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ギフトラッピング
¥440
希望されるラッピングの個数分をカートにお入れください。 複数の商品をご注文の場合で、2つ以上に分けてラッピングをご希望の場合は、組み合わせの詳細をご注文時の備考欄にご記入ください。 ラッピングに使用するのは、インドの伝統民族衣装などをリサイクルし、フェアトレードNGO「SASHA(サシャ)」の作り手によって縫い合わせられた布袋です。色・柄はランダムです。
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〈パレスチナ寄付〉Donation for Palestine
¥300
イスラエルによるパレスチナへの入植と虐殺行為は今もなお、処罰されるどころかアメリカをはじめとする欧米の先進国によってバックアップされています。 わたしたちはパレスチナ解放のためにできるアクションを続けながらも、今日を生きるための寄付金を現地へ届けたいと考えています。 オンラインショップでお買い物いただく際、こちらの商品を一緒にカートに入れていただくことで、パレスチナへ寄付することができます。 最低金額300円から、寄付にご協力いただける金額分をカートにお入れください。(たとえば、2点で600円、3点で900円になります。) 店頭の募金箱へ入れていただいた寄付金や、寄付につながる商品の売上などとあわせて、パレスチナ現地で暮らす人たちへ送金します。 300円につき1枚、パレスチナに関するメッセージが入った布パッチまたはステッカーをお届けします。
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外来種がいなくなったらどうなるの? SF思考で環境問題を考える
¥2,090
[版元サイトより引用] 外来種問題を知るための入口となる一冊。 外来種がいきなり消えたら混乱が起きる? 逆にいきなり倍増したら社会はどう変わる? 様々な「もしも」の世界を設定することで、簡単に答えがでない外来種問題を、いろいろな角度から考えてみよう。 SF思考研究者と気鋭の科学技術コミュニケーターたちが制作! 保全生態学者の五箇公一さん、SF作家の林譲治さんが推薦! 外来種問題を考える6つのもしも もしも北大からアライグマがいなくなったら? もしも日本から外来種がいなくなったら? もしも北海道の外来種が倍増したら? もしも外来種防除が超儲かる仕事になったら? もしも在来種あわれみの令が出たら? もしも外来種問題をSFとして描けたら? ちょこっと解説&クイズ&コラム 北海道で実施されている外来種防除 特定外来生物はどれ? 外来種防除で使われる道具 どのような外来種がどこにいるのか これって外来生物? セイヨウミツバチの産業利用 動物の個体数の推移 外来種が生態系に与える影響 防除しながら経済を回す? ─産業管理外来種─ 外来種とその防除に関する法律 ペットの違法放出について 外来種と在来種の遺伝子交雑について 生態系サービスとは何か 在来種の課題 在来種? 外来種? 再導入の場合 ペットとしてのネコ、外来種としてのネコ 防除現場インタビュー 北海道大学札幌キャンパス 鹿追町役場 NPO法人EnVision環境保全事務所 [書籍情報] 編著:宮本道人、古澤正三 監修:北海道大学CoSTEP 著:岩田健太郎、佐藤柊介、竹村昌江、中山小夏、西野沙織、福島彩夏 協力:慶應義塾大学サイエンスフィクション研究開発・実装センター 装画・装幀・DTP:吉池康二(アトズ) 校正:円水社 印刷・製本:株式会社シナノ サイズ:148mm×210mm ページ数:196ページ
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WORKSIGHT[ワークサイト]28号 山の寄り合い 栃木の山の上でオランダ人と日本の歴史や民俗を語り合ってみた
¥1,980
[版元サイトより引用] 寄り合って話して探す、もう一つの民主主義 社会が益々行き詰まる中、民主主義、資本主義を見直すヒントは日本の歴史・民俗史にあるかもしれない。宮本常一の記録に見る「寄り合い」(合意形成)から、江戸時代に広まった「読書会」、今も沖縄に残る「もあい」(相互扶助・金融)、災害をめぐる各地の知恵まで、オランダ人ゲストと議論し、探りだす比較文化の試み 目次 Photo Document 山の寄り合い YORIAI ON THE HILL 写真:久家靖秀 巻頭言 Foreword 沈まぬためにともにある Staying Afloat, Together 文=山下正太郎(WORKSIGHT編集長) アジアンバナキュラー 4つのアイデア 4 Ideas from Asian Vernacular これまでのわたしたちを支えてきた近代の西洋的な価値観は、情報環境の変化によって大きく揺らいでいる。それぞれが触れる情報が異なり、見えている世界がばらばらになっていくなかで、わたしたちはどうやって集い、対話することができるのだろうか。そのヒントを、〈読書会〉〈模合〉〈鯰絵〉〈干支/生年祝い〉という日本の歴史や民俗から考える合宿を開催した。オランダと日本の各地から栃木県の小高い山の上に集まった人びとの、「寄り合い」の記録。 Introduction なぜ寄り合いなのか WHY? YORIAI? 栃木のとある山の上で開催された日本─オランダ交流合宿。それが「寄り合い」と銘打たれたのはなぜか。日本を代表する民俗学 者・宮本常一が『忘れられた日本人』のなかで描いた「村の寄りあい」にインスパイアされて実施された合宿は、勉強会のようでもあり、討論会のようでもあり、そのどれにも当てはまらないオルタナティブな「学びの場」として構想された。その狙いをWORKSIGHTコンテンツ・ディレクターの若林恵と民俗学者・畑中章宏が明かすところから2日にわたるセッションは始まった……。 Session 1 読書会 Dokushokai 江戸時代、読書会は身分を超えて人びとが意見を交わす不思議な言論空間だった。『解体新書』の翻訳書を江戸の世に送り出した「会読」という読書のかたちとは。本を読み、集まって語り合い、他者を認め合う学びの場は、いかにして成立し、消えていったのか。その実際の姿と変遷をたどり、近世日本にあった議論のあり方を振り返る。 Session 2 模合 Moai 模合とは、グループで毎月集まって会費を集め、それを参加者の誰かが総取りするという、沖縄に残る金融システム。世界各地で現在も類似の仕組みが使われており、金融だけでなく、相互扶助の役割も担っているのだという。