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Gift wrapping
¥440
希望されるラッピングの個数分をカートにお入れください。 複数の商品をご注文の場合で、2つ以上に分けてラッピングをご希望の場合は、組み合わせの詳細をご注文時の備考欄にご記入ください。 ラッピングに使用するのは、インドの伝統民族衣装などをリサイクルし、フェアトレードNGO・SASHAの作り手によって縫い合わせられた布袋です。色や柄はランダムです。
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エトセトラ VOL.8 特集:アイドル、労働、リップ
¥1,430
[版元サイトより引用] 「アイドル」を含めたいろいろな人たちが、心身ともに健やかでいられるには-- 「アイドル」の表象、労働、消費について考える、 これまでなかったことにされてきた必要で切実で多様な声を集めた特集号 フェミニズムを身近なテーマから考えるマガジン「エトセトラ」8号目の特集は、「アイドル」。自身がアイドルの和田彩花、アイドル文化を含めた表象について執筆を重ねてきた鈴木みのりを特集の編集に迎え、労働、心身の健康、ボディイメージやライフスタイルの消費、SNSを巡る諸問題に向き合い、そしてアイドルから得られる希望や喜びとは何かを探る。1408もの声が集まった「アイドルの未来のためのアンケート」も! 特集外も、ジュディス・バトラーへのロングインタビュー、「オープンレター 女性差別的な文化を脱するために」原文掲載など、残しておきたい記録に満ちた一冊。 目次 特集:アイドル、労働、リップ 特集のはじめに 鈴木みのり・和田彩花 エッセイ 菅野つかさ「少女時代を通して出会った世界」 野中モモ「『街いちばんのナイス・キッドたち』によせて」 藤野可織「私はいかにしてアイドルの恋愛に一喜一憂するようになったか」 犬山紙子「ファンと消費」 創作 岩川ありさ「わたしはこぶしを握りしめる」 論考 ハン・トンヒョン「矛盾に満ちた『推される人』たちにかかる負荷が少しでも減ることをいつも願っている」 上岡磨奈「アイドルとあなたとは何も変わらない、同じ人間である」 田中東子「アイドルたちは何を開示しているのか?」 写真 藤岡亜弥「熱狂の広島、オバマがヒロシマに来た日」 インタビュー 竹内亜矢子「〈自分の身体と折り合いをつける〉ために試してみたいエクササイズとストレッチ」 寺嶋由芙「好きなことを好きでいるために、アイドルの問題を話していきたい」 内藤忍「働くすべての人の『労働』が、守られるために知りたいこと」 アンケート わたしの“アイドル” 宇垣美里/エミリー/太田莉菜/温又柔/カナイフユキ/近藤銀河/佐久間裕美子/佐野亜裕美/柴崎友香/周司あきら/岨手由貴子/仲西森奈 /羽佐田瑶子/valknee/潘逸舟/丸山美佳/宮越里子/森栄喜/WAIFU 1408の声が集まった 「アイドルの未来のためのアンケート」 特集のおわりに 鈴木みのり・和田彩花 ************************************************************ インタビュー ジュディス・バトラー「反ジェンダー、反多様性にフェミニズムは抵抗する」 (聞き手:清水晶子/ 翻訳:西山敦子(C.I.P. Books)/ 企画・写真:間部百合) アーカイブ 「オープンレター 女性差別的な文化を脱するために」を記録する 寄稿 北原恵「イトー・ターリが遺したもの――追悼展示会報告記」 フェミリポート 下郷さとみ「ブラジルの政治を、先住民族の女性・マイノリティの手に」 連載 「編集長フェミ日記」(2022年8月~10月)鈴木みのり・和田彩花 「ふぇみで大丈夫」ナガノハル/vol.4:ちゃんみな大好き 「ここは女を入れない国」伊藤春奈(花束書房)/第6回:炭鉱と女人禁制 「Who is she?」大橋由香子/第5回:日雇いで働くニコヨンの彼女 「LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景」宇壽山貴久子 私のフェミアイテム:須藤はる奈 NOW THIS ACTIVIST :門田亜里砂 [書籍情報] サイズ:148mm×210mm 製本:並製 ページ数:144ページ
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エトセトラ VOL.10 特集:男性学
¥1,540
[版元サイトより引用] 性差別はびこるこの社会では、実は「男」のことすら誰も考えていない。 語られてこなかった男性の多様さはどこにある? これまでフェミニズムが家父長制に相対するとき、特権を持つ側として「男性」が照射されてきた。しかし、男性がフェミニズムに応答するだけでは、男性自身の課題を掘り下げられないのでは……? フェミマガジン10号目は、『トランス男性によるトランスジェンダー男性学』の周司あきらをゲスト特集編集に迎え、「特権」「加害性」「生きづらさ」で終わらない、その一歩先にある「男性性」を見つける特集号。 論考、エッセイ、読者投稿などで構成。新たなメンズリブを目指す座談会も! 