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Gift wrapping
¥440
希望されるラッピングの個数分をカートにお入れください。 複数の商品をご注文の場合で、2つ以上に分けてラッピングをご希望の場合は、組み合わせの詳細をご注文時の備考欄にご記入ください。 ラッピングに使用するのは、インドの伝統民族衣装などをリサイクルし、フェアトレードNGO・SASHAの作り手によって縫い合わせられた布袋です。色や柄はランダムです。
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さびしさについて|植本一子 滝口悠生
¥902
[版元サイトより引用] ひとりだから、できること ひとりをおそれる写真家と、子どもが生まれた小説家による10往復の手紙のやりとり。 「折々のことば」にも取り上げられた自主制作本を文庫化。 母のこと、子どものこと、文章を書くこと、社会のこと、戦争のこと、過ぎ去った日々のこと。近所に住む写真家と小説家が、ときに応答しながら、親密な手紙を交わす。気持ちよい正直さと、心地よい逡巡にあふれるやりとりが、いつしか読者の記憶を掘り起こしていく。完売した自主制作本に、あらたな2往復のやりとりを加える。 目次 滝口さんへ 往復書簡をやりませんか? 一子さんへ 絵を習っていた話 滝口さんへ チャイルドシートを外した日 一子さんへ 思うようにならないこと 滝口さんへ 離ればなれになる道 一子さんへ 凡庸な感慨 滝口さんへ さびしさについて 一子さんへ 「み」の距離 滝口さんへ 誰かと一緒に生きること 一子さんへ 子ども?フ性別 滝口さんへ 最後に会ったのはいつですか 一子さんへ 家事について 滝口さんへ 母の言葉 一子さんへ 誰かに思い出される 滝口さんへ 誰かについて書くこと 一子さんへ ひとりになること 滝口さんへ いちこがんばれ 一子さんへ 愛は時間がかかる 滝口さんへ ひとりは、わるいものじゃないですね 一子さんへ 生活 [書籍情報] 自主制作版解説:武田砂鉄 文庫版解説:O JUN サイズ:105mm×148mm ページ数:256ページ
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たのしい保育園|滝口悠生
¥2,200
[版元サイトより引用] 二歳のももちゃんとお父さんは日々、川べりを歩く。かけがえない瞬間を描く、新時代の「父」小説。 「今日のこともきっと何年か後には忘れてしまう。昨日や明日と区別がつかなくなって、そんな日がまるでなかったかのように思えてくる。だから連絡帳を書きたい、とももちゃんのお父さんは思うけれど、連絡帳のコメントを送るのは三歳の誕生日までだ。」(本文より) 推薦コメント 育児を愛情深く、かつ冷静に、緻密に、記録する。 やりたくても誰もできなかった偉業が、ここにある。 この作品はきっと、誰にとっても、時間が経てば経つほどに、 価値を増していくはずです。 ――ヨシタケシンスケさん(イラストレーター) 子どもたちへの純粋な敬意が込められ、見守る人々の自然な思いやりが端々に感じられる。 ――東直子さん(歌人) [書籍情報] サイズ:135mm×195mm ページ数:224ページ
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まとまらない言葉を生きる|荒井裕樹
¥1,980
[版元サイトより引用] 誰の人生も要約させない。 あなたのも、わたしのも。 偉い人が「責任」逃れをするために、「敵」を作り上げて憂さを晴らすために、誰かを「黙らせる」ために言葉が使われるようになったこの世界で、凝り固まった価値観を解きほぐし、肺の奥まで呼吸しやすくしてくれるような……そんな「言葉」との出会いは、まだ可能だろうか? 本書は、マイノリティの自己表現をテーマに研究を続ける文学者が、いま生きづらさを感じているあなたに、そして自らに向けて綴った、18のエッセイである。 障害者運動や反差別闘争の歴史の中で培われてきた「一言にまとまらない魅力をもった言葉たち」と「発言者たちの人生」をひとつひとつ紹介していくことを通して、この社会で今、何が壊されつつあるのか、人間としての尊厳をどのように守っていけるのかを考えていく。 推薦 「生きた心地」を求めていいんだ。 「ダメだ」の言葉に抗っていいんだ。 誰でも。言葉で。 ――望月優大(「ニッポン複雑紀行」編集長) 強くて安全な言葉を使えば、 簡単に見落とすことができる。 だけど取り零された隙間に、 誰かが、自分が、いなかったか? ――はらだ有彩(『日本のヤバい女の子』著者) 〈要約する〉のではなく、 〈一端を示す〉ことを 積み重ねることによってのみ、 受け手のなかで育ちうるものがある。 ――古田徹也(『言葉の魂の哲学』著者) 抗う言葉で、信頼できる人間の言葉で 悪意は溶かしていけるのかもしれない。 ――犬山紙子(エッセイスト) 目次 まえがき 「言葉の壊れ」を悔しがる 第1話 正常に「狂う」こと 第2話 励ますことを諦めない 第3話 「希待」という態度 第4話 「負の感情」の処理費用 第5話 「地域」で生きたいわけじゃない 第6話 「相模原事件」が壊したもの 第7話 「お国の役」に立たなかった人 第8話 責任には「層」がある 第9話 「ムード」に消される声 第10話 一線を守る言葉 第11話 「心の病」の「そもそも論」 第12話 「生きた心地」が削られる 第13話 「生きるに遠慮が要るものか」 第14話 「黙らせ合い」の連鎖を断つ 第15話 「評価されようと思うなよ」 第16話 「川の字に寝るって言うんだね」 第17話 言葉が「文学」になるとき 終話 言葉に救われる、ということ あとがき まとまらないを愛おしむ [書籍情報] 装画・挿絵:榎本紗香(しょうぶ学園) サイズ:128mm×188mm ページ数:256ページ
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「ソロ」という選択 自分だけの特別な人生を築く|ピーター・マグロウ
¥3,080
[版元サイトより引用] ひとりがダメだなんて誰が決めた! 社会は結婚を前提にできていて、独身者向けの本はいいパートナーを見つける方