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ギフトラッピング
¥440
希望されるラッピングの個数分をカートにお入れください。 複数の商品をご注文の場合で、2つ以上に分けてラッピングをご希望の場合は、組み合わせの詳細をご注文時の備考欄にご記入ください。 ラッピングに使用するのは、インドの伝統民族衣装などをリサイクルし、フェアトレードNGO「SASHA(サシャ)」の作り手によって縫い合わせられた布袋です。色・柄はランダムです。
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inch magazine PocketStories 02 この星を離れた種族|パク・ヘウル
¥1,210
SOLD OUT
[版元サイトより引用] 韓国SF界が期待する作家が描く、世界に蔓延る経済格差や人種差別の構造、そして人間の理性に迫る「気候変動+SF」。 海外文学翻訳シリーズ「PocketStories」の第二弾として、邦訳は初となる韓国で今注目のSF作家、パク・へウルのショートショート「鉄の種族」と短篇小説「ゆりかご惑星」の二篇を収めた『この星を離れた種族』を刊行。 「鉄の種族」は、地球を離れた人類の痕跡を探査する地球外生物の視点で「報告書」という形を取りながら、なぜ人類がいなくなったのか、ユーモラスな誤解などを混ぜながら推察するというショートショート。 短篇小説「ゆりかご惑星」は、両親を亡くしてたどり着いた国でゴミ清掃員として働く難民女性の回想録を通して語られるお話。より良い生活のために娘と家族の安全と引き換えに、人類が近い将来、地球外の惑星に移住できるようにテラフォーミング(地球化)する職を得るが、家族と何光年も離れた星でひとりその任務を遂行する中で様々な矛盾に葛藤していく。そして主人公はある行動に出る……。 中短篇ほどの長さながら、過去と現在、数十年後の未来に至るまでの物語と惑星を越えた母と娘の強いつながり、格差や差別の構造や難民であり女性であるという弱い立場の人間の目線といった様々な要素が描かれています。 作者のパク・へウル氏は、科学者が地球を救うSF映画を観た時に感じた疑問から本書収録「ゆりかご惑星」の着想を得たと言います。 高度専門職に就くエリートではなく、ゴミ清掃員の難民女性が主人公の異色のSF小説。 今回刊行する『この星を離れた種族』のジャンルはCli-Fi(クライファイ=気候変動フィクション)。日本ではまだあまり馴染みがありませんが、世界のSF界で潮流となっている「気候変動+SF」です。韓国では近年、女性SF作家が増えています。差別や格差といった現実問題をSFという物語を通して描く作品が多く、20代〜30代の女性読者が急増しているそうです。 フェミニズムの視点も併せ持つ、新たな潮流となりつつあるSF作品となります。 巻末にはSF書評家、橋本輝幸氏によるCli-Fiの歴史を解説する「気候変動SF小史」も掲載しています。 装画、挿画は滝口悠生『長い一日』、窪美澄『ははのれんあい』などで絵を添えている松井一平氏によるものです。 目次 05 鉄の種族 11 ゆりかご惑星 56 訳者解説 64 気候変動SF小史 橋本輝幸(SF書評家) [書籍情報] 著:パク・ヘウル 訳:廣岡孝弥 発行:菅原祐樹(inch media) サイズ:106mm×184mm ページ数:80ページ
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世界一クールな気候変動入門 情報を正しく判断するために
¥3,190
[版元サイトより引用] 「地球温暖化は真っ赤なウソ!」を主張するクセ強めおじさんを相手に、気候変動の基本を学ぶユニークなビジュアル書。認知バイアス、擬似科学について知り、科学的思考力が養われる一冊。 [書籍情報] 著:ジョン・クック 日本語版監訳:加納安彦 訳:縣秀彦、海部健三、鴈野重之、小西一也、小林玲子 サイズ:188mm×188mm ページ数:176ページ
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ジレンマと共に未来からデザインする──気候危機時代にグラフィックデザイナーにできることとは?|平山みな美
¥2,420