目次 特集:男性学 特集のはじめに 年表 男性史・女性史(作成:周司あきら) エッセイ・論考 マルリナ「ラップに耳をすませば」 麦倉哲「『男らしさの崩壊』の先にみる絶望とかすかな希望」 五月あかり「誰も好きになってはならない」 小埜功貴「自分を終わらせて、自分へと生まれ戻ろう――場としてのメンズリブ、心としてのメンズリブ」 瀬戸マサキ「『俺』を取り戻す旅」 仲芦達矢「ノイジー・マスキュリニティ」 Y・N「傷と言葉――仲芦達矢『ノイジー・マスキュリニティ』のための補足」 澁谷知美「男にとって『恥』とは何か――仮性包茎の現代史から」 森山至貴「異物のように、宝物のように」 水上文「そして誰が排除されるのか?――百合ジャンルにおけるミサンドリーの問題」 福永玄弥「男たちの帝国と東アジア」 遠山日出也「男性が特権/差別を克服するために――被抑圧者の解放と自らの解放との結びつきを捉える」 小説 勝又栄政「父(ちち)と、娘/息子(こ)」 漫画 中村一般「山田さんの生活」 座談会 水野阿修羅✕小埜功貴✕周司あきら「男である自分を好きになる――90年代日本のメンズリブ運動」 読者アンケート 男として生きること、男扱いされることの喜びを考えてみる 特集のおわりに ***************** 寄稿 もちづきゆきえ「『HEAR. ME. OUT.』制作日誌」 伊藤春奈(花束書房)「独立運動から続く道をたどって〜おしゃべりソウル旅行記〜」 漫画 とれたてクラブ「目ざせ!! DIVAに殺されない元カレ」 連載 「編集長フェミ日記」2023年8月〜9月 「祖母の話」/#2 川﨑那恵「ムラの女たちのあいだで」 「アート・アクティヴィズム」北原恵/〈98〉「関東大震災100年を記憶する現代アート:2023夏、韓国」 「LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景」宇壽山貴久子 私のフェミアイテム:下山田志帆 NOW THIS ACTIVIST :山田亜紀子 [書籍情報] サイズ:148mm×210mm 製本:並製 ページ数:128ページ
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エトセトラ VOL.13 特集:クィア・女性・コミュニティ
¥1,540
[版元サイトより引用] 「わたしたち」の場づくり、コミュニティ、言葉をアーカイヴする。 ウーマンリブから生まれたレズビアン・コミュニティ、伝説のレズビアン&バイセクシュアル雑誌、そして、Xジェンダーの語りや、様々なセクシュアルマイノリティの集まれる場所……。 フェミマガジン13号目は、「LGBTQ」から消されてしまいがちな女性やノンバイナリー/Xジェンダーの人々による、場所づくりや運動を記録する特集号。多数のインタビュー、寄稿、読者投稿「自分の存在を消されたと感じたことはありますか?」など。 目次 特集:クィア・女性・コミュニティ 特集のはじめに 寄稿 杉浦郁子 「女の解放」から「レズビアンの解放」へ ――1970年代半ばから80年代の首都圏におけるレズビアン運動の変容―― 赤枝香奈子 「レズビアン」の連続性と非連続性――清岡純子のレズビアニズム 萩原まみ 「『フリーネ』と『アニース』~バイセクシュアルのわたしが読みたかった雑誌」 岡田実穂 クィア・コミュニティにおける性暴力を可視化する 森あい あるクイアの、阿蘇での10年 ティーヌ 自分と出会うための読書 しゃおはー 『おばあちゃんのガールフレンド』が開いた私の物語 インタビュー 若林苗子「ウーマンリブからつながった、レズビアン・フェミニズム」 原ミナ汰「失敗や挫折の積み重ねから生まれた、Xジェンダー/ノンバイナリーの大事な場所」 大江千束「属性だけで一般化せず、対話していくことから始める」 長村さと子「セクシュアリティや年齢、国籍を気にすることなく、誰でも来られる場所をつくる」 パフスクール山賀沙耶・安田恵実「レズビアンの歴史をつなぎながら、コミュニティを広げていく」 座談会 あきら✕さときん✕にしむら「私たちの『レズビアン・コミュニティ』 そして、ターリさん」 読者投稿 自分の存在を消されたと感じたことはありますか? 特集のおわりに ******************** 寄稿 前野久美子 〈地方の〉本屋のアクションの〈つらなり〉 牧野雅子 医大生による強制性交等事件の無罪判決から考える 小川たまか No信仰、YESシスターフッド BBD騒動から考えた構造の中の私たち 鈴木裕子 (書評)『帝国主義と闘った14人の朝鮮フェミニスト 独立運動を描きなおす』 朝鮮人女性独立運動家の群像が生き生きと描きだされる 漫画 とれたてクラブ ムダ毛人権奥義フェミミーミ・ミーミミ フェミレポート 黒田理沙 だれのフェミニズム? 活動を記録する 第一回私のからだデモ 連載 編集長フェミ日記 2025年2月〜3月 北京会議の前と後〜SRHR30年の足跡を探して〜 最終回:北京会議30周年! 第69回CSW69/北京+30に行ってきた! 福田和子 寝た子を起こして、仲良くごはん 第三回 「同和」という言葉をたどる 川﨑那恵 アーティストのフリースペース no.003 super-KIKI 私のフェミアイテム 13 金明和 NOW THIS ACTIVIST vol.12 uhi[鄭優希] [書籍情報] サイズ:148mm×210mm 製本:並製 ページ数:128ページ
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エトセトラ VOL.14 特集:SRHR
¥1,650