お金を介するからこそできるユニークなコミュニティ形成の方法について、文化人類学者・平野(野元)美佐と議論した。 Session 3 鯰絵 Namazu-E 毎年のように災害が発生する日本。災害とどのように向き合い、付き合っていくのか。その経験と知恵は日本各地のさまざまな民俗に息づいている。江戸時代、鯰を地震の象徴として描いた「鯰絵」という錦絵が流行した。どこか愛嬌のあるユニークなその鯰の姿は、当時の人びとがもっていたしなやかな地震との向き合い方を示していると、災害民俗学を研究する畑中章宏は話す。 Session 4 干支/生年祝い Eto/Seinen-Iwai 古代中国を発祥とし、現在も東アジアの生活のなかに溶け込む 「干支」 。西暦の直線的な時間認識とは異なり、12年で一巡する円環的な年齢システムは、個人化と多様化が進む社会のなかで普遍的に人びとを結びつける契機になるかもしれない。沖縄本島や南西諸島各地で行われる「合同生年祝い」行事と干支観念に根ざしたネットワークのモデルを例に、干支が結ぶ縁のあり方を議論する。 鯰絵、もしくは江戸の人びとはいかに自然災害を受けとめたのか NAMAZU-E, or How to Cope with Natural Disaster 1850年代に日本各地を襲った安政の大地震。混乱の時代に、庶民の間で地震を鯰に見立てた錦絵が流行した。そのコミカルな姿を通して江戸時代の災害観を考える。 Afterword 寄り合いを終えて YORIAI AND BEYOND 2日間にわたる寄り合いで、参加者たちはどのようなことを考えていたのか。それぞれによる振り返りと、寄り合いから生まれた議論を深めていくための参考図書を紹介する。 [書籍情報] 編:WORKSIGHT編集部 サイズ:152mm×224mm ページ数:128ページ
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その〈男らしさ〉はどこからきたの? 広告で読み解く「デキる男」の現在地|小林美香
¥990
SOLD OUT
[版元サイトより引用] 「24時間戦えますか」から「おじさんの詰め合わせ」まで 栄養ドリンク、缶コーヒー、スーツ、下着、メンズ美容、ホスト看板、選挙ポスター…… CM・ポスターに刷り込まれた“理想の男性”の虚像を暴く! 缶コーヒー広告のスーツ姿と背景の高層ビル群、「出世」や「モテ」と結びつけられるヒゲ脱毛、決まって命令口調で真正面から睨みつける本田圭佑。 その〈男らしさ〉のイメージはどこからきて、男性のみならず見る者の価値観に影響を与えてきたのか。 スーツ/大股/集団/腹筋/白人男性/お笑い芸人/生涯現役…… 街中の広告に潜む、これまで「なかったこと」にされてきた男性表象の問題点を炙り出す。 目次 序章 「男らしさ」の広告観察 第1章 ドリンク広告と働く男 ――栄養ドリンク、コーヒー、ビールの広告史 ・リポビタンDの車内広告は何が問題だったのか ・「24時間戦えますか」バブル時代の栄養ドリンク広告 ・「違いがわかる男」のためのコーヒー ・ビールかけという究極のホモソ儀式 ・「男は黙ってサッポロビール」が描き出した「男らしさ」 ・コロナ禍で起きた「男らしさ」表現の変化 ……ほか 第2章 スーツとパンツ ――装いが作る身体の価値 ・「背景高層ビルおじさん」はどこへ向かうのか ・スーツ文化の墓場としての《Cut Suits》 ・褌(ふんどし)を締めることの精神性 ・カルバン・クラインと腹筋の商品価値 ・細マッチョのK-POPスターが示す新しい「男らしさ」 ・アバクロの栄枯盛衰 ……ほか 第3章 自己鍛錬としてのメンズ美容 ――「崇拝」と「推し活」の視線 ・能力主義と結びつく男性の「ケア」 ・「大谷翔平崇拝」を分析する ・推し活を取り込むマーケティング ・男性脱毛広告4つのパターン ・本田圭佑に命令されたい男たち ・これからの男性のケアの可能性 ……ほか 第4章 「デキる男」を目指すのは何のため? ――能力主義と「報酬」としての女性 ・「男磨き界隈」を考える ・英語圏を支配する男性中心カルチャー「マノスフィア」 ・「オタ恋」プロモーションへの違和感 ・クリニック広告とホストクラブ看板の共通点 ・再生産される「バーキン買うなら豊胸しろ」系広告 ・性感染症予防ポスターに潜むミソジニー ……ほか 第5章 選挙ポスターに見るジェンダー表現 ――「おじさんの詰め合わせ」から脱却するために ・「おじさんの詰め合わせ」発言が引き起こしたハレーション ・遍在する「男の詰め合わせ」と家父長制政治 ・日本維新の会が流行らせた「断言口調」と「太ゴシック斜体文字」 ・SNS時代の選挙ポスター ・政治家に求められる「男らしさ/女らしさ」 ・「(国名)election poster」で画像検索してみたら ……ほか 第6章 その〈男らしさ〉はどこへいくの? ――これからの教育と医療と男性性 1 田中めぐみさんに訊く、男子校でのジェンダー平等教育の実践と課題 ・広告・メディアが中高生に刷り込む能力主義 ・もっと男性同士の「おしゃべり」が必要だ 2 堀川修平さんに訊く、性教育史研究から捉える「男らしさ」 ・大学で「男性」としてジェンダー講義をするということ ・「弱者男性」を自認する学生との向きあい方 3 池袋真さんに訊く、多様なジェンダーを生きる人に伴走する医療とケア ・接近するジェンダー医療と美容医療 ・医療業界の「男らしさ/女らしさ」規範 ……ほか [書籍情報] サイズ:107mm×182mm ページ数:280ページ
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ルッキズムってなんだろう? みんなで考える外見のこと|西倉実季
¥1,760
