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ギフトラッピング
¥440
希望されるラッピングの個数分をカートにお入れください。 複数の商品をご注文の場合で、2つ以上に分けてラッピングをご希望の場合は、組み合わせの詳細をご注文時の備考欄にご記入ください。 ラッピングに使用するのは、インドの伝統民族衣装などをリサイクルし、フェアトレードNGO「SASHA(サシャ)」の作り手によって縫い合わせられた布袋です。色・柄はランダムです。
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〈パレスチナ寄付〉Donation for Palestine
¥300
イスラエルによるパレスチナへの入植と虐殺行為は今もなお、処罰されるどころかアメリカをはじめとする欧米の先進国によってバックアップされています。 わたしたちはパレスチナ解放のためにできるアクションを続けながらも、今日を生きるための寄付金を現地へ届けたいと考えています。 オンラインショップでお買い物いただく際、こちらの商品を一緒にカートに入れていただくことで、パレスチナへ寄付することができます。 最低金額300円から、寄付にご協力いただける金額分をカートにお入れください。(たとえば、2点で600円、3点で900円になります。) 店頭の募金箱へ入れていただいた寄付金や、寄付につながる商品の売上などとあわせて、パレスチナ現地で暮らす人たちへ送金します。 300円につき1枚、パレスチナに関するメッセージが入った布パッチまたはステッカーをお届けします。
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外来種がいなくなったらどうなるの? SF思考で環境問題を考える
¥2,090
[版元サイトより引用] 外来種問題を知るための入口となる一冊。 外来種がいきなり消えたら混乱が起きる? 逆にいきなり倍増したら社会はどう変わる? 様々な「もしも」の世界を設定することで、簡単に答えがでない外来種問題を、いろいろな角度から考えてみよう。 SF思考研究者と気鋭の科学技術コミュニケーターたちが制作! 保全生態学者の五箇公一さん、SF作家の林譲治さんが推薦! 外来種問題を考える6つのもしも もしも北大からアライグマがいなくなったら? もしも日本から外来種がいなくなったら? もしも北海道の外来種が倍増したら? もしも外来種防除が超儲かる仕事になったら? もしも在来種あわれみの令が出たら? もしも外来種問題をSFとして描けたら? ちょこっと解説&クイズ&コラム 北海道で実施されている外来種防除 特定外来生物はどれ? 外来種防除で使われる道具 どのような外来種がどこにいるのか これって外来生物? セイヨウミツバチの産業利用 動物の個体数の推移 外来種が生態系に与える影響 防除しながら経済を回す? ─産業管理外来種─ 外来種とその防除に関する法律 ペットの違法放出について 外来種と在来種の遺伝子交雑について 生態系サービスとは何か 在来種の課題 在来種? 外来種? 再導入の場合 ペットとしてのネコ、外来種としてのネコ 防除現場インタビュー 北海道大学札幌キャンパス 鹿追町役場 NPO法人EnVision環境保全事務所 [書籍情報] 編著:宮本道人、古澤正三 監修:北海道大学CoSTEP 著:岩田健太郎、佐藤柊介、竹村昌江、中山小夏、西野沙織、福島彩夏 協力:慶應義塾大学サイエンスフィクション研究開発・実装センター 装画・装幀・DTP:吉池康二(アトズ) 校正:円水社 印刷・製本:株式会社シナノ サイズ:148mm×210mm ページ数:196ページ
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その〈男らしさ〉はどこからきたの? 広告で読み解く「デキる男」の現在地|小林美香
¥990
SOLD OUT
[版元サイトより引用] 「24時間戦えますか」から「おじさんの詰め合わせ」まで 栄養ドリンク、缶コーヒー、スーツ、下着、メンズ美容、ホスト看板、選挙ポスター…… CM・ポスターに刷り込まれた“理想の男性”の虚像を暴く! 缶コーヒー広告のスーツ姿と背景の高層ビル群、「出世」や「モテ」と結びつけられるヒゲ脱毛、決まって命令口調で真正面から睨みつける本田圭佑。 その〈男らしさ〉のイメージはどこからきて、男性のみならず見る者の価値観に影響を与えてきたのか。 スーツ/大股/集団/腹筋/白人男性/お笑い芸人/生涯現役…… 街中の広告に潜む、これまで「なかったこと」にされてきた男性表象の問題点を炙り出す。 目次 序章 「男らしさ」の広告観察 第1章 ドリンク広告と働く男 ――栄養ドリンク、コーヒー、ビールの広告史 ・リポビタンDの車内広告は何が問題だったのか ・「24時間戦えますか」バブル時代の栄養ドリンク広告 ・「違いがわかる男」のためのコーヒー ・ビールかけという究極のホモソ儀式 ・「男は黙ってサッポロビール」が描き出した「男らしさ」 ・コロナ禍で起きた「男らしさ」表現の変化 ……ほか 第2章 スーツとパンツ ――装いが作る身体の価値 ・「背景高層ビルおじさん」はどこへ向かうのか ・スーツ文化の墓場としての《Cut Suits》 ・褌(ふんどし)を締めることの精神性 ・カルバン・クラインと腹筋の商品価値 ・細マッチョのK-POPスターが示す新しい「男らしさ」 ・アバクロの栄枯盛衰 ……ほか 第3章 自己鍛錬としてのメンズ美容 ――「崇拝」と「推し活」の視線 ・能力主義と結びつく男性の「ケア」 ・「大谷翔平崇拝」を分析する ・推し活を取り込むマーケティング ・男性脱毛広告4つのパターン ・本田圭佑に命令されたい男たち ・これからの男性のケアの可能性 ……ほか 第4章 「デキる男」を目指すのは何のため? ――能力主義と「報酬」としての女性 ・「男磨き界隈」を考える ・英語圏を支配する男性中心カルチャー「マノスフィア」 ・「オタ恋」プロモーションへの違和感 ・クリニック広告とホストクラブ看板の共通点 ・再生産される「バーキン買うなら豊胸しろ」系広告 ・性感染症予防ポスターに潜むミソジニー ……ほか 第5章 選挙ポスターに見るジェンダー表現 ――「おじさんの詰め合わせ」から脱却するために ・「おじさんの詰め合わせ」発言が引き起こしたハレーション ・遍在する「男の詰め合わせ」と家父長制政治 ・日本維新の会が流行らせた「断言口調」と「太ゴシック斜体文字」 ・SNS時代の選挙ポスター ・政治家に求められる「男らしさ/女らしさ」 ・「(国名)election poster」で画像検索してみたら ……ほか 第6章 その〈男らしさ〉はどこへいくの? ――これからの教育と医療と男性性 1 田中めぐみさんに訊く、男子校でのジェンダー平等教育の実践と課題 ・広告・メディアが中高生に刷り込む能力主義 ・もっと男性同士の「おしゃべり」が必要だ 2 堀川修平さんに訊く、性教育史研究から捉える「男らしさ」 ・大学で「男性」としてジェンダー講義をするということ ・「弱者男性」を自認する学生との向きあい方 3 池袋真さんに訊く、多様なジェンダーを生きる人に伴走する医療とケア ・接近するジェンダー医療と美容医療 ・医療業界の「男らしさ/女らしさ」規範 ……ほか [書籍情報] サイズ:107mm×182mm ページ数:280ページ