[版元サイトより引用] 私のからだは、私のもの。 この社会を、誰もが「私のからだ」を生きられる場所にする。 SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利)は、自分の体、性や生殖について、誰もが十分な情報を得られ、自分の望むものを選んで決められると同時に、勝手に決めさせないという「基本的人権」のこと。 1995年に北京会議(第4回世界女性会議)で、リプロダクティブ・ヘルス/ライツが採択されてから30年。しかし世界では、いまバックラッシュが吹き荒れ、日本でも少子化対策という名のもと、戦時のような「産めよ増やせよ」政策が進められている。すべてのひとのSRHRが実現されるために、私たちはこの現状とどう向き合い、抗い、行動したらいいだろうか。これまでの国による性と生殖の管理・抑圧や、支配に抗ってきた運動の歩みを知り、道筋を探る。寄稿、年表、読者投稿など。 目次 特集:SRHR 特集のはじめに 福田和子 SRHR年表(作成:福田和子・高井ゆと里) セクシュアル・ジャスティス宣言 寄稿 草野洋美 SRHR for ALL!――SRHRが私たちみんなの人権になる日まで 三浦美和子 日本の公的プレコンセプションケア――誰が、何のために? 黒坂愛衣 隔離政策と優生政策が交差したハンセン病療養所 嶽本新奈 「からゆきさん」――性と生殖の管理、そして植民地主義 永野三智 水俣の女性たちの、性と生殖にまつわる話 谷口歩実 「フェムテック」への怒り 田中雅子 移民の目線で日本のSRHRを見直す 土屋和代 トランプ2.0とリプロダクティブ・ジャスティス 田代美江子 SRHRを確かなものとする包括的セクシュアリティ教育(CSE)―人権教育の実践としての意義― インタビュー 木本昌美・木本奏太 「身体で線引きされずに、自分を生きるために」 石地かおる 「障害のある身体を、『私のもの』と思えるまで」 鼎談 大橋由香子✕高井ゆと里✕福田和子 「女の運動の蓄積を、次のSRHR運動につなげていくために」 読者投稿 自分の身体(とくに性や生殖にまつわること)が自分のものではない、管理されている、と感じたことはありますか? 特集のおわりに 高井ゆと里 *************** 寄稿 uhi ヴィーガニズムについて、ある在日朝鮮人が考えていること 中山良子 高専生とジェンダー・セクシュアリティを学ぶ 野村羊子 34年前、セクハラアンケートに6500の女性の声がつなぐ フェミ・レポート frida people 南太平洋から愛を込めて レポート 松尾亜紀子 筑豊に生きた女性たちと出会う旅 連載 編集長フェミ日記 2025年7月〜10月 寝た子を起こして、仲良くごはん 第四回 フィールドワークの醍醐味 川﨑那恵 アート・アクティヴィズム/101 防空壕の女――ジェンダー/植民地主義から見る戦争画 北原恵 アーティストのフリースペース 中村友紀 NOW THIS ACTIVIST 源啓美 私のフェミアイテム よこのなな [書籍情報] サイズ:148mm×210mm 製本:並製 ページ数:132ページ
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月曜か火曜|ヴァージニア・ウルフ
¥2,200
[版元サイトより引用] 永遠のフェミニスト作家、ヴァージニア・ウルフが自分で編んだ唯一の短編小説集。 彼女の真摯な「叫び声」を、100年後の今そのまま読む。 ウルフの最初の短編集を、1921年刊行当時のまま、姉ヴァネッサ・ベルの版画5点とともに完全収録。最良のガイドとなる、翻訳者の片山亜紀による詳細な注・訳者解説付。 収録作 ゴースト・ストーリー「幽霊たちの家」 フェミニズム冒険活劇「ある協会」 都市のある一日を描く「月曜か火曜」 その後の長編に連なるメタフィクション「書かれなかった小説」 音楽のスケッチ「弦楽四重奏」と色彩のステッチ「青と緑」 草花と人々とカタツムリのコラージュ「キュー植物園」 フェミニズム小説であり評論でもある傑作「壁のしみ」 ――ウルフの原点であり、その後の長編にも連なる真摯で切実な全8編。 学識豊かな男たちなんて、魔女や隠遁者、すなわち洞窟や森でうずくまって薬草を煎じ、トガリネズミを尋問し、星々の言葉を書きつけていた者たちの末裔でしかないのでは?(「壁のしみ」より) [書籍情報] 著:ヴァージニア・ウルフ 画:ヴァネッサ・ベル 訳:片山亜紀 サイズ:127mm×188mm 製本:並製 ページ数:144ページ
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多様な性を生きる LGBTQ+として生きる先輩たちに人生のヒントを聞いてみた|松岡宗嗣
¥1,694
[版元サイトより引用] 世の中の「ふつう」に当てはまらない自分とどう向き合ってきたのか、性的マイノリティとしての生き抜き方を聞く。いま悩んでいる10代やその友だち、まわりの大人に向けて、LGBTQ+の声を届ける! 世の中の「ふつう」とされる性のあり方に当てはまらない そんな自分とどう向き合ってきたのか、性的マイノリティとしての生き抜き方を聞く。 いま悩んでいる10代やその友だち、まわりの大人に向けて、LGBTQ+の声を届ける一冊! 「ここから逃げ出したい……」 「みんなに合わせなきゃ!」 「ふつうってなんだろう?」 性的マイノリティに関する情報を発信している松岡宗嗣さんと、さまざまな性のあり方を生きる8名との対談をとおして、自身の性や社会との向き合い方に悩む10代へ生きるヒントを、友だちや家族、教師へは性の多様性への理解を深める手がかりを届ける。 