[版元サイトより引用] ここ数年、何かと話題になっている「ルッキズム」。しかし、そもそも「ルッキズム」とはどういう意味で、どんなことを指すのでしょうか。また、「ルッキズム」は何がどのように問題なのでしょうか。中高生だけではなく、大人にいたるまで、多くの人の心をモヤモヤさせる「ルッキズム」。本書では、「ルッキズム」に関する論点を、社会学を専門とする著者が、学校の校則やミスコン、友だちとの会話など、身近な事例をもとにしながらわかりやすく解説します。読者が社会の中で外見をめぐるさまざまな問題に遭遇した際に、「ルッキズム」やそれにまつわるさまざまな問題を俯瞰的に考えられるようになるための“きっかけ”をもたらす1冊です。 目次 はじめに 第1章 「ルッキズム」ってどういう意味だろう? 1 「ルッキズム」は人を見た目で判断すること? 2 新しい言葉の歴史を振り返ってみる 3 ルッキズムの何が問題か、二つの考え方がある 4 学校の「外見校則」について考えてみよう 5 現実を表す言葉? 便利な言葉? 第2章 ルッキズムはどうして問題なの? 1 日常のなかにあるルッキズム 2 その人の発言の何に傷つくのだろう? 3 美容広告が私たちに伝えるメッセージ 4 ソーシャルメディアのなかのルッキズム 5 外見は個人の能力? 変わらない属性? 6 そもそも「能力」とは何だろう? 7 自分の外見を選択するとは、どういうこと? 第3章 どうすればルッキズムを解消できる? 1 ルッキズム社会を生き抜くには? 2 個人ではなく、社会に働きかける 3 習慣や仕組み、法律を変える 4 ソーシャルメディアや教育のあり方を変える 5 ボディ・ポジティブや多様性は万能? おわりに おすすめの本・マンガ・映画 本書をつくるうえで参考にした本・論文・ウェブサイト [書籍情報] サイズ:128mm×187mm ページ数:216ページ
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あしたの朝、頭痛がありませんように|青木志帆 谷田朋美
¥2,420
[版元サイトより引用] 「健康体」が称揚される社会へのアンチテーゼ いのちに別状はないけれど、学校生活、就職、結婚、家族、あらゆる場で「ちゃんと」できなかった。慢性疾患/健康体でない=グレーな私たちには、この社会はあまりに居心地が悪い。 難病の弁護士・青木志帆と、診断が確定しない新聞記者・谷田朋美。 慢性疾患によるさまざまな病苦(頭痛・吐き気・めまい・倦怠感…etc)を抱えながら、なんとか「健常者」に擬態して生きてきた。 そんな二人が出会い、交互に言葉を紡いでいくことで「慢性疾患の日常」が描かれていく。 「健康体」が当たり前に称揚される社会への居心地の悪さ。学校生活、就職、結婚、家族、あらゆる場で「人並み」になれないしんどさ。 強さと弱さのはざまで生きる「グレーな私たち」に贈る往復書簡。 目次 1部 死んでいないので生きていかざるをえない 2部 回復しない人生を生きる 3部 能力主義を病苦と生きる 4部 女性であること/病気であること 5部 往復書簡を終えて ※巻末に村上靖彦さんとのスペシャル鼎談を収載! [書籍情報] サイズ:128mm×188mm 製本:並製 ページ数:224ページ
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自分のために料理を作る 自炊からはじまる「ケア」の話|山口祐加
¥1,870
SOLD OUT
[版元サイトより引用] 「自分のために作る料理」が、様々な悩みを解きほぐす。 その日々を追いかけた、実践・料理ドキュメンタリー。 著者のもとに寄せられた「自分のために料理が作れない」人々の声。「誰かのためにだったら料理をつくれるけど、自分のためとなると面倒で、適当になってしまう」。そんな「自分のために料理ができない」と感じている世帯も年齢もばらばらな6名の参加者を、著者が3ヵ月間「自炊コーチ」! その後、精神科医の星野概念さんと共に、気持ちの変化や発見などについてインタビューすることで、「何が起こっているのか」が明らかになる――。「自分で料理して食べる」ことの実践法と、その「効用」を伝える、自炊をしながら健やかに暮らしたい人を応援する一冊。 目次 まえがき 料理は大変だと思っているあなたに Stage1 料理の問題たち 1 料理についてこんがらがってしまっていること 「理想の家庭料理像」に押しつぶされそうになっていませんか? 食事は決めることが多すぎる 献立を立てるのは大仕事 気楽に料理がしたいと思いながらもできないのはなぜ? 誰も褒めてくれない問題/料理の面白さ、楽しさがいまいちわからない 家事をする元気がない 自分の料理に自信が持てない。おいしそうと思えない 料理上手のSNSがたまにしんどく感じられるのはなぜ? 料理と自尊心との密接な関わり 2 自分のために料理するのって難しい? 何のために料理するのか目的を絞ろう 自分を大事にするための料理 自炊は自分の帰る場所を作ること 世界でたった一人のオーダーメイドな料理人の誕生 Stage2 実践!自分のために料理を作る 01 土門さん第1回【30代・女性・執筆業】 料理とは何か/調理の基本/調味の基本/レシピを見ないでしょうが焼きを作る/新しいしょうが焼きにチャレンジする/まとめ 02 藤井さん第1回【30代・男性・会社員】 自炊のモチベーションの上げ方/トマトパスタを作っていく/料理は途中でやめたっていい/夕食はイベント化されすぎている?/包丁、まな板は使わずカレーを作る/食べることをもっと楽しもう 03 横山さん(仮名)第1回【30代・女性・会社員】 料理は体力のあるうちにやる/隙間時間の一手間が料理のハードルを下げる/食習慣を作る心を見つめてみる/料理は自分らしくなるレッスン/「世の中は壮大な役割分担」/疲れていると、料理はできない/豚汁の下ごしらえをする/豚汁の合間にカブサラダ作り/カブサラダが完成/味噌が溶き残ってもご愛嬌/ヘルシーな食事が自分で作れた * 対話の時間を味わいたい――星野概念 * 01 土門さん第2回【30代・女性・執筆業】 おいしさの九割は安心感でできている/食べることに対して積極的になりました/きついダイエットをしていた一〇代、二〇代/料理は音楽と似ている/レシピの余白を読み解く/まとめ 02 藤井さん第2回【30代・男性・会社員】 目玉焼きで気分が上がるという気づき/料理で知りたいのはレシピだけじゃない/「小料理屋形式」のメリット/山口式スーパー改革案?