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それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること|安田菜津紀
¥1,980
[版元サイトより引用] ともに生きるってなんだろう? 難民、紛争などの取材・発信を続けるフォトジャーナリスト安田菜津紀が、日本の入管政策に翻弄されてきた、外国にルーツのある4人を取材。一人ひとりの生きた道のりをたどることで、彼らがどんな困難に直面してきたかを、子どもにも伝わるよう平易なことばでまとめました。 あちらこちらで「多様性の尊重」がいわれているのに、そこから排除される人たちがいるのはなぜだろう。共に生きるってなんだろう。そんな対話のきっかけになることを願って――。 文筆家でイラストレーターの金井真紀によるカラーイラスト多数。入管法や難民の人たちをもっと知るためのQ&Aや、金井による「難民・移民フェス」についてのエッセイも収載。私たちに何ができるのかを考えます。 目次 はじめに 01 在留資格がないと、公園のなかの川がわたれない? リアナさんのお話 3つのことばがとびかう家族/いなくなってしまったお父さん/とつぜんはじまった「自由に移動ができない」くらし/「働いてはダメ」で苦しくなった生活/「とにかく帰れ」という法律になってしまう?/リアナさんの夢と、その3つの理由/ついに変わってしまった法律 02「日本の子どもたちに英語を教えたい」と夢見ていたのに ウィシュマさんのお話 のびのびと育った三姉妹/日本の子どもたちに英語を教えてみたい/とぎれてしまった家族への連絡/スリランカに帰れず、つづいた収容/ようやく見つけた、外に出る希望/点滴もされず、入院もできず……/とつぜんの知らせと母の悲しみ/悲しい再会/真相を知りたい家族の前に立ちはだかるもの 03 命の危険からのがれてきたのに アハメットさんのお話 自然にかこまれた農村のくらし/禁止されていた民族のことば/こっそり祝ったクルドの正月/安全な場所をもとめて、日本へ/どうして日本は自分たちを守ってくれないの?/ふたたび、ひきさかれた家族/ニュージーランドでむかえた新しい生活 04 外国人の「管理」「監視」はいつからはじまったの? 石日分さんのお話 多様な人びとがくらす桜本のハルモニたち/「キムチくさい」と言われつづけた子ども時代/母のふるさとに帰ろうとしたものの……/一方的に「日本人」「外国人」にされた在日コリアンたち 05 新しい法律のなにが問題? ほんとうに必要なしくみとは? 入管法のお話 06 いっしょに遊ぼう、ほしい未来をつくろう 難民・移民フェスのお話 おわりに 謝辞 もっと知りたいQ&A [書籍情報] 著 安田菜津紀、絵・文 金井真紀 サイズ:130mm×188mm 製本:並製 ページ数:184ページ
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とびこえる教室 フェミニズムと出会った僕が子どもたちと考えた「ふつう」|星野俊樹
¥1,870
[版元サイトより引用] 「ふつうって何だろう。」私はこれまで幾度となく、この言葉を心の中でつぶやいてきました。子どもの頃、スポーツが苦手で、女の子とおしゃべりをしたり、交換日記を書いたりするのが好きだった私。初恋の相手は男の子で、いわゆる「男子ノリ」にもなじめませんでした。そんな私に投げかけられたのは、「男の子ならふつうは〜」という言葉。大人になっても、「社会人の男ならふつうは〜」という声に息苦しさを感じます。 「ふつう」からこぼれ落ちる人たちの姿を見つめ、問いかけたいと思い、私は教師になりました。今では「ジェンダー」や「多様性」という言葉が広まったように見えますが、日本のジェンダーギャップは依然深刻です。学校でも、「異性愛が当たり前」「男らしさ・女らしさに従うべき」といった空気は根強く残っています。 本書では、「ふつう」とは何かを問い直しながら、子どもたちが自分らしく生きるために、教師として何ができるのかを考えていきます。 目次 はじめに 「ふつう」アレルギーの教師 私の人生と実践 第1章 男らしさに苦しんだ子ども時代 私はこんな家で育った 受験に失敗して入った私立小学校 先生に殴られないから「女子はずるい」 突如、暴力教師に変貌した塾の先生たち 父という暴君が支配する家 星野家を支える歯車の一つとして 「俺」という一人称が使えなかった僕の初恋 男社会のノリに過剰適応した中高時代 「男らしさ」を勘違いしていた男子高校生たち ジェンダー規範にとらわれない「虫愛づる姫君」を教えてくれた毛利先生 高校卒業時には自己責任論者に 第2章 学問と出会い、世界の見え方が変わる 大学に入って 学問と出会う はじめてのカムアウト 両親へのカムアウト 父に連れていかれたトランスジェンダー外来 大学で出会ったやさしい男たち—「クズィーズ」との出会い 「クズィーズ」のみんなと築いた友情 誰もが自分を語ることで楽になれるはず コラム「赦し」でもなく、「告発」でもなく 第3章 学校で壊れた私が自分の声を取り戻すまで 出版社を退職し教員をめざした理由 「こんなことをするために教師になったのか……」 休職中に感じた自分の「弱者性」への嫌悪 本を通じて服従の構造に気づく フェミニズムとの出会いで感情を言語化しはじめる 6ヶ月かけて書いた父への手紙 コラム 男らしさって悪いもの?—竹野内豊とドゥカティと僕 第4章 私の教育実践—「生と性の授業」 私を救ってくれたフェミニズム フェミニズムに目覚めた私が最初に取り組んだ「生と性の授業」 「女子力」という言葉をきっかけにジェンダーについて学ぶ 学びのタイミングは必然性を伴いやってくる 保護者に「生と性の授業」のねらいをどう説明したか 保護者の否定的な感想で実践から逃げたくなる 私に実践を決意させた壁の落書き セクシュアリティについて子どもたちにどう教えたか 子どもたちと「ふつう」について考える 卒業式の慣習を変えた子どもたち 「聞く非当事者」から「語る主体」へ変わった子どもたち 教育とは時間を必要とする営み 「生と性の授業」が子どもたちに教えてくれたこと 自分の人生の主導権を他人に渡すな 応えたのは誰のまなざしか—子どもの声を代償にして 承認されたい男、報われない教師 3つの形のトーンポリシング 「複合型トーンポリシング」を子どもたちにした私 ケアの不在と報われなさのゆくえ とびこえるダイアローグ① 毛利いずみ×星野俊樹 第5章 「自分らしさの教育」から一歩先へ 点から線を意識した実践へ 子どもも親も苦しい クラスに「男らしい文化」が蔓延して起きたこと 私がしてしまった暴力的な指導 「受容的なスタンス」の問題点 教室で再生産される性別役割分担 保護者からの反応 教師たちのジェンダーブラインドな反応 柔らかい声をエンパワーすること 「男らしさにとらわれた」男子たちの背景 暴力は構造から立ち現れる 子どもの文化に関心を持つこと 「だいじょうぶ?」