対談相手のみなさん 大内アイミ SNSの総フォロワー数650万超の、4人組クリエイターグループ「午前0時のプリンセス」のメンバー。個人でも動画クリエイターとして多くの若者に支持されている。 木本奏太 登録者数約25万人のYouTube チャンネル「かなたいむ。」を運営。動画総再生回数は1億回を超える。著書に『元女子、現男子。』(KADOKAWA)がある。 中村健 大学や行政、企業などで講演・啓発活動を行なう。NHKよるドラ『恋せぬふたり』考証。また、当事者グループ「なかぷろ」を主催し、これまでに約500名の当事者が参加している。 西原さつき 「乙女塾」主宰。NHKドラマ10「女子的生活」出演・トランスジェンダー指導、映画『ミッドナイトスワン』脚本監修。著書に『女の子って魔法だよね』(厚有出版)。 中島潤 NPO職員としての勤務と並行し、大学や研修会などで「多様な生と性」をテーマに発信を続けている。 水上文 文筆家・批評家。著書に『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)、『あなたのフェミはどこから?』(共著、平凡社)、などがある。 みたらし加奈 臨床心理士・公認心理師。カウンセリングルーム「神泉こころカウンセリング」所長。著書に『マインドトーク――あなたと私の心の話』『テイラー――声をさがす物語』(ともに、ハガツサブックス)がある。 森山至貴 早稲田大学文学学術院教授。専門は、社会学、クィア・スタディーズ。著書に『10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」』(WAVE 出版)、『LGBTを読みとく――クィア・スタディーズ入門』(ちくま新書)などがある。 [書籍情報] サイズ:128mm×188mm ページ数:200ページ
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ディトランジション、ベイビー|トーリ・ピーターズ
¥3,278
[版元サイトより引用] 白人トランス女性リース。ディトランジションし男性として暮らすエイムズ。アジア系シス女性カトリーナ。不器用に生きる三人の、新しい家族の物語。NYT選定「21世紀のベスト100冊」 性移行(トランジション)と赤ちゃん出産をめぐる新しい家族の物語 ひとりきりでいることができずロマンチックな情事を追いかけるリース、ディトランジションして父親になることを迫られるエイムズ、悪夢のような離婚を経て妊娠したIT企業のアイデアエリート、カトリーナ。それぞれの思惑が合致して交錯して背反する、その先にある新しい家族の形! 21世紀版『高慢と偏見』とも称される傑作長編。 [書籍情報] 著:トーリ・ピーターズ 訳:吉田育未 サイズ:132mm×191mm ページ数:416ページ
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さびしさについて|植本一子 滝口悠生
¥902
[版元サイトより引用] ひとりだから、できること ひとりをおそれる写真家と、子どもが生まれた小説家による10往復の手紙のやりとり。 「折々のことば」にも取り上げられた自主制作本を文庫化。 母のこと、子どものこと、文章を書くこと、社会のこと、戦争のこと、過ぎ去った日々のこと。近所に住む写真家と小説家が、ときに応答しながら、親密な手紙を交わす。気持ちよい正直さと、心地よい逡巡にあふれるやりとりが、いつしか読者の記憶を掘り起こしていく。完売した自主制作本に、あらたな2往復のやりとりを加える。 目次 滝口さんへ 往復書簡をやりませんか? 一子さんへ 絵を習っていた話 滝口さんへ チャイルドシートを外した日 一子さんへ 思うようにならないこと 滝口さんへ 離ればなれになる道 一子さんへ 凡庸な感慨 滝口さんへ さびしさについて 一子さんへ 「み」の距離 滝口さんへ 誰かと一緒に生きること 一子さんへ 子ども?フ性別 滝口さんへ 最後に会ったのはいつですか 一子さんへ 家事について 滝口さんへ 母の言葉 一子さんへ 誰かに思い出される 滝口さんへ 誰かについて書くこと 一子さんへ ひとりになること 滝口さんへ いちこがんばれ 一子さんへ 愛は時間がかかる 滝口さんへ ひとりは、わるいものじゃないですね 一子さんへ 生活 [書籍情報] 自主制作版解説:武田砂鉄 文庫版解説:O JUN サイズ:105mm×148mm ページ数:256ページ
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たのしい保育園|滝口悠生
¥2,200
[版元サイトより引用] 二歳のももちゃんとお父さんは日々、川べりを歩く。かけがえない瞬間を描く、新時代の「父」小説。 「今日のこともきっと何年か後には忘れてしまう。昨日や明日と区別がつかなくなって、そんな日がまるでなかったかのように思えてくる。だから連絡帳を書きたい、とももちゃんのお父さんは思うけれど、連絡帳のコメントを送るのは三歳の誕生日までだ。」(本文より) 推薦コメント 育児を愛情深く、かつ冷静に、緻密に、記録する。 やりたくても誰もできなかった偉業が、ここにある。 この作品はきっと、誰にとっても、時間が経てば経つほどに、 価値を増していくはずです。 ――ヨシタケシンスケさん(イラストレーター) 子どもたちへの純粋な敬意が込められ、見守る人々の自然な思いやりが端々に感じられる。 ――東直子さん(歌人) [書籍情報] サイズ:135mm×195mm ページ数:224ページ