/「自分のために料理ができない」とは/コンビニおにぎりは一点だけど袋麵は〇・五点/無限に語れる料理のあれこれ/自分を喜ばせて「大丈夫」を担保する 03 横山さん第2回【30代・女性・会社員】 一ヵ月でここまで変わった/気分の浮き沈みが激しいんです/気分の安定のために味わい始めました/料理は「今、ここ」に集中させてくれる/西洋医学ではわからない食のリアル/料理は無心になれる/長続きする幸せ 04 伊藤さん第2回【30代・女性・会社員】 料理は筋トレなんだな/仕事はできても料理ができない私/作る人が一番えらい/母の食卓の愛おしさとコンプレックスと/置いてきた宿題の解き方/評価されない、自分が満たされる世界/自分の身体にしたがい、知恵をつける/自分の「子ども」を解放しよう 05 小山田さん第2回【20代・女性・管理栄養士】 料理のプロなのに、料理ができない/優しさがプライベートを浸食してくるとき/自分を喜ばせられた幸せ/人間関係のトラウマが「合わせる私」を作っている/優しくておいしくて幸せ、でも食べたらなくなってしまう/続ける中でわかることがある/過程を「味わう」/「味わい」の喜びは背中で示す/今やっていることを感じる/「味わいアンテナ」を伸ばそう/試行錯誤こそが「味わい」 06 川崎さん第2回【50代・女性・販売員】 お弁当を買う日もあります/「料理のテトリス」/一人だとついおやつを食べてしまう/一人になった寂しさと自由さ/原発事故の爪痕とコロナ禍の家族の変化/火を使わない夏の料理が知りたい/川崎さんのお料理、食べてみたいな Stage3 自分のために料理を作る7つのヒント 1 六名の参加者に三ヵ月間レッスンをしてみて 調理の「なぜ」がわかると、他の料理にも応用できる 億劫なことはやらなくていい 日々食べているものをもっと肯定しよう 自炊について話す機会の必要性 2 自分のために料理を作る七つのヒント ヒント①:自分が食べたいものを作る ヒント②:結果ではなく、プロセスに集中する ヒント③:作った料理を細かく評価せず、やりすぎくらい自分を褒める ヒント④:下手な自分を愛でる ヒント⑤:他人と比べない ヒント⑥:心の中の小さな自分に作ってあげる ヒント⑦:環境を変える あとがき 絶対に自炊して欲しい、なんて言えない おまけ 本書で紹介したレシピ しょうが焼き ワンパンで作れる「トマトツナパスタ」 レンチンで作れる「シーフードカレー」 好きな野菜で作れる豚汁 カブの葉とじゃこの炒め物 カブとしらすのサラダ [書籍情報] 著:山口祐加 星野概念(対話に参加) サイズ:128mm×186mm ページ数:360ページ
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グッド・アンセスター わたしたちは「よき祖先」になれるか|ローマン・クルツナリック
¥1,980
[版元サイトより引用] 私たちは未来の子孫に「よき祖先」と思ってもらえるために、今、どう行動すべきか? 英国の気鋭の文化思想家が短期思考から長期思考への思考の転換の必要性を説く。 SDGs関連書。 [書籍情報] 著:ローマン・クルツナリック 訳:松本紹圭 サイズ:148mm×210mm ページ数:320ページ
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つながり過ぎないでいい 非定型発達の生存戦略|尹雄大
¥1,760
[版元サイトより引用] 《コミュニケーションで悩む人たちへ》 コミュニケーションや感情表現が上手できないと悩んだ著者はやがて、当たり障りなく人とやり取りする技術を身につけていく。 だが、難なく意思疎通ができることは、本当に良いこと、正しいことなのか。 なめらかにしゃべれてしまうことの方が、奇妙なのではないか。 「言語とは何なのか」「自分を言葉で表現するとは、どういうことなのか」の深層に迫る、自身の体験を踏まえた「当事者研究」。 自分だけのものであるはずの感情を、多くの人に共通する「言葉で表す」ことなど、どうしてできるのだろうか。 そして、人に「伝える」とはどういうことなのか――。 言葉、存在、コミュニケーションをめぐる思考の旅が始まる。 目次 はじめに 1章 それぞれのタイムラインを生きるしかない——定型発達という呪縛 2章 胚胎期間という冗長な生き延び方 3章 社会なしに生きられないが、社会だけでは生きるに値しない 4章 自律と自立を手にするための学習 5章 絶望を冗長化させる あとがき [書籍情報] サイズ:128mm×188mm 製本:並製 ページ数:216ページ
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それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること|安田菜津紀
¥1,980
[版元サイトより引用] ともに生きるってなんだろう? 難民、紛争などの取材・発信を続けるフォトジャーナリスト安田菜津紀が、日本の入管政策に翻弄されてきた、外国にルーツのある4人を取材。一人ひとりの生きた道のりをたどることで、彼らがどんな困難に直面してきたかを、子どもにも伝わるよう平易なことばでまとめました。 あちらこちらで「多様性の尊重」がいわれているのに、そこから排除される人たちがいるのはなぜだろう。共に生きるってなんだろう。そんな対話のきっかけになることを願って――。 文筆家でイラストレーターの金井真紀によるカラーイラスト多数。入管法や難民の人たちをもっと知るためのQ&Aや、金井による「難民・移民フェス」についてのエッセイも収載。私たちに何ができるのかを考えます。 目次 はじめに 01 在留資格がないと、公園のなかの川がわたれない? リアナさんのお話 3つのことばがとびかう家族/いなくなってしまったお父さん/とつぜんはじまった「自由に移動ができない」くらし/「働いてはダメ」で苦しくなった生活/「とにかく帰れ」という法律になってしまう?/リアナさんの夢と、その3つの理由/ついに変わってしまった法律 02「日本の子どもたちに英語を教えたい」と夢見ていたのに ウィシュマさんのお話 のびのびと育った三姉妹/日本の子どもたちに英語を教えてみたい/とぎれてしまった家族への連絡/スリランカに帰れず、つづいた収容/ようやく見つけた、外に出る希望/点滴もされず、入院もできず……/とつぜんの知らせと母の悲しみ/悲しい再会/真相を知りたい家族の前に立ちはだかるもの 03 命の危険からのがれてきたのに アハメットさんのお話 自然にかこまれた農村のくらし/禁止されていた民族のことば/こっそり祝ったクルドの正月/安全な場所をもとめて、日本へ/どうして日本は自分たちを守ってくれないの?/ふたたび、ひきさかれた家族/ニュージーランドでむかえた新しい生活 04 外国人の「管理」「監視」はいつからはじまったの? 石日分さんのお話 多様な人びとがくらす桜本のハルモニたち/「キムチくさい」と言われつづけた子ども時代/母のふるさとに帰ろうとしたものの……/一方的に「日本人」「外国人」にされた在日コリアンたち 05 新しい法律のなにが問題? ほんとうに必要なしくみとは? 入管法のお話 06 いっしょに遊ぼう、ほしい未来をつくろう 難民・移民フェスのお話 おわりに 謝辞 もっと知りたいQ&A [書籍情報] 著 安田菜津紀、絵・文 金井真紀 サイズ:130mm×188mm 製本:並製 ページ数:184ページ
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over and over magazine issue01 選択