で加害的な男子の心をほぐす コラム 秩序とは何か—「自由」と「抑圧」という二項対立をこえて 第6章 私の教育実践、私の物語 セクシュアリティを明かす葛藤 私には物語がいつも必要だった コラム 「性別にとらわれない」と「あえて性別にこだわる」の間で 第7章 語りが祈りになるとき ある男子中学生とのやりとり 語りを当事者に押しつけないために 傷つきと特権のはざまで、語り続けること 語れなかったことを語るために とびこえるダイアローグ② 前川直哉×星野俊樹 おわりに 母の刺繍、父の写真 謝辞 参考文献リスト [書籍情報] サイズ:127mm×188mm ページ数:252ページ
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シモーヌ 2025年夏号
¥1,980
SOLD OUT
[版元サイトより引用] シモーヌ・ド・ボーヴォワールの『第二の性』出版から70年後の2019年、「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」から一歩先を目指すために現代書館から創刊した『シモーヌ』が、分断と孤立を越えるコレクティブなフェミニストマガジンとしてサッフォーからリニューアル刊行! 目次 [特集1]食とジェンダー Miyabi Starr 〔漫画〕反響板をうちうちてートランスジェンダー男性主人公プロジェクトー 小林美香×中村佳太×山田亜紀子 〔鼎談〕広告から考える嗜好品とジェンダー 児玉美月 女たちの人生をより深く味わうための「食」表象 中村桃子 「女を食べる」に潜む性暴力の正当化:ことばがつくるセクシュアリティ 栗田隆子 病と食:自己責任と外見、あるいは健康 真鍋祐子 韓国弾劾デモにみる《縁食》の風景:広場で分かちあう「おむすび」の意味をめぐって 保井啓志 ジェンダー視点から見たイスラエルの「ヴィーガン・ナショナリズム」:肉食/菜食とユダヤ人の男性性 [特集2]フェミニストが知っておきたいセックスワーカー運動 青山薫 フェミニストだから主張する、セックスワークを「まともな仕事」に。 セックスワーク・アクティヴィストってどんな人?:SWASH代表げいまきまきさんインタビュー 聞き手・菊地夏野 ESWA(ヨーロッパセックスワーカー権利同盟)/firda people[ 訳] セックスワーカーのためのフェミニスト: 私たちのマニフェスト 菊地夏野+イムジョンファ 韓国におけるセックスワーカー運動の現在:スカーレットチャチャインタビュー イムジョンファ 〔解説〕韓国の「性売買特別法」の影響と運動 女工團結生産線&台北市公娼自救會 公娼制廃止に関するQ&A 〔資料〕売春防止法をめぐる抵抗 戸谷知尋 キャロル・リーに捧ぐ:「セックスワーク」に込められた政治的意味 [論文] キャリー・ハミルトン/山﨑燈里〔訳〕 セックス、労働、肉食:ヴィーガニズムというフェミニストの政治学 [連載] ヨヨミ ヘルシー♡メルシー 第1回 ドレヤ・クラーク MUSIC SPOTLIGHT VOL.1 SWASHのSLUTS GO EVERYWHERE Vol.1 yonie yonieの日記 EP.1 江戸川ズル ズルちゃんののりこえめし その1 We are HERE. We are EVERYWHERE. ① げいまきまきのワイルド・サイドを歩け! 第1回 [書籍情報] サイズ:148mm×210mm ページ数:160ページ
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デザインはみんなのもの
¥1,650
[版元サイトより引用] どうしてデザイン賞の審査員や受賞者は男性ばかりなの? どうして欧米でデザインを学んだことがステータスになるの? どうしてスマートフォンは女性の手には大きすぎるの? スイスを拠点にするグローバルなフェミニスト・コミュニティ「Futuress」が掲載してきた、「フェミニズム × デザイン」の視点で身近なデザインの、わたしたちの社会の当たり前を問い直す5本のエッセイを収録。トルコ、ノルウェー、アメリカ、インド、パレスチナ。世界のフェミニストたちから届いた、希望と連帯のストーリー。 ◉おばあちゃんはサイボーグじゃない ムスリムでトルコ人の著者は、身長150cmの小柄な祖母をもつ。おばあちゃんが暮らしにくい環境をつくったのは誰? スマホから医療用マスクまで、身の回りのプロダクトデザインを振り返り、そこに隠れたバイアスを読み解く。 ◉綴じられなかった正典 男性中心のデザイン業界に、シンプルが“良い”とされるデザイン規範。ノルウェーの状況は、まるで日本の写し鏡のようだ。記されてこなかった過去を振り返ることから、あるべき「未来の歴史」を考える。 ◉同時に、同じ夢を見ること 中国系アメリカ人でクィアの著者が綴る、アメリカでアジア人として生きること。日常的なニュースやカルチャーに見る、さまざまな差別と偏見。アジア系の人々の運動の歴史に学ぶ、夢を見ること、連帯することの可能性。 ◉カーストとデザイン ヒンドゥー教に基づく身分制度が残るインドでは、上位階級の人だけがデザインを担っている。恵まれた人々だけがデザインの仕事を担うことの危険性と、染みついた規範に挑むデジタル世代の闘い。 ◉パステルカラーの暴力 日本のアニメやキャラクターに見られるカワイイカルチャーには、女性を客体化し、現実で起きている暴力から目を背けさせてしまう負の側面がある。SNS上で、そして戦場で生まれている、カワイイの闇を検証する。 Futuress|フューチャーレス Futuressは、スイス・バーゼルを拠点とする〈デザイン・フェミニズム・政治〉のためのオンラインプラットフォーム。小島 澪とマヤ・オウバーが共同ディレクターを務め、出版プラットフォーム兼ラーニングコミュニティとして、デザインについて学ぶ場をつくり、デザインに関する幅広い議論を行っていくことを目指している。定期的にイヴェントや研究ワークショップを開催し、世界中に広がるコミュニティメンバーの問題意識から生まれたストーリーを公開している。 futuress.org IG: @futuress_org 井上麻那巳|Manami Inoue ジェンダーイコールな社会を目指してデザインができることを探究するデザイナー・アートディレクター。ミスフィッツのストーリーを伝えるTroublemakers Publishing共同代表。言葉とストーリーを大切にし、著者やブランドの思考や想いをヴィジュアルに翻訳することに焦点を当てている。2024年に出版スタジオTroublemakers Publishingを設立し、同年にインディペンデントマガジン『Troublemakers』を創刊。 manamiinoue.com IG: @mnm_inue [書籍情報] 著:Futuress 翻訳・デザイン:井上麻那巳 編集:宮本裕人 サイズ:102mm×162mm ページ数:96ページ 言語:日本語と英語