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ikuzine
¥1,600
[版元サイトより引用] ポッドキャスト番組「IN OUR LIFE」からお届けするZINEの第二弾。 テーマは「育児」です。 2021年に子どもが誕生し、それから約四年弱のあいだ、番組内で育児について話した内容を再構成したZINEになります。自分自身が主体的に育児に携わる中で、日々思考することがたくさんあるわけですが、育児本で自分がフィールできるものを見つけることは本当に難しいです。ハウツー、イクメン文脈といった本はたくさんあるものの、育児に携わる中で考えることについて言語化された本はなかなか見当たりません。そんな中で、今回のZINEでは、子どもを産み、育てることについて多角的に対話した内容を収録しており、画期的な「育児本」となっています。 なかでも、最高の育児・保育園小説『たのしい保育園』をリリースしたことも記憶に新しい、小説家の滝口悠生さんとのエピソードを多数収録しています。滝口さんから見た育児、子どもに対する視点は『たのしい保育園』のビハインド・ザ・シーンとしても楽しめるはずです。 また、このZINEのアイデアをいただいた写真家の植本一子さんとのエピソードも収録しています。このZINEは、植本さん、滝口さんとの共著であり名著『さびしさについて』の延長線として位置付けることも可能であり、二人との対話をそれぞれ収録できたこと大変嬉しく思います。 また、ポッドキャストにいつも出演してくれている友人たちとの育児に関する対話も収録しています。こちらでは、既存の本やSNSでは拾いきれないだろう育児における喜びや、ままならなさについてフランクに話していますので是非お読みくださいませ。 目次 ・Thank you my daughter(ゲスト:滝口悠生さん) ・寝かしつけのうた ・It's all about give and take(ゲスト:滝口悠生さん) ・子どもがいること Part. 2 ・Real dad club(ゲスト:滝口悠生さん) ・子どもの夢がYouTuber ・The man who knew too much(ゲスト:滝口悠生さん) ・育児本を探すのが難しい ・Work.Pump.Repeat ・スラックスとランドセル (ゲスト:植本一子さん) [書籍情報] サイズ:148mm×210mm ページ数:144ページ
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わたしを夢に見てください|キム・メラ
¥2,420
[版元サイトより引用] 女性であること、レズビアンであること、信仰と家族、植民地の記憶、そして生と性の解放—— 死後もなお恋人の夢に寄り添おうとする女性や、韓国で妊婦が見るとされる「胎夢」を描き、幻想の光をまといながら鮮やかに映し出される現代韓国の姿。 2024年「若い作家大賞」を受賞し、いま韓国で最も注目を集める新世代の作家キム・メラによる、〈夢から始まり、夢で終わる〉クィア短編集。 そんなとき私たちは息がぴったりで、私はヨンジュと水泳以外のほかのことも一緒にできそうだと思った。今みたいに同じ読書室に通って水泳講習を受けること以外に、もっと難しくて大変なこと。例えば、私たちは大人になって一緒に運転免許を取ったり、お金を貯めて世界旅行に行ったりもできる。もしかしたら、ヨンジュが赤ちゃんを産むときに、妊娠を知らせる夢を見るのは私かもしれない。 ——「リンゴリング」 目次 リンゴリング 木の葉が枯れて 夕焼け シュガー、ダブル、ダブル 論理(ロジック) アヒル 象の鼻(コッキリコ) わたしを夢に見てください [書籍情報] 著:キム・メラ 訳:吉良佳奈江 サイズ:127mm×188mm ページ数:320ページ
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出口 中絶のための1200kmの旅|B.キャロット
¥2,750
[版元サイトより引用] 〈自分の体を自分で決められない〉国から抜け出すため、姉妹は車を走らせた。 鳥飼茜(漫画家:『先生の白い嘘』『バッドベイビーは泣かない』)推薦‼ 「欲しいのは、女が自由に生きることを悪なんて言わせない世界」 綿密な調査と取材で制作期間に4年を費やし、リプロダクティブ・ライツの現実を描いたグラフィック・ノベル、待望の翻訳。 あらすじ ポーランドで小学校教諭をしているマグダは、望まぬ妊娠をしてしまう。しかし中絶が厳しく制限されているこの国では、誰かに相談することすら難しく、彼女は孤独の中で中絶方法を探し始める。 ネット掲示板を頼りに支援団体と連絡を取り始めるが、中絶薬はなかなか届かない。タイムリミットが迫るなか、ついにオランダの支援団体に頼ることを決意したマグダは、唯一の理解者である姉・オリビアと共に、1200kmの旅に出るのだった——。 [書籍情報] 著:B.キャロット 訳:川野夏実 サイズ:148mm×210mm ページ数:240ページ
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クリエイティブであれ 新しい文化産業とジェンダー|アンジェラ・マクロビー
¥2,420