¥2,000
[版元インスタグラムより引用] 日々の選択から想起できるものは何だろう。私たちが見ている部分(枝葉)はそこを支えている歴史や思想などの背景(根茎)から生まれるものである。しかしそれらは地中に埋まり、掘り返さなくば実情を確認することはできない。私たちは、それらを"視"、人生で繰り返される選択に適用できているのだろうか。magazineを通して、問いかけたい。 目次 ・哲学対話 - 見えない選択とは何か ・エッセイ “our choices” | うえまつ ・「個人的なことは政治的なこと」うちらにとって「個人的なこと」って ・インタビュー with メリッサ 「文化の盗用と“リスペクト”」 ・もっと学び続けようBLM ・買い物は政治的、でもそれって「みんな」のため? ・コスメの選択肢は拡張する。ななむとうえまつpick ・フリープロフ帳 DIVINEなあんたのこと、あーしに教えてよー ・同意を取るとき“どうい”うの? ・選択的ふうふ別姓のあいうえお ・インタビュー with ラビアナ 「カミソリという名の資本主義」 ・エッセイ「ただ住む町のこと選べないってだけじゃない」 | Saki・Sohee ・在外選挙とは誰もが選挙権を行使できる仕組みに ・ニュージーランド・アオテアロアの政治的レプリゼンテーション | おはな ・ファンダムとケア考察 | Kai Miyaki ・Who made my cloth? 見えない過程も辿る ・インタビュー with ANACTION 「日本の環境活動に選択を。」 ・少し拡張したアクションの選択肢 ・身の回りのトキシックマスキュリニティを考える ・選択って何ですか? 語学交換appで聞いてみた ・わたしたちと日々の選択 ・のんびり質疑応答会 [書籍情報] 編:Saki・Sohee Kai Miyaki サイズ:210mm×297mm ページ数:68ページ
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over and over magazine issue02 東アジアとナラティヴ
¥2,500
[版元インスタグラムより引用] 私たちが生活する東アジア。その多くはメディアを通じてカルチャーやニュースで見聞きしているけれど、実際のところ「東アジア」ってなんなのだろう? 消費するだけでなく、それぞれの物語、歴史や個人の経験に至るまで、そうしたナラティヴに目を向けることできっと今のカルチャーや政治、これからの日々を生きるためのアイデアが見つかるかも。 皆さんと同じように、この1年で私たちの暮らしも変化しました。 新たな出会いや気づきやクリエイティブは新しく、根源にある「何度も何度も」「rhizome」はそのままに。 日常と政治の間に存在する環世界を創造し、様々な二元論を中和、再構築していきます。 [書籍情報] 編:Saki・Sohee Kai Miyaki サイズ:210mm×297mm ページ数:128ページ
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Kaguya Planet No.1 気候危機
¥1,650
[版元サイトより引用] 気温上昇、海洋汚染、エネルギー問題など、地球環境と人間や生物たちに大きな影響を及ぼしている気候変動。 身近な生活の中でも感じられるほどの変化が顕在化し、早急な改善や解決が叫ばれる一方、さまざまな社会問題と絡み合っている複雑な問題でもあります。 マガジン『Kaguya Planet』の記念すべき創刊第1号には、気候危機にまつわる短編小説を3編と、ブックレビューやコラムを収録しました。 フィクションや批評を通して、気候危機が抱える〈交差性〉の一端をのぞき見てみませんか。 コンテンツ 小説 化野夕陽「春の魚」 津久井五月「われらアルカディアにありき」 エラ・メンズィーズ「雨から離れて」(川崎遥佳訳) ブックレビュー 堀川夢 アンナ・カヴァン『氷』 コラム 鯨ヶ岬勇士「バルタン星人と気候危機〈二〇億三〇〇〇万人の移住〉」 齋藤隼飛「気候危機の時代のSF映画」 インタビュー ゲーム『Rise of the Ronin』英語版 高杉晋作役 リック・クマザワが語るレプリゼンテーション 映画『ペナルティループ』監督・荒木伸ニ 俳優・山下リオ PICK UP 『流転の地球 ─太陽系脱出計画─』 [書籍情報] 編:Kaguya Planet 編集部 サイズ:148mm×210mm ページ数:64ページ
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Kaguya Planet No.2 パレスチナ
¥1,650
[版元サイトより引用] 語りと報道の偏りに抗して 2023年10月7日以降、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への攻撃が激化しています。 この攻撃は、決して10月7日に突然始まったものではなく、70年以上にわたる迫害と虐殺の歴史とひと続きの民族浄化です。そして、この惨状を招いてしまった責任の一端は、植民地主義や深刻な人権侵害をずっと見て見ぬふりしてきた国際社会にあります。 日本でSFに携わるメディアとして果たすべき責任は何か。そう考えて、これまで日本にあまり届けられてこなかった、パレスチナのSFを紹介する特集を組みました。 特集では、パレスチナ人作家、パレスチナにルーツのある作家による、パレスチナを舞台にした小説を掲載している他、編集部による解説やテーマに関連したコラムを掲載しています。 コンテンツ 小説 ズィヤード・ハッダーシュ「ここの外では」(佐藤祐朔訳) ソニア・スライマーン「ムニーラと月」(岸谷薄荷訳、佐藤まな監訳) タスニーム・アブータビーフ「継承の息吹」(岸谷薄荷訳、佐藤まな監訳) 牧野大寧「城南中学校生徒会役員選挙『カレーVSラーメン』」 コラム 井上彼方「SFとイスラエルとパレスチナ」 堀川夢「英語で読むパレスチナのSF」 齋藤隼飛「プレイヤーへの期待、その裏にあるキュレーターの責任」 鯨ヶ岬勇士「スーパーヒーローはどこにいるのか。それはあなたかもしれない。」 PICK UP 『野球SF傑作選 ベストナイン2024』 『SF作家はこう考える 創作世界の最前線をたずねて』 インタビュー 映画『カミノフデ 〜怪獣たちのいる島〜』総監督・村瀬継蔵&特撮監督・佐藤大介 インタビュー(紙版のみ) SF作家対談:天沢時生×水町綜「不良とバイクとSFと」 イベントレポート IMAGINARC 想像力の音楽 VGプラスの活動報告 [書籍情報] 編:Kaguya Planet 編集部 サイズ:148mm×210mm ページ数:106ページ
