、無理すぎる… NOと言ってしまった。彼を傷つけたかな? 「愛しているから」だと思っていました PART 5 SNS篇 我が家のスマホルール、厳しすぎ… グループLINEの通知に困った! 俺のプライバシー、どこいった? ●各話には、中高生向けのアドバイス+10代のそばにいる大人(保護者・教師)向けの解説付き ●10代向け性教育WEBメディア「セイシル」ご協力のもと、「デートDVチェッカー」を掲載 ●巻末には「しんどいとき、困ったときの相談先」リスト&相談のポイントも! ●対象は中学生〜大人まで(中1の漢字習熟度に合わせたフリガナ付き) 今、10代をとりまく環境には問題がこんなに…! 同調圧力/「みんな仲良く」の呪い/有害な男らしさ/アウティング 毒親/進路相談/ブラック校則/性的同意/デートDV/スマホルール etc 15のリアルな事例を物語のように読み、共感しながら、 「人権」・「同意」・「バウンダリー」の大切さを知れる一冊。 子どもたちの「好き」「やりたい」「今・ここ」を尊重するために。 大人もアップデート必須!コミュニケーションの新しい教科書。 ※視覚障害、読字障害、上肢障害などの理由で紙の書籍を読むことが難しい方には、書籍をご購入されたご本人の私的利用に限り、テキストデータを提供しております。 書店やオンライン書店で本書をご購入いただいた方で、テキストデータをご所望の場合は、下記までお申し込みください。 メールアドレス:[email protected] 電話:03-3401-1042 [書籍情報] サイズ:128mm×188mm 製本:並製 ページ数:296ページ ※中学1年生の漢字習熟度に合わせたフリガナ付き
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10代で知っておきたい「同意」の話 YES、NOを自分で決める12のヒント
¥1,815
[版元サイトより引用] 「NOじゃないならYES?」「相手の本当の答えを知るにはどうすればいい?」……同意は性の話に限らない。人間関係を築く上で欠かせない同意のイロハを親しみやすく、身近な例で紐解く。 [書籍情報] 著:ジャスティン・ハンコック イラスト:ヒューシャ・マクアリー 訳:芹澤恵、高里ひろ サイズ:128mm×188mm ページ数:160ページ