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複業ZINE
¥1,100
[版元サイトより引用] 終身雇用は崩壊、非正規職が増大し、年金は当てにならず、いまや「死ぬまで働く」が当たり前。先行き不安な社会情勢が続く中、本業のかたわらにする副業ではなく、いろいろな仕事を並行して行う「複業」を選ぶ人が増えている。やりたいことだけでは生活できない/できることを増やすために/持続できる働き方を模索してetc. 15人の複業から浮かび上がってくる、仕事の現在、社会の姿。gasi editorial第8弾! 目次 今はどうにかなっているけど 小沼理 あなたの複業おしえてください フリーランスフォトグラファー×ライフワークの撮影や活動×アルバイト hikita chisato 僧侶×非常勤講師×マーケティングの業務委託 鵜飼ヨシキ 介護職×イラスト制作や在宅ワーク×フリマアプリ出品 ゆか 編集者、ライター×古物商×夜間救急受付 浅見旬 出張保育×お弁当販売×アート・デザイン活動 森梨絵 作家アシスタント×フリーライター、編集者 岡田有紀 ブランド・店舗運営×図書館カウンター×清掃×テニスコートの整備 高橋 翼 ライター×ベビーシッター×ペットシッター×うさぎ専門店のバイト 長田杏奈 ライター×コミュニティマネージャー×ラジオパーソナリティー×イベントMC×カメラマン×ハウスマスター×一日カフェ店員など 平野 蒼 空調メンテナンス会社×アーティスト×書籍の蒐集家 匿名 会社員×韓国語通訳・翻訳・コーディネート Mikhopper コンサルティング事業×訪問介護事業 吉田貫太郎 本屋×町議会議員×田畑×執筆 モリテツヤ 複業は高みを目指さず―アマチュア主義でやっていく 山本佳奈子 [書籍情報] 編:gasi editorial 構成:浪花朱音 デザイン:和田拓海 サイズ:128mm×182mm 製本:並製 ページ数:62ページ
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お寺に嫁いだ私がフェミニズムに出会って考えたこと|森山りんこ
¥1,980
[版元サイトより引用] 「救い」は仏様でなくフェミニズムがくれた 「お寺のおくさん」は献身して当たり前? お坊さんと結婚して飛び込んだ仏教界は違和感だらけ。モヤモヤの日々に救いをくれたのは仏様よりもフェミニズムだった。日本のお寺の持続可能性を問いかける当事者エッセイ。 目次 1章 私が「お寺のおくさん」になるまで Before 寺/「結婚」が始まる/二人の、ではなく寺の結婚式/何を着たものか……/信仰心は誰のもの?/お寺での日常/自分の職業がわからない/心のバランスが崩れてしまった/お寺の運営講座を受けてみた 2章 「私」に帰る モヤモヤの正体/家のふりをした宗教組織/私が失っていたもの/「お寺のおくさん」 への日々/二度目のグリーフケア/前進/お寺のブログ/語学で広がった世界/「ただの私」になると決めた 3章 フェミニズムが教えてくれたこと ジェンダーギャップ指数なるものを知ってしまった/フェミニズムと私/答え合わせ/母のこと/寺での子育て/「お母さんの請求書」/妻は無能力者?/妻たちをこれ以上利用するな 特別対談 仏教界のジェンダー平等とお寺のこれから 西永亜紀子 × 森山りんこ [書籍情報] サイズ:125mm×188mm 製本:並製 ページ数:176ページ
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かわいいピンクの竜になる|川野芽生
¥2,090
[版元サイトより引用] ロリィタ、お姫様、妖精のドレス、少年装、幻獣のような髪、メイク…… 世界と人間に絶望した著者が、ロリィタと出会い「自分らしく装う」ことに目覚めて、本来の姿を取り戻すまで。 気鋭の歌人・小説家、川野芽生が「装いと解放」を綴る、初のエッセイ集。 それほどにその服は私に——私の姿かたちだけでなく、私の精神に——しっくりと馴染んでいた。 あるべき世界では、私はずっとこんな服を着て生きてきたに違いない。間違ったこの世界で、それでも私はようやく、自分の羽衣を取り戻した。 「#1 少女は従わない」より [書籍情報] サイズ:128mm×188mm 製本:並製 ページ数:256ページ
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「能力」の生きづらさをほぐす|勅使川原真衣
¥2,200
SOLD OUT
[版元サイトより引用] 生きる力、リーダーシップ力、コミュ力… ◯◯力が、私たちを苦しめる。 組織の専門家が命をかけて探究した、他者と生きる知恵。 前職では「使えない」私が、現職では「優秀」に。 それって、本当に私の「能力」なの? 移ろいがちな他人の評価が、生きづらさを生み出す能力社会。 ガン闘病中の著者が、そのカラクリを教育社会学と組織開発の視点でときほぐし、他者とより良く生きるあり方を模索する。 職場や学校、家庭で抱えるモヤモヤをなかったことにしたくないすべての人へ 「行きすぎた能力社会じゃ、幼い子どもを残して死にきれない!」 ガン闘病中の著者が贈る、まさかのストーリー。 ――ときは、2037年。急降下した上司の評価で病める息子を救うため、死んだはずの母さんがやってきた!? 「人事部が客観性の根拠として、人材開発業界を頼っているわけだね。 ふむ、とすると、『能力』なんて幻とかなんとかうそぶきながら、それを飯のタネにしてきたのは、やはり母さん、あなたのいた業界じゃないか。」(本文より) 執筆に伴走した、磯野真穂さん(人類学者)も言葉を寄せる。 目次 はじめに プロローグ 母さん、僕は仕事のできない、能力のないやつですか? 第1話 能力の乱高下 第2話 能力の化けの皮剝がし―教育社会学ことはじめ 第3話 不穏な「求める能力」―尖るのを止めた大学 第4話 能力の泥沼―誰も知らない本当の私 第5話 求ム、能力屋さん―人材開発業界の価値 第6話 爆売れ・リーダーシップ―「能力」が売れるカラクリ① 第7話 止まらぬ進化と深化―「能力」が売れるカラクリ② 第8話 問題はあなたのメンタル―能力開発の行き着く先 第9話 葛藤をなくさない―母から子へ エピローグ 母さん、ふつうでない私は幸せになれますか? 伴走者からの言葉 磯野真穂 おわりに [書籍情報] サイズ:128mm×188mm 製本:並製 ページ数:264ページ