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Kaguya Planet No.5 おじさん
¥1,650
[版元サイトより引用] 今こそ、おじさんの話をしよう ネガティブなイメージがつきまといがちなおじさん。家父長制的な社会の仕組みの中で権力の象徴となっているおじさん。つきまとうイメージや立場が強固であるため、個人の努力ではそこから抜け出せなくなってしまっているおじさん。マジョリティであるからこそ、自らの弱さやそのケアについて語る言葉を持つのが難しいおじさん。そんなおじさんたちのこれからについて、「今・ここ」とは異なる世界を志向するSF的な想像力とともに考える。 コンテンツ 小説 ティファニー・シュエ「魚を釣るからそばにいて」(堀川夢 訳) 倉田タカシ「やめたくなって」 友田とん「上映会のおじさんたち」 ブックレビュー/コラム 堀川夢 パヴェル・ブリッチ『夜な夜な天使は舞い降りる』ブックレビュー 齋藤隼飛「《マルチおじさん・サーガ》─ケアが生むホモソーシャルを超えて─」 森﨑雅世「めんどくさくも憎めない『おじさん』の行く末」 インタビュー 上田早夕里「枠にはめられない〝生〟を見つめ続けて」 連続企画 持続可能な同人誌作りを考える② 販売・宣伝・営業 PICK UP 映画『ミッキー17』・『異端者の家』・『ノスフェラトゥ』 企画紹介 日韓SF交換日記 日本SF作家クラブ&韓国SF作家連帯 イベントレポート 全身で朗読に浸る贅沢体験 川野芽生朗読ライブ「月面文字朗読一例」 VGプラスの活動報告 [書籍情報] 編:Kaguya Planet 編集部 サイズ:148mm×210mm ページ数:126ページ
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とびこえる教室 フェミニズムと出会った僕が子どもたちと考えた「ふつう」|星野俊樹
¥1,870
[版元サイトより引用] 「ふつうって何だろう。」私はこれまで幾度となく、この言葉を心の中でつぶやいてきました。子どもの頃、スポーツが苦手で、女の子とおしゃべりをしたり、交換日記を書いたりするのが好きだった私。初恋の相手は男の子で、いわゆる「男子ノリ」にもなじめませんでした。そんな私に投げかけられたのは、「男の子ならふつうは〜」という言葉。大人になっても、「社会人の男ならふつうは〜」という声に息苦しさを感じます。 「ふつう」からこぼれ落ちる人たちの姿を見つめ、問いかけたいと思い、私は教師になりました。今では「ジェンダー」や「多様性」という言葉が広まったように見えますが、日本のジェンダーギャップは依然深刻です。学校でも、「異性愛が当たり前」「男らしさ・女らしさに従うべき」といった空気は根強く残っています。 本書では、「ふつう」とは何かを問い直しながら、子どもたちが自分らしく生きるために、教師として何ができるのかを考えていきます。 目次 はじめに 「ふつう」アレルギーの教師 私の人生と実践 第1章 男らしさに苦しんだ子ども時代 私はこんな家で育った 受験に失敗して入った私立小学校 先生に殴られないから「女子はずるい」 突如、暴力教師に変貌した塾の先生たち 父という暴君が支配する家 星野家を支える歯車の一つとして 「俺」という一人称が使えなかった僕の初恋 男社会のノリに過剰適応した中高時代 「男らしさ」を勘違いしていた男子高校生たち ジェンダー規範にとらわれない「虫愛づる姫君」を教えてくれた毛利先生 高校卒業時には自己責任論者に 第2章 学問と出会い、世界の見え方が変わる 大学に入って 学問と出会う はじめてのカムアウト 両親へのカムアウト 父に連れていかれたトランスジェンダー外来 大学で出会ったやさしい男たち—「クズィーズ」との出会い 「クズィーズ」のみんなと築いた友情 誰もが自分を語ることで楽になれるはず コラム「赦し」でもなく、「告発」でもなく 第3章 学校で壊れた私が自分の声を取り戻すまで 出版社を退職し教員をめざした理由 「こんなことをするために教師になったのか……」 休職中に感じた自分の「弱者性」への嫌悪 本を通じて服従の構造に気づく フェミニズムとの出会いで感情を言語化しはじめる 6ヶ月かけて書いた父への手紙 コラム 男らしさって悪いもの?—竹野内豊とドゥカティと僕 第4章 私の教育実践—「生と性の授業」 私を救ってくれたフェミニズム フェミニズムに目覚めた私が最初に取り組んだ「生と性の授業」 「女子力」という言葉をきっかけにジェンダーについて学ぶ 学びのタイミングは必然性を伴いやってくる 保護者に「生と性の授業」のねらいをどう説明したか 保護者の否定的な感想で実践から逃げたくなる 私に実践を決意させた壁の落書き セクシュアリティについて子どもたちにどう教えたか 子どもたちと「ふつう」について考える 卒業式の慣習を変えた子どもたち 「聞く非当事者」から「語る主体」へ変わった子どもたち 教育とは時間を必要とする営み 「生と性の授業」が子どもたちに教えてくれたこと 自分の人生の主導権を他人に渡すな 応えたのは誰のまなざしか—子どもの声を代償にして 承認されたい男、報われない教師 3つの形のトーンポリシング 「複合型トーンポリシング」を子どもたちにした私 ケアの不在と報われなさのゆくえ とびこえるダイアローグ① 毛利いずみ×星野俊樹 第5章 「自分らしさの教育」から一歩先へ 点から線を意識した実践へ 子どもも親も苦しい クラスに「男らしい文化」が蔓延して起きたこと 私がしてしまった暴力的な指導 「受容的なスタンス」の問題点 教室で再生産される性別役割分担 保護者からの反応 教師たちのジェンダーブラインドな反応 柔らかい声をエンパワーすること 「男らしさにとらわれた」男子たちの背景 暴力は構造から立ち現れる 子どもの文化に関心を持つこと 「だいじょうぶ?」で加害的な男子の心をほぐす コラム 秩序とは何か—「自由」と「抑圧」という二項対立をこえて 第6章 私の教育実践、私の物語 セクシュアリティを明かす葛藤 私には物語がいつも必要だった コラム 「性別にとらわれない」と「あえて性別にこだわる」の間で 第7章 語りが祈りになるとき ある男子中学生とのやりとり 語りを当事者に押しつけないために 傷つきと特権のはざまで、語り続けること 語れなかったことを語るために とびこえるダイアローグ② 前川直哉×星野俊樹 おわりに 母の刺繍、父の写真 謝辞 参考文献リスト [書籍情報] サイズ:127mm×188mm ページ数:252ページ