[版元サイトより引用] デンマーク在住・日本人グラフィックデザイナーが気候危機が進む時代にデザイナーとして働くことへの倫理観を問いつつ、前向きな働き方を見つけるために、日本、イギリス、アメリカ、インド、スウェーデンのロールモデル的デザイナーたちに行ったインタビュー集。 デンマークで印刷された初版への反響を受け、中野活版印刷さんの元で第二版を500部限定で印刷。2024年春から販売を開始しました。 この本の企画は、極端な資本主義が引き起こした気候変動によって地球環境がひどく脅かされている一方で、私たちグラフィックデザイナーは、企業がより利益を生み出せるように早く消費されるものを作り続けているというジレンマから始まりました。 自分の仕事の中で、環境負荷を減らすために何ができるかをデスクリサーチした後、それらの情報を実践的なガイドとしてまとめました。しかしそれだけでは、これからのグラフィックデザイナーの働き方をイメージすることはできないと感じ、すでに新しいことに挑戦し、変化をもたらしているグラフィックデザイナーにインタビューを行いました。インタビューに答えてくれた人たちのリストは、下記からご覧いただけます。 初版の印刷・製本はObra Pressが担当。彼女たちはコペンハーゲンの地元にあるリソグラフの印刷スタジオです。彼女たちもまた気候変動に関心を持ち、物理的なモノを作ることにジレンマを抱えているので、私たちが印刷し、世の中に何かを生み出すときに、環境への影響を減らすために何ができるかを話すためにインタビューしました。 Obra Press https://www.obrapress.com/ [インタビューをしたデザイナーさんのリスト] 1. 長嶋りかこ 東京を拠点に活動するデザイン事務所 Village®の創設者。彼女のスタジオのウェブサイトには 「環境への配慮を第一に考え、デザインによる環境破壊を意識して活動しています」 と書かれている。日本のグラフィックデザイナーの中でも、環境に対する価値観を示し、それを考慮してグラフィックデザインを制作している数少ないデザイナーの一人。 https://www.rikako-nagashima.com/ 2. Jonny black(ジョニー・ブラック) アメリカ・サンフランシスコにあるデザイン事務所 The Office of Ordinary Things の共同設立者。彼のスタジオのウェブサイトには、サステイナビリティへの取り組みと、社会正義に反するようなプロジェクトには取り組まないという大胆な価値観が示されている。彼らのデザインはサステイナビリティによる制限がないように見えるが、使用した全ての素材がウェブサイトに掲載されており、彼らがいかに環境に配慮しているかがうかがえる。 https://ot.studio/ 3. Khushboo Gandhi(クシュブー・ガンディー) インド、プネーにあるデザイン研究所 Go Do Goodの創設者。専門はファッション、コミュニケーションデザイン、素材開発など多岐に及ぶ。さまざまな分野を横断しながら、再生可能な資源の開発や使い捨て素材に変わるものの提案、コミュニティデザインなどのプロジェクトを行う。 http://www.workwithkhushboo.com/ 4. This Ain't Rock'n'Roll(ディス・エイント・ロックンロール) Clive Russell(クライブ・ラッセル)とCharlie Waterhouse(チャーリー・ウォーターハウス)によって設立された、イギリス・ロンドンに拠点を置くデザイン事務所。環境活動団体 Extinction Rebellion のビジュアル・アイデンティティを手がけたことで知られる。また、グラフィックデザインにとどまらず、コミュニティ内での貨幣の流通を促す地域通貨ブリクストン・ポンドのプロジェクトなど企画にも参加するプロジェクトも手がけている。 https://www.thisaintrocknroll.com/ 5. Benedetta Crippa(ベネデッタ・クリッパ) イタリア出身で、スウェーデンのストックホルムを拠点に活動するグラフィックデザイナー、研究者。ストックホルム環境研究所のチーフデザイナーを務める傍ら、スウェーデンのコンストファック大学で 「ビジュアル・サステイナビリティ」 について教えている。彼女は「ヴィジュアル・サステナビリティは、環境や気候変動だけではなく、資本主義、家父長制、白人至上主義などの支配的な構造に挑戦し、その代替案を提示するものである」と主張している。 https://studiobenedettacrippa.com/ ※リソグラフの印刷時に脱字が生じてしまったのですが、資源を無駄にしたくないという想いから、脱字している文字を直接書き込む対応をしております。ご了承いただけますと幸いです。 [書籍情報] サイズ:120mm×200mm ページ数:192ページ 言語:英語と日本語 紙:グラフィーCoC パールホワイトGS 100/190kg 印刷方法:ソイまたはライスインクによるリソグラフ印刷 部数:500部