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あなたのルーツを教えて下さい|安田菜津紀
¥1,980
[版元サイトより引用] 入管問題、ヘイトデモ……日本社会に存在する「分断」や、共に生きる人々の「ルーツ」に焦点をあてた15の対話 フォトジャーナリスト・安田菜津紀が一人ひとりのアイデンティティと向き合い、それぞれのルーツについてたどった渾身のルポ。 朝日新聞社の言論サイト「論座」にて連載中のエピソードから書籍化。今もなお取材を続ける中で、今回、あらたに書き下ろしを2本収録。2021年3月、名古屋入管内で亡くなったスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん。なぜ彼女は命を奪われなければならなかったのか。彼女が生きてきた証をたどるために故郷スリランカでの取材を敢行。さらに、ヘイトに抗い、「ともに」を掲げ続けてきた川崎・桜本にある「ふれあい館」の取材から、差別について問う。 異なる「ルーツ」を持つ人たちが、どう同じ場を分かち合っていくのか。その模索のはじまりは、人との手触りのある対話です。コロナ禍で、人が集ったり、たわいもない会話を楽しんだりするひと時はぐっと減ってはいるものの、それに近い感覚を、どうメディアを通して築いていくことができるのか、ずっと考え、一冊の本を編むことを思い立ちました。 「なぜ、父は自身の「ルーツ」を隠してきたのか?」より 目次 なぜ、父は自身の「ルーツ」を隠してきたのか? ベトナムから一人、木造船で海へ/南雅和 ロヒンギャとしてのルーツを隠し生きた日々の先に/カディザ・ベゴム 日本でもドイツでも、自分の存在は「他者」だった /牧野アンドレ 「なんでガイジンが」と言われても続けた寿司修行/マウン・ラ・シュイ 「自分は何人か」から始まった、朝鮮半島ルーツの人々を訪ねる旅/ちゃんへん. 自ら選んだ「名乗り」、「違い」という宝/中村一成 なぜ、「ともに」を目指し続けるのか? 川崎、桜本を歩く ラップという、暴力ではない表現を得て/ジュニオール・ヘスス カメルーンから日本へ、絵を通して人とつながった原点/星野ルネ 堂々と私でいられる場所をニホン語の中につくる/温又柔 8歳まで「無国籍」、伝えたかった「ママの人生は間違ってなかった」/三木幸美 二つの国の「ジャーナリズム」に触れて/房満満 いつの日かジャスミンの香る故郷シリアへ/ガムラ・リファイ なぜ、その命は奪われたのか? ウィシュマさんの生きた軌跡をたどって おわりに 取材を振り返って 主要参考文献 [書籍情報] サイズ:128mm×188mm 製本:並製 ページ数:320ページ
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半分姉弟(1)|藤見よいこ
¥880
[版元サイトより引用] もう二度と、私はわたしを手放さない。 「ハーフ」と呼ばれる人々の日常と、溢れる感情を鮮やかに描いた〈わかりあえなさ〉と手を繋ぐ群像劇! あらすじ 「姉ちゃん、俺、改名したけん。」 フランス人の父と日本人の母を持つ〈米山和美マンダンダ〉は、弟から突然の告白を受ける。 生まれ育ったはずの日本で「異物」と見なされても、笑って流していたけれど…。 アイデンティティに揺れるすべての人へおくる、共生を模索する希望の物語。 [書籍情報] サイズ:128mm×182mm ページ数:192ページ
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「ハーフ」ってなんだろう? あなたと考えたいイメージと現実|下地ローレンス吉孝
¥1,760
[版元サイトより引用] 「ハーフ」などの言葉は浸透しているが、現実には一人一人が様々な経験をしている。社会構造やイメージを問い直し、一人一人の声を聞き、人権やメンタルヘルスについて考える。 最初に言いたいのは、もしあなたが何かで悩んでいたり何かの問題に直面しているなら、その原因を自分自身だけに求めて責めるのではなく、社会との関係性の中でとらえ直してほしいということです。 私はある文章の中で、いじめや差別の原因について、「肌の色が原因でいじめられた」、あるいは「ルーツが原因で差別を受けた」という表現があるのを見かけたことがあります。現実に、「ハーフ」と呼ばれる子どもたちがいじめや差別を経験するケースはあります。けれどもそれを、その人自身の「ルーツが原因で」と言ってしまうと、「あなたに海外ルーツがあることが原因」、つまり「海外ルーツがあること自体が問題」で、「それでいじめが発生する」という話になってしまいます。(略) 差別があるのはルーツや肌の色、髪質そのものが原因ではありません。 (「はじめに」より) 本の内容 はじめに インタビュー 野本らなさん 野本アブルさん 第1章 「ハーフ」の問題は社会の問題なの? 1 社会の問題として考えるってどういうこと? 2 「ハーフ」の日常ってどんな感じ? インタビュー 川辺ナオミさん/加藤圭介さん/紗さん/入江晃樹アレハンドロさん 第2章 それぞれの経験が複雑ってどういうこと? インタビュー 鈴倉佳代さん/佐々木リアムさん/カーン ハリーナさん/山内里朱さん 第3章 「ハーフ」のイメージと現実は違うの? 1 「ハーフ」の歴史は日本の歴史なの? 2 「ハーフ」のイメージはどうやってつくられたの? インタビュー 杉本寛樹さん/清水紗織里さん/朴知佐さん 第4章 「当たり前を問い直す」ってどういうこと? 1 差別ってなんだろう? 2 だれも「偏見」から逃れられないの? インタビュー あんなさん/バーヌさん/戸田紗季さん/みちみちるさん 第5章 メンタルヘルスについてどう向き合うといいの? blossom the project 中川ホフマン愛さん African Youth Meetup 三浦アークさん、大塚エレナさん 心理カウンセラー ラッシュ セリーナ萌さん インタビュー 齊藤 花ジェニファーさん/田村カエデさん おわりに/参考にした文献 [書籍情報] サイズ:128mm×187mm ページ数:224ページ
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もし親友が婦人科医で、何でも聞けるとしたら? 女性が知っておくべき女性のからだ|シーラ・デ・リス