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色と形のずっと手前で|長嶋りかこ
¥2,530
[版元サイトより引用] グラフィックデザイナーが母になったら、色と形に辿りつかない日々が始まった。妊娠してお腹が大きくなり、のそのそと歩まねばならぬ体に変化していく中で見えてきたのは、ままならない体と足並みの揃わない社会だった。育児が始まると目の前に立ちはだかる仕事と育児の両立という壁。人々の暮らしと地続きであるはずのデザインの仕事と、目の前の家事育児という暮らしの相性の悪さ。子どもの時間と、仕事の時間。子どもを通して見ている世界と、仕事を通して見えている世界。混沌とした曲線の世界と、秩序だった直線の世界。二つの間で立ち往生しながら見えてきたのは、資本主義のレースと止まらぬ環境破壊とジェンダー不平等が一つの輪をなしている景色。そして子どもが手をひいて連れて行ってくれる、土の匂いがする景色。かつて自分も知っていた、あの曲線の景色。 目次 想定外の曲線 四角くて軽くて早い まあるくて重くて遅い 期待される自然な形 産まれたての赤 混乱の白い血 見えない仕事 見えない性 母のグラデーション 変形するひと 変形しないひと 命の結び目 色と形 [書籍情報] サイズ:128mm×188mm ページ数:240ページ
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シモーヌ 2025年夏号
¥1,980
SOLD OUT
[版元サイトより引用] シモーヌ・ド・ボーヴォワールの『第二の性』出版から70年後の2019年、「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」から一歩先を目指すために現代書館から創刊した『シモーヌ』が、分断と孤立を越えるコレクティブなフェミニストマガジンとしてサッフォーからリニューアル刊行! 目次 [特集1]食とジェンダー Miyabi Starr 〔漫画〕反響板をうちうちてートランスジェンダー男性主人公プロジェクトー 小林美香×中村佳太×山田亜紀子 〔鼎談〕広告から考える嗜好品とジェンダー 児玉美月 女たちの人生をより深く味わうための「食」表象 中村桃子 「女を食べる」に潜む性暴力の正当化:ことばがつくるセクシュアリティ 栗田隆子 病と食:自己責任と外見、あるいは健康 真鍋祐子 韓国弾劾デモにみる《縁食》の風景:広場で分かちあう「おむすび」の意味をめぐって 保井啓志 ジェンダー視点から見たイスラエルの「ヴィーガン・ナショナリズム」:肉食/菜食とユダヤ人の男性性 [特集2]フェミニストが知っておきたいセックスワーカー運動 青山薫 フェミニストだから主張する、セックスワークを「まともな仕事」に。 セックスワーク・アクティヴィストってどんな人?:SWASH代表げいまきまきさんインタビュー 聞き手・菊地夏野 ESWA(ヨーロッパセックスワーカー権利同盟)/firda people[ 訳] セックスワーカーのためのフェミニスト: 私たちのマニフェスト 菊地夏野+イムジョンファ 韓国におけるセックスワーカー運動の現在:スカーレットチャチャインタビュー イムジョンファ 〔解説〕韓国の「性売買特別法」の影響と運動 女工團結生産線&台北市公娼自救會 公娼制廃止に関するQ&A 〔資料〕売春防止法をめぐる抵抗 戸谷知尋 キャロル・リーに捧ぐ:「セックスワーク」に込められた政治的意味 [論文] キャリー・ハミルトン/山﨑燈里〔訳〕 セックス、労働、肉食:ヴィーガニズムというフェミニストの政治学 [連載] ヨヨミ ヘルシー♡メルシー 第1回 ドレヤ・クラーク MUSIC SPOTLIGHT VOL.1 SWASHのSLUTS GO EVERYWHERE Vol.1 yonie yonieの日記 EP.1 江戸川ズル ズルちゃんののりこえめし その1 We are HERE. We are EVERYWHERE. ① げいまきまきのワイルド・サイドを歩け! 第1回 [書籍情報] サイズ:148mm×210mm ページ数:160ページ
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Troublemakers No.1
¥3,600
[版元サイトより引用] ミスフィッツのストーリーを伝える雑誌『Troublemakers』創刊号。 第1号でトラブルメーカーズは、大阪に住むアメリカ人トランス女性のレミー・ニッタ、アイヌ文化を発信する関根摩耶、アイルランド人シンガーソングライターのクリスチャン・コール、スイスを拠点にするインターセクショナル・フェミニスト・プラットフォーム「Futuress」の共同ディレクターである小島 澪とマヤ・オウバーに会いに行きました。そのほか、ドイツ人写真家タマラ・エクハルトによるアイルランドのマイノリティグループ「トラベラー」を捉えたドキュメンタリー写真と、日本人アーティスト・苅部太郎が自身の離人感覚について綴ったエッセイを掲載しています。 [書籍情報] サイズ:171mm×240mm ページ数:160ページ 言語:日本語と英語
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Troublemakers No.2
¥2,970
[版元サイトより引用] ミスフィッツのストーリーを伝える雑誌『Troublemakers』第2号! 今号のインタヴュイーたちは、もう自分の居場所を見つけているように見えた。文学研究者の小林富久子さんはアメリカでアジアの女性作家たちとジェンダー批評に出会うことで、難民としてアメリカに渡った両親をもつリンダはアイルランドへ飛び出すことで、「喫茶壁と卵」のふたりはちいさくてあたたかい喫茶店を開くことで、それぞれの居場所をつくってきた。家族、ルーツ、学問、喫茶店──あらゆるものが誰かにとっての居場所になりうるのだと教えてくれる、はみ出し者たちのストーリー。 さらに、李琴峰のジェンダーディストピアSF短編『女崩れ」、沖縄にルーツをもつアメリカ人フォトグラファー、渡久地トリによる日系アイデンティティを捉えたフォトストーリー、東京在住のイギリス人ライター、ウィリアム・アンドリューズが東京で働くクルド人労働者との出会いを振り返ったエッセイも掲載。 [書籍情報] サイズ:171mm×240mm ページ数:176ページ 言語:日本語と英語
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デザインはみんなのもの