[版元サイトより引用] 「クリエイティブであれ(ビー・クリエイティブ)」という呪縛が生み出す、現代の“終わりなき労働”とその構造―― 「自由」や「自己実現」と巧みに結びついて若者を魅了するクリエイティブな世界。劣悪な労働環境を甘受し、マルチタスク化に対応する「新しいミドルクラスの女性」は、いかにして作り出されるのか? クリエイティブ経済の絶頂期を、フェミニズムの視座から批判的に捉える。 目次 序章 教育を通じた出会いとクリエイティブな経済 第1章 「クラブ」から「企業」へ 第2章 クリエイティブ労働のポリティクスを紐解く 第3章 人的資本としての芸術家 第4章 ポストフォーディズムのジェンダー 第5章 ファッション・マターズ・ベルリン 第6章 やりたい仕事を成功させる? 結論 ヨーロッパの展望 [書籍情報] 著:アンジェラ・マクロビー 監訳:田中東子 訳:中條千晴、竹﨑一真、中村香住 サイズ:127mm×188mm ページ数:344ページ
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まちは言葉でできている|西本千尋
¥1,980
[版元サイトより引用] 都市計画の中で妊婦や子どもや障害者や女性や高齢者の存在が想定されていないこと、安全で快適な空間のためにホームレスの人々が排除されてきたこと、「公園まちづくり制度」の名の下に緑豊かな公園がなぜか消えていくこと、歴史ある町並みや昔ながらの銭湯を残すのがこんなにも難しいこと、「創造的復興」が被災者の生活再建に結びつかないこと―― 目の前にあるまちは、どのようにして今あるかたちになったのか。誰がそれに同意したのか。住民にまちを変えていく力はあるのか。「みんなのため」に進められる再開発の矛盾に目を凝らし、その暴力性に抗っていくために、専門家や行政の言葉ではなく、生活にねざした言葉でまちを語り直したい。 “すベて景色の前には「言葉」がある。わたしたちは「言葉」でまちをつくってきた。ある日突然、そこにブルドーザーが現れるのではない。必ず、その前に「言葉」がある。だからその「言葉」が変われば、ブルドーザーの現れ方も、立ち入り方も、去り方も変わり、まちのかたちも変わる。”(本文より) 「まちづくり」に関わるようになって約20年、現場で味わった絶望と反省を、各地で受け取った希望を、忘れないために記録する。ごくふつうの生活者たちに捧げる抵抗の随筆集。 “行政やデベロッパー主導の「まちづくり」に「わたし」は居ない。町にはひとりぼっちで居られる場所も、ひそかに涙を流す場所も必要だ。” ――森まゆみさん “暮らしに対して、ひとりひとりが誠実であるとはどういうことか。こういうことだったのだ。” ――武田砂鉄さん [書籍情報] サイズ:128mm×188mm ページ数:216ページ
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まとまらない言葉を生きる|荒井裕樹
¥1,980
[版元サイトより引用] 誰の人生も要約させない。 あなたのも、わたしのも。 偉い人が「責任」逃れをするために、「敵」を作り上げて憂さを晴らすために、誰かを「黙らせる」ために言葉が使われるようになったこの世界で、凝り固まった価値観を解きほぐし、肺の奥まで呼吸しやすくしてくれるような……そんな「言葉」との出会いは、まだ可能だろうか? 本書は、マイノリティの自己表現をテーマに研究を続ける文学者が、いま生きづらさを感じているあなたに、そして自らに向けて綴った、18のエッセイである。 障害者運動や反差別闘争の歴史の中で培われてきた「一言にまとまらない魅力をもった言葉たち」と「発言者たちの人生」をひとつひとつ紹介していくことを通して、この社会で今、何が壊されつつあるのか、人間としての尊厳をどのように守っていけるのかを考えていく。 推薦 「生きた心地」を求めていいんだ。 「ダメだ」の言葉に抗っていいんだ。 誰でも。言葉で。 ――望月優大(「ニッポン複雑紀行」編集長) 強くて安全な言葉を使えば、 簡単に見落とすことができる。 だけど取り零された隙間に、 誰かが、自分が、いなかったか? ――はらだ有彩(『日本のヤバい女の子』著者) 〈要約する〉のではなく、 〈一端を示す〉ことを 積み重ねることによってのみ、 受け手のなかで育ちうるものがある。 ――古田徹也(『言葉の魂の哲学』著者) 抗う言葉で、信頼できる人間の言葉で 悪意は溶かしていけるのかもしれない。 ――犬山紙子(エッセイスト) 目次 まえがき 「言葉の壊れ」を悔しがる 第1話 正常に「狂う」こと 第2話 励ますことを諦めない 第3話 「希待」という態度 第4話 「負の感情」の処理費用 第5話 「地域」で生きたいわけじゃない 第6話 「相模原事件」が壊したもの 第7話 「お国の役」に立たなかった人 第8話 責任には「層」がある 第9話 「ムード」に消される声 第10話 一線を守る言葉 第11話 「心の病」の「そもそも論」 第12話 「生きた心地」が削られる 第13話 「生きるに遠慮が要るものか」 第14話 「黙らせ合い」の連鎖を断つ 第15話 「評価されようと思うなよ」 第16話 「川の字に寝るって言うんだね」 第17話 言葉が「文学」になるとき 終話 言葉に救われる、ということ あとがき まとまらないを愛おしむ [書籍情報] 装画・挿絵:榎本紗香(しょうぶ学園) サイズ:128mm×188mm ページ数:256ページ
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周縁で考える クィア・フェミニズム界隈の話
¥700