¥1,870
SOLD OUT
[版元サイトより引用] 月経、女性ホルモン、更年期、セックス、デリケートゾーン、避妊、性病…… おとなの女性が理解しておきたい「大事なこと」全部! 想像してみてください。 もしあなたの親友が婦人科医で、何でも質問できるとしたら? 残念ながら、多くの女性は、自分の体のことをあまり理解していません。 でも、Netflixのドラマシリーズを何話も追いかけることができる人であれば、婦人科の基礎知識の習得はけっして難しくありません。 本書では、婦人科医シーラ・デ・リスが、友人と話しているようなリラックスした雰囲気のなか、やさしい言葉で軽快に、女性こそが知っておくべき女性の体のことをさまざまな角度から説明していきます。 さあ、一緒に学んでいきましょう! ドイツの人気「婦人科医」によるベストセラー、日本初上陸! 目次 第1章 月経のこと 人生の半分をともにするもの 第2章 セックスとオーガズムのこと 科学的知見をもとに解き明かす 第3章 デリケートゾーンのこと 女性解剖学の基礎コースへようこそ 第4章 膣のこと 膣の健康は、体の健康 第5章 女性ホルモンのこと 女性の人生に登場する3人の女優たち 第6章 体内のこと 女性の体は、不思議の国 第7章 性病のこと 「元」パートナーの置き土産 第8章 避妊のこと 自分に適した「賢い選択」をする 第9章 乳房のこと 健康な胸のためのセルフチェック 第10章 膀胱と肛門のこと デリケートゾーンのその他の住人たち 終章 婦人科検診のこと 不安なあなたへのアドバイス [書籍情報] 著: シーラ・デ・リス 訳: 鈴木ファストアーベント理恵 サイズ:128mm×183mm ページ数:501ページ
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女の子のからだえほん
¥1,870
[版元サイトより引用] 国際標準の性教育を日本の子どもたち、そしておとなたちへ 本書は、フランスで女の子を持つ2人の母親がクラウドファンディングで制作した性教育のえほんです。からだの構造から、思春期、性自認、性的指向、性的同意、愛などの人権教育に及ぶテーマまで扱った良書で、その公益性が認められ、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の認定マークを獲得しています。日本人が苦手とする性教育のテーマをタブーなく正しく語り、尊厳の本質を明確に教えてくれる本は、やがて社会に出ていく子どもたちが、これからの時代を自由に生きていく力になります。本国で発売後すぐにベストセラーとなった良書を日本の子どもたちそして大人たちにも手にとってもらいたく、日本語版を刊行いたします。 [書籍情報] 作・絵:マティルド・ボディ 作:ティフェーヌ・ディユームガール 訳:河野彩 監修:艮香織 サイズ:186mm×215mm ページ数:56ページ
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ピンクと青とジェンダー|石井国雄 田戸岡好香
¥1,980
[版元サイトより引用] なぜ「ピンクは女の子、青は男の子」なのか。色による性別区分の実態に迫る実験の数々を紹介しながら、性差を、文化を、そして社会を方向づけるこの強固なメカニズムを解体してジェンダーステレオタイプの超克を目指す、社会心理学からのアプローチ。 「ピンクは女の子、青は男の子」という性別に基づく色分けは、トイレや更衣室、ファッションやおもちゃなど、私たちの日常の随所に見いだすことができる。しかし、この使い分けはそもそもどうして生まれたのか。また、本当に根拠がある色使いなのだろうか。そして実際に、女性はピンクを好み、男性は青を好んでいるのだろうか。 本書では、社会から文化にわたるさまざまな局面で自明視されている「ピンクは女の子、青は男の子」というステレオタイプな区分に疑問を投げかける。そして、色による性別区分の実態に迫るため、日本を含む各国でおこなわれたピンクと青の印象に関する実験の数々を紹介する。 その結果として、この固定観念や好みは決して先天的なものではなく、後天的、つまり私たちを取り巻く社会的・文化的な影響のもとで生じるのだと結論づける。そのうえで、色に関するジェンダーステレオタイプを乗り越えようとする近年の社会的実践にふれ、いたるところに潜在する慣習的な性差についても是正の必要性を訴える。 私たちにとって色とは何か。性差を、文化を、そして社会を方向づける強固なメカニズムの解体を試みる、社会心理学からのアプローチ。 目次 はじめに 第1部 基礎パート――ピンクと青の心理学 第1章 ピンクと青は誰の色?――ピンクと青の歴史と現代 1 ピンクと青のイメージをめぐる歴史 2 ピンクと青の現代 3 色は心理に影響を及ぼすのか――色彩心理学の歴史的背景 第2章 ピンクと青に対するイメージ――「ピンクは女の子、青は男の子」なのか 1 色のイメージと印象に関する研究 2 色に関する認知――記憶のなかの色概念と属性概念との結び付き コラム1 化粧が自分のイメージに与える影響 第3章 ピンクを身に着けた人は女の子らしい?――ピンクと青が印象に及ぼす影響 1 ピンクと青が性別判断に及ぼす影響 2 ピンクと青が印象に及ぼす影響 3 ピンクと青が人々の判断や行動に及ぼす影響 コラム2 ピンクを身にまとった女性は「魅力的」なのか 第4章 ピンクを身に着けている私は女性らしい?――ピンクと青を身にまとうことの効果 1 着衣と自己認知・行動との関係――着衣認知理論 2 ピンクを身に着けると自己認知が変わるのか 3 ピンクを着ていても俺は男らしい――ピンクへの反発 4 ピンクは「女性らしい」職業のキャリア意識をアップさせる!? コラム3 着衣認知研究の再現性 第2部 社会パート――社会を取り巻くピンクと青 第5章 本当に女の子はピンク、男の子は青を好むのか 1 色の好みの発達的変化 2 親の好みによる影響 3 ピンクと青への好みとジェンダー・アイデンティティ 4 学童期以降の色の好み コラム4 ピンクと青の好みに関する本質主義 第6章 社会のなかの色とジェンダー 1 社会のなかのジェンダーカラーの利用 2 ジェンダーカラーの脱却に向けた企業の取り組み 3 ジェンダーにとらわれない取り組みはどのように受け止められているか 4 社会的ムーブメントとしてのピンク おわりに [書籍情報] サイズ:128mm×188mm 製本:並製 ページ数:176ページ
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家父長制はいらない 「仕事文脈」セレクション
¥1,540