¥1,650
[版元サイトより引用] どうしてデザイン賞の審査員や受賞者は男性ばかりなの? どうして欧米でデザインを学んだことがステータスになるの? どうしてスマートフォンは女性の手には大きすぎるの? スイスを拠点にするグローバルなフェミニスト・コミュニティ「Futuress」が掲載してきた、「フェミニズム × デザイン」の視点で身近なデザインの、わたしたちの社会の当たり前を問い直す5本のエッセイを収録。トルコ、ノルウェー、アメリカ、インド、パレスチナ。世界のフェミニストたちから届いた、希望と連帯のストーリー。 ◉おばあちゃんはサイボーグじゃない ムスリムでトルコ人の著者は、身長150cmの小柄な祖母をもつ。おばあちゃんが暮らしにくい環境をつくったのは誰? スマホから医療用マスクまで、身の回りのプロダクトデザインを振り返り、そこに隠れたバイアスを読み解く。 ◉綴じられなかった正典 男性中心のデザイン業界に、シンプルが“良い”とされるデザイン規範。ノルウェーの状況は、まるで日本の写し鏡のようだ。記されてこなかった過去を振り返ることから、あるべき「未来の歴史」を考える。 ◉同時に、同じ夢を見ること 中国系アメリカ人でクィアの著者が綴る、アメリカでアジア人として生きること。日常的なニュースやカルチャーに見る、さまざまな差別と偏見。アジア系の人々の運動の歴史に学ぶ、夢を見ること、連帯することの可能性。 ◉カーストとデザイン ヒンドゥー教に基づく身分制度が残るインドでは、上位階級の人だけがデザインを担っている。恵まれた人々だけがデザインの仕事を担うことの危険性と、染みついた規範に挑むデジタル世代の闘い。 ◉パステルカラーの暴力 日本のアニメやキャラクターに見られるカワイイカルチャーには、女性を客体化し、現実で起きている暴力から目を背けさせてしまう負の側面がある。SNS上で、そして戦場で生まれている、カワイイの闇を検証する。 Futuress|フューチャーレス Futuressは、スイス・バーゼルを拠点とする〈デザイン・フェミニズム・政治〉のためのオンラインプラットフォーム。小島 澪とマヤ・オウバーが共同ディレクターを務め、出版プラットフォーム兼ラーニングコミュニティとして、デザインについて学ぶ場をつくり、デザインに関する幅広い議論を行っていくことを目指している。定期的にイヴェントや研究ワークショップを開催し、世界中に広がるコミュニティメンバーの問題意識から生まれたストーリーを公開している。 futuress.org IG: @futuress_org 井上麻那巳|Manami Inoue ジェンダーイコールな社会を目指してデザインができることを探究するデザイナー・アートディレクター。ミスフィッツのストーリーを伝えるTroublemakers Publishing共同代表。言葉とストーリーを大切にし、著者やブランドの思考や想いをヴィジュアルに翻訳することに焦点を当てている。2024年に出版スタジオTroublemakers Publishingを設立し、同年にインディペンデントマガジン『Troublemakers』を創刊。 manamiinoue.com IG: @mnm_inue [書籍情報] 著:Futuress 翻訳・デザイン:井上麻那巳 編集:宮本裕人 サイズ:102mm×162mm ページ数:96ページ 言語:日本語と英語
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文学カウンセリング入門|チン・ウニョン キム・ギョンヒ
¥2,420
[版元サイトより引用] 「読むこと」と「書くこと」が、こんなにも静かに人を癒やす。 ―文学が“カウンセリング”になるという、新しい読書のかたち― 韓国で出版された本書『文学カウンセリング入門』は、詩や文学作品を通じて、自分自身の心の模様を読み解き、癒し、育むための方法を丁寧に示した1冊です。 韓国相談大学院大学での詩人チン・ウニョンとギム・ギョンヒの講義や論文などをもとに構成された本書は、理論編(第1部、第2部)では、文学の癒しの力とその背景にある哲学・教育思想を豊富に紹介。実践編(第3部)では、シンボルスカ、メアリー・オリヴァーらの詩を用いた実践的な12のレッスンを通して、読む・書くことで自己理解と癒しを深める手法を紹介しています。 書き写しやリライトを通じて、自らの気持ちに寄り添い、誰かと分かち合う力を育てるカリキュラム。医療・教育・福祉関係者はもちろん、自分を見つめたいすべての人へ。 [書籍情報] サイズ:148mm×210mm ページ数:228ページ
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複業ZINE
¥1,100
[版元サイトより引用] 終身雇用は崩壊、非正規職が増大し、年金は当てにならず、いまや「死ぬまで働く」が当たり前。先行き不安な社会情勢が続く中、本業のかたわらにする副業ではなく、いろいろな仕事を並行して行う「複業」を選ぶ人が増えている。やりたいことだけでは生活できない/できることを増やすために/持続できる働き方を模索してetc. 15人の複業から浮かび上がってくる、仕事の現在、社会の姿。gasi editorial第8弾! 目次 今はどうにかなっているけど 小沼理 あなたの複業おしえてください フリーランスフォトグラファー×ライフワークの撮影や活動×アルバイト hikita chisato 僧侶×非常勤講師×マーケティングの業務委託 鵜飼ヨシキ 介護職×イラスト制作や在宅ワーク×フリマアプリ出品 ゆか 編集者、ライター×古物商×夜間救急受付 浅見旬 出張保育×お弁当販売×アート・デザイン活動 森梨絵 作家アシスタント×フリーライター、編集者 岡田有紀 ブランド・店舗運営×図書館カウンター×清掃×テニスコートの整備 高橋 翼 ライター×ベビーシッター×ペットシッター×うさぎ専門店のバイト 長田杏奈 ライター×コミュニティマネージャー×ラジオパーソナリティー×イベントMC×カメラマン×ハウスマスター×一日カフェ店員など 平野 蒼 空調メンテナンス会社×アーティスト×書籍の蒐集家 匿名 会社員×韓国語通訳・翻訳・コーディネート Mikhopper コンサルティング事業×訪問介護事業 吉田貫太郎 本屋×町議会議員×田畑×執筆 モリテツヤ 複業は高みを目指さず―アマチュア主義でやっていく 山本佳奈子 [書籍情報] 編:gasi editorial 構成:浪花朱音 デザイン:和田拓海 サイズ:128mm×182mm 製本:並製 ページ数:62ページ