[版元サイトより引用] クィアという言葉を使っているのに、シスジェンダーのゲイ男性ばかりが集って権力を握っている。反差別を掲げているのに、一部の発言力が強い人たちを中心とした「界隈」が出来上がっていて、参入しづらい。 こんな場面、見たことありませんか? クィア・フェミニズムの「界隈」に焦点を当て、問題意識を持つ3人が集まり、現状や問題点などを話し合う座談会を行いました。より良い界隈を求めて、それぞれの立場・視点からこの問題について考えてみました。 目次 はじめに 孤伏澤つたゐ 座談会 3人が認識する、クィアコミュニティの問題 一部の人たちによる「クィア」「フェミニズム」の占有 批判や対話ができない関係性 ZINEを作るということ 批判を受け入れられない 受け身のとれなさはどこから? 多様な人がいる社会だからこそ、対話が必要なのに 界隈への期待と諦め オルタナティブな場所をつくる 書店と作り手の関係 お友達じゃないと参加できない? より良い界隈を求めて 付録:クィアコミュニティと既得権益 元気のないおさむ おわりに ayano [書籍情報] 著:ayano、孤伏澤つたゐ、元気のないおさむ サイズ:127mm×181mm ページ数:62ページ
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現代思想2025年12月号 特集=排外主義の時代
¥1,980
[版元サイトより引用] 排除に抗する社会のために 世界的な右傾化のなか、日本でも改めて深刻さが浮き彫りになる排外主義。その現われに向き合い、核心を捉え、そして抗うことはいかに可能か。本特集では日常に潜む差別から法・制度的課題、さらには国境を超えた移動のありようやアイデンティティの問題にも目を配りつつ、さまざまな側面から排外主義の構造と実態に迫る。 目次 特集*排外主義の時代 討議 序列化する社会に抗して――「歴史修正主義」と「反移民」を貫くものを問う / 倉橋耕平+髙谷幸 現実を問う 高まる外国人の「処分可能性(ディスポーザビリティ)」 / 鈴木江理子 非人間化と制度的排外主義――日本における移民の搾取と排除 / 巣内尚子 「外国人」を取り締まる眼差し――レイシャルプロファイリング訴訟が問いかけるもの / 宮下萌 ヘイトスケープの増殖と「川口のクルド人」の現在地 / 三浦尚子 政治の行方 右派ポピュリズムが問いかけるもの / 山崎望 トランプの壁と排外主義 / 川久保文紀 極右政党はなぜ支持され、社会に何をもたらすのか / 五十嵐彰 排外主義とメディア信頼 / 秦正樹 応答への途 「排外主義」をめぐる堂々巡り――ある大学教員の日常から / 小ヶ谷千穂 境界を奏でる――排外の回路と音楽の公共性 / 中條千晴 排外主義と外来種――あるいはザリガニとその死体をめぐる考察 / 渡邉悟史 歴史と構造 「籍」と「血」の観念――レイシズムの温床となるもの / 遠藤正敬 不可視の隣人――結婚移住女性たちの過去と現在からの教訓 / 李善姫 アイヌへのレイシズムに潜む「権利と文化二分論」――不可視の植民地主義と法学の責任 / 小坂田裕子 制度を開く 社会的再生産をめぐる日本社会の矛盾――移民女性の身体から見るリプロダクティブ・ジャスティス / 田中雅子 外国人の「総量規制」は破綻する――量的統制の幻想と倫理 / 宮井健志 排外主義に陥らない反ジェントリフィケーションは可能か / 山本薫子 連載●社会は生きている●第四〇回 社会の制御 3――社会の分化と加工 / 山下祐介 連載●家族と憲法●第六回 明治期の家族法と憲法――「家」と一夫多妻制の行方 / 木村草太 研究手帖 力と聖書と時間のはざま、あるいは周縁で / 安田真由子 [書籍情報] サイズ:144mm×221mm ページ数:230ページ
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「ソロ」という選択 自分だけの特別な人生を築く|ピーター・マグロウ
¥3,080
[版元サイトより引用] ひとりがダメだなんて誰が決めた! 社会は結婚を前提にできていて、独身者向けの本はいいパートナーを見つける方法ばかり……でも、それって本当に自分にとって必要なことなの? ソロ・プロジェクトを唱導する著者が、ひとりでいることの喜び、社会性、充実感、そして規則にしばられない最高に幸せな人生の送りかたを教えてくれる。そうだ、自分は自分のままでいいんだと勇気づけられる。ひとりの人も、パートナーがいる人も、ここから「ソロ」をはじめよう。 [書籍情報] 著:ピーター・マグロウ 訳:江口泰子 サイズ:130mm×190mm ページ数:328ページ
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共依存とケア ふるいにかけられる声を聴く|小西真理子
¥2,860