[版元サイトより引用] 格差、差別、バッシング、家族、戸籍……色んなひとが困っているけど、これって全部同じ問題=家父長制なんじゃないか? さまざまな角度から「仕事」を考えるリトルマガジン『仕事文脈』。近年掲載した記事の中からフェミニズム、ジェンダー、セクシュアリティにまつわる文章を再編集。性差別的な問題の根幹にある、男性支配的な社会システムである家父長制を解体するための言葉を収録。 目次 1.ことば・表現 小さな言葉 小沼理 Shitが溢れるインターネット空間 濵田真里 空白のビルボードを見つめて 小林美香 2.カルチャー 「伝え方が悪かったかな、勘違いさせてごめん!」 ニイマリコ 「伝統」を解体する際に 小田原のどか 美術の場でセーファースペースをつくる ケルベロス・セオリー 3.家族 文学の中の「オンナ・コドモ」ーあるいは家庭ーの領域の仕事 小川公代 シルバニアファミリーから考える 浪花朱音 結婚願望がゼロになるまで 笛美 4.社会・政治 政治家だけじゃない 私たちだって主役であるべき 和田靜香 その家父長制は誰のため?──マジョリティ男性に必要な学びとレジスタンス 清田隆之 安倍晋三という政治家が力を持った時代、女性や家族、性的マイノリティをめぐる政策はどう展開されたのか 山口智美 5.セックス びわこんどーむくんがゆく。 清水美春 セックスワーク・イズ・ワークを拒むもの 戸田真琴 6.クィア 点が線になるまで、線が面になるまで 和田拓海 ひとりで生きたい とりうみ 台湾のナイトクラブで婚姻平等を体験する 燈里 働きながら性別移行した私の経験 おいも [書籍情報] 編:仕事文脈編集部 装丁:惣田紗希 装画:super-KIKI 編集:小沼理 サイズ:123mm×173mm ページ数:160ページ
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こんばんはノンバイナリーです
¥2,090
[版元サイト・インスタグラムより引用] 「こんばんはノンバイナリーです」ある日 Bluesky のタイムラインをそんな言葉が埋め尽くした。二〇二五年一月、アメリカでトランプが大統領就任演説で「性別は男女だけ」と発言したことを受けてだった。ノンバイナリーはここにいる。今、確かに、政府や公権力に認知されなくても、存在している。言うまでもないことなのに、当事者やそれに近しい人たちがそう声をあげ続けなきゃかき消される日々。それはトランプの件に限らず私たちの日常だった。わざわざ「いるよ」と言わなくても当然のように存在を想定される日が来ますように。その一歩を作るため、ノンバイナリーやそうかも知れない/近いアイデンティティを持つ者、実存するノンバイナリーと共に生きる者、総勢79名の声を一冊にしました。(まえがきより) ノンバイナリーは数あるアイデンティティの1つとしての意味とアンブレラタームとしての意味とがありますが、今回のZINEでは性別二元論に囚われない在り方を示すために後者の意味を採用しています。ノンバイナリーと一言で言ってもその在り方は本当に多様で、その纏め切れなさとそれぞれの実存をこのZINEを通して感じて欲しいです。 [書籍情報] 著:あさおきる、有智子、アヅマ ヒバリ、ayano、&-、イチジョウサヤカ、糸賀、犬Q、aoi、意灰、いまいさん、鱗、大関愛、Oh! Coming、autumn ship、オカワダアキナ、ONNE、カエ、kappanjoe、カーヤ、垣田、桔乃一三千、海月、ぐるぐるめー、KEIKA、川口 哩央、小道(こみち)、米パンチ、コンソメ、さいとう・まの、作田渓、sad flying frog、汐沢 有真(シオサワ アリマ)、ししょー、じゃっく、隼、しんちゃん、寿司テルヤ、スズハラ、髙橋、壺、D ( ディー)、トイ・ヨウ、永月レガ、nag、นัท(Nat)、nameKo、なん、20241119、のあ、ノエる、のあ、のはる、鳩子、はまくり、√はりねずみ、柊、冷え性、日暮南天、ひせつ、Vlad Khatt、ポン、ほうきとぼうし、マスミ ケイ、的野町子、みちゆき とおる、穣、muda、無文、柳川麻衣、柳ルキ、山口舞桜、ゆい、ゆいの、裕 Yutaka、uma、玉米湯、ゆっきたーん、ろくじにふん 編集・デザイン・装画:ayano 編集補助・進行管理:堀川夢 サイズ:128mm×182mm ページ数:220ページ
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WE ARE LEARNING #地球と生きるに一票
¥1,650
[版元サイトより引用] Sakumag Collective出版プロジェクト第4弾。 Sakumag Collectiveでは、気候変動時代のわたしたちのあり方を探るために、多面性の高い気候危機を正しく理解すべく、勉強会Sakumag Studyにて、様々なアプローチで対策に参加する専門家やアクティビストにお話を聞いてきました。 再生エネルギーに変えたいけれど、実際はどうなんだろう? アクティビズムに疲れたとき、どうする? 有機農業が環境にいいって本当? エコロジーとフェミニズムってどう関係があるの? 地球に優しい素材ってなんだろう? わたしたちの洋服、循環させられる? 気候変動とわたしたちの生活にかかわる素朴な疑問をぶつけ、お答えいただいた6セッションの内容を、より広い社会と共有すべく、1冊の本にまとめました。 内容 エネルギーと電力の本当の話 吉田明子さん(FoE Japan) 絶望しないオーガナイジング 荒尾日南子さん(350 Japan) 食の民主化とアグロエコロジー 印鑰智哉さん(OKシードプロジェクト) エコロジーにおけるフェミニズム 仲野晶子さん 仲野翔さん(SHO Farm) テキスタイルを循環させる 中村崇之さん 山城美聡さん(JEPLAN / BRING) 地球を傷つけない素材を探して 小池直人さん 長尾麻友子さん(ARCH&LINE) コラム Sakumag Collevtiveの推し! 気候危機に取り組む人・店・ブランド・アカウント [書籍情報] 制作:Sakumag Collective 編:motoko、Seri 編集協力:Lisa Shouda、沢井辰郎、izu、瑛子、みやまい、Mari 写真:Chisato Hikita デザイン:みさこみさこ 発行:佐久間裕美子 印刷:藤原印刷株式会社 サイズ:148mm×210mm ページ数:95ページ
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転職ばっかりうまくなる|ひらいめぐみ
¥1,760