[版元サイトより引用] ケア・治療の相手のことを私たちはよくわかっているのだろうか。その愛憎、悲哀、そのつながり、しがらみ、その生きざま、ドラマを。本書に裁きや傍観はない。本書には批評と臨床がある。 ——小泉義之 家庭内トラウマや共依存問題を抱えた人をめぐる物語には“あわい”の感情と感覚がひしめいている。そこには、悲しみと喜び、苦痛と快楽、嫌悪と愛情が交じりあい、「正しさ」ではわりきれない“生”を肯定しようとする声が響いている。“応急措置”をほどこしながら生き延びる人たちの「もうひとつの声」を届ける一冊。 ——小川公代 目次 序章 ふるいにかけられる声を聴く 第I部 依存の傍らで——親と子・友人・セラピスト 第1章 親をかばう子どもたち——被虐待経験者の語りを聴く 第2章 共依存と友人関係——悩みの共有先としての身近な存在 第3章 共依存の「インタビュー」——薫さんの語りを書く 第4章 共依存とカップルセラピー 第II部 共依存と物語——救いの手か、破滅への道か 第5章 私は被害者ではない——『Saving Mr. Banks』、『流浪の月』が問いかけるもの 第6章 ただ安堵したいだけ——金原ひとみの短編集『アンソーシャル ディスタンス』を読む 第7章 来たるべき破滅、魂の結合——少女たちの心のよりどころとしての嶽本野ばら作品 第8章 赦しの与え手としての他者への依存——ドラマ版『白夜行』における共生関係の内実 第III部 共依存とケア——愛と執着のはざまで 第9章 語りという暴力、聴くことの喜び——ヤングケアラーとプラケイター 第10章 共に住まう母と息子——人間関係におけるラベルと解釈を超えて 第11章 愛がたどり着く場所——「母親」から「バイスタンダー」へ 終章 規範の外の生と〈倫理〉——共依存者への評価をめぐって 補論 臨床哲学研究室と〈私〉——拝啓、鷲田清一さま あとがき/参考文献/初出一覧 [書籍情報] サイズ:130mm×190mm ページ数:270ページ
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Personal matters -結婚のこと-|星野文月
¥1,320
[版元サイトより引用] 結婚に憧れを抱けず、どこか抵抗感を感じていた自分が、実際に結婚してから直面した葛藤や揺らぎを綴ったルポ・エッセイです。 「結婚した人」として見られる居心地の悪さや、揺れ続けるセクシャリティ、ほかにも好きな人がいること— 制度や常識にぶつかりながら、”人と一緒に生きる”ことと”自分のままでいる”ことのあいだで揺れながら綴った一冊です。 目次 のれない「恋愛」 社会保険 さみしい結婚観 ほかにも好きな人がいること セクシャリティがわからない 婚約 入籍 わたしにとってのセックス 愛されることがこわい ふたりで生きる [書籍情報] サイズ:105mm×173mm ページ数:104ページ
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結婚とわたし|山内マリコ
¥924
[版元サイトより引用] めざすは“家庭内”男女平等 家事分担どうする? さぁ、腹を割って話し合おう! 「結婚」の幻想をブチ破る、レジスタンス・日記エッセイ。 同棲生活を経て34歳で結婚した著者は、パートナーが家事を3倍にするモンスターなのに絶望し、家庭内男女平等をめざす。春闘を起こして家事分担を叫び、フェミニズム教育に励んだ果てに、夫と親友のような関係を築くことはできるのか? 結婚の欺瞞と幻想を打ち砕く、日記エッセイ5年分。 単行本未収録&後日談を150頁以上増補した、ちくま文庫でしか読めない完全版! 家事は手分けしてやればあっという間に終わるし、そこまで苦痛でもないけれど、それが毎日毎日自分一人の肩にのしかかると話は別。途方もない仕事量と底なしの時間搾取スパイラルに巻き込まれ、眉間にはシワ! 口からは愚痴! 夫への愛情は右肩下がり! 良いことなし。家庭の平和のためにも、もっとちゃんと当事者意識を持っておくれ。健康で文化的な生活を送るために、わたしたち一人一人がしっかり自分の役割を果たさなければいけないのではないでしょうか云々と、いつものように切々と訴えていたら、いけしゃあしゃあと夫はこうのたまったのでした。 「頼み方が下手なんだよ?」 そう言われた瞬間、あまりの怒りで気が動転、夫の腹部をドスドスとお相撲さんのように張り手してしまった。(「とりあえず結婚してみました日記」より) 目次 そのうち結婚するつもり日記 とりあえず結婚してみました日記 [書籍情報] サイズ:105mm×148mm ページ数:352ページ
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増補新版 女ふたり、暮らしています。|キム・ハナ ファン・ソヌ
¥2,090
[版元サイトより引用] シングルでも結婚でもない新しい家族の形で日韓をざわつかせたベストセラーが帰ってきた! 気の合う友人を「人生のパートナー」として暮らす二人の日々を描いた、温かくもユニークな名文に心打たれるエッセイ。 愛猫との別れについて書いた「ゴロを見送る」ほか48Pを追加した決定版! [書籍情報] 著:キム・ハナ、ファン・ソヌ 訳:清水知佐子 サイズ:133mm×182mm ページ数:384ページ
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帰りに牛乳買ってきて 女ふたり暮らし、ただいま20年目。|はらだ有彩
¥1,540
[版元サイトより引用] ふたりで楽しく暮らすことにしました、それも一生。 『日本のヤバい女の子』のはらだ有彩が、20年にわたるルームメイトとの共同生活を描く、著者初のコミックエッセイ。 「あなたの住む街の隣の隣の隣のどこかの町で、こんなルームシェアが繰り広げられている」(「はじめに」より) 目次 1 ずっとこのままでいいのかな?~ルームシェア8年目~ 2 ルームシェアは突然に~ルームシェア0年目~ 3 「住んでもいい」場所~ルームシェア14年目~ 4 ルームシェアは終わらない~ルームシェア15年目~ [書籍情報] サイズ:148mm×210mm ページ数:208ページ