[版元サイトより引用] 20代で転職6回。 「圧倒的成長」をしたくない人のための、ドタバタ明るい転職のすゝめ。 こんな会社ばっかりの世の中なんて終わってる--。 個人誌『おいしいが聞こえる』『踊るように寝て、眠るように食べる』が異例の売れ行きを見せるひらいめぐみ、書き下ろし最新作。 生涯年収やキャリアプランよりも大事にしたいことがある人、転職に悩む人、働き方に悩むすべての人たちに送ります。 キャリアが積み上がらなくても、収入が減っても、辞めたくなったら辞める。 これが転職においてのわたしの譲れないポイントである。 「就職とか会社とかよくわからん、と思ってる人、だいじょうぶ、みんなわかってないから、と教えてくれる本だった。 なんか違う、と感じたら体調を崩してやめてしまう、身体の敏感さがひらいめぐみの才能だと思う。 仕事の内容よりも、仕事場の近くに川があるかどうか、のほうが熱心に語られている。僕も川のそばの倉庫で働いてみたくなった」(pha) 目次 一社目 倉庫、コンビニ アルバイトはたのしい 倉庫ではたらく お金がない 時間の換金には限度がある はじめての就職活動 転職エージェントに登録する 初めての面接 「世の中そんなに甘くないんだよ」 再最終面接 二社目 営業 入社一か月目 ほほえみ地蔵 社会人練習 踏んだり蹴ったり 血便、ふたたび 二社目 はじめての休職 ダチョウか、タカか、ペンギンか 川と裁判傍聴の日々 三社目 webマーケティング おでんを食べながら働く 「圧倒的成長」をしたくない 四社目 書店スタッフ 滑り込み転職 手取り十五万円クライシス レモンの輪切りと人生 「好きなこと」を仕事にする (二十八歳・書店アルバイト) 転職活動、ふたたび トイレットペーパーがない 五社目 事務局・広報 入社して一か月で辞めたくなる 「給料も払いたくない」 「仕事ができる・できない」は環境の違い 「ひらいさんは文章で成功しない」 なにもない首里城 六社目 編集・ライター 職場には川が必要 デスクでごはんを食べること、窓がないオフィスで働くこと 「書く」という仕事 甘いものが食べられない期 偏りをはかる 七社目 ライター・作家(フリーランス)←「社」ではないですが……。 倉庫バイト・リバイバル 働き方革命 やってみたいことを、やってみる 転職の数だけ人生の味方が増える フリーランスの生活と占い 肩書は書かない いつ、どんな理由で辞めてもいい 夢って、なんだろう あとがき [書籍情報] サイズ:127mm×188mm ページ数:224ページ
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となりのヤングケアラー SOSをキャッチするには?|村上靖彦
¥1,320
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[版元サイトより引用] どんなときに「クラスメイトの中にヤングケアラーがいるかもしれない」と感じるだろうか。家事や介護だけでなく、精神疾患をもつ家族を助ける子どももいる。複雑な感情を抱え、孤立を深めているケースも多い。ヤングケアラーが近くにいたとき、何ができるか。〝居場所〟をキーワードに考えていく。 私は社会的困窮地域で子ども支援を調査するなかでヤングケアラー問題と出会った。子ども時代にヤングケアラーを経験した人たちにインタビューをお願いして学んだことをもとに本書を執筆している。 本書では、「もしかしたら、クラスのあの子はヤングケアラーかもしれない、でも違うかな。」と感じて本書を手に取ったみなさんの視点から考えていく。そうすると現在一般的に思われている姿とは少し異なるヤングケアラーの姿が浮かび上がってくる。家事や介護といった労働に従事する子どもだけがヤングケアラーではない。とりわけ精神疾患をもつ家族をサポートする子どもの存在が気になってくる。 家族のことが心配なときには感情の負荷が大きい。心配や不安もあれば、家族が好きでサポートしたいという感情もある。あるいは状況から逃げられなくて苦しいという感情もあるだろう。怒りや憎しみもありうる。 そのなかでヤングケアラーを苦しめるのは何よりも孤立である。家に閉じこもり、家族のサポートに没頭するなかで、「家のことを外では言えない」と周囲に相談できずに抱え込む。 そしてヤングケアラーが最近になって注目されたことには、社会的な理由がある。ヤングケアラーになるのは、もちろん子どものせいではないし、病や障害をもつ親やきょうだいのせいでもない。しかも今から何十年も前、日本が貧しかった頃、子どもがきょうだいの世話や家事を担うことが当たり前だったときには注目されなかった。現代、注目されることは、何か社会の側の事情がある。 これらのことを、本書では考えていきたい。(第1章より) 目次 第1章 ヤングケアラーってどんな存在? 第2章 家事や介護だけがケアなのだろうか? 第3章 愛憎相半ばする…… 第4章 ヤングケアラーという言葉をどう受け止める? 第5章 なぜヤングケアラーが注目されるのか 第6章 ヤングケアラーに必要な支援 終 章 それぞれの「居場所」をみつける 第6章 命ってなんだろね 第7章 命の世界を心の真ん中に [書籍情報] サイズ:125mm×188mm ページ数:112ページ
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猫と考える動物のいのち 命に優劣なんてあるの?|木村友祐
¥1,320
[版元サイトより引用] ネコ、ウシ、ブタ、ニワトリ、スズメ、カエル、ハクビシン……身の回りには色んな動物がいて、わたしたちは彼らと一緒に住んだり、敵対したり、食べ物にしたりして、共に生きている。わたしたちとは大きくちがう動物のこと、人間のことを、猫たちと一緒に考えよう。 ようこそ『猫と考える動物のいのち』へ! この本のタイトルを見て「ん? 『動物のいのち』を『猫と考える』って、どゆこと? 」と、いろんな「?」が頭に浮うかんだだろうか。ふふ。 まずは自己紹介をしなきゃだね。ぼくは小説家で、郷里の青森の方言(南部弁)を使った小説とか、ぼくらの社会が抱えた様々な問題をテーマにした小説を書いてきました。だから、動物についての専門家では全然ないのだけど、それでも動物たちについて言うべきことがあるかもしれないと思ったんだ。というのも、動物についてのぼくの見方と、世の中の人々の見方がずれていると思うことがよくあるから。そのズレをはっきりさせることで、この本を手に取ったあなたにも、動物についての新たな見方が生まれたらうれしい。 というわけで、これからぼくは、ふたりの先生と一緒に、ぼくたち人間を取りまく動物たちのことについて、あれこれ考えていきたいと思う。 その先生というのは、うちで一緒に暮らしている猫たちだ。(「第1章 猫はぼくの先生」より) 目次 第1章 猫はぼくの先生 第2章 まったくちがう世界を見ている存在=他者 第3章 動物のことをホントに理解できる? 第4章 ぼくや君の知らない世界 第5章 利用される動物たち 第6章 命ってなんだろね 第7章 命の世界を心の真ん中に [書籍情報] サイズ:125mm×188mm ページ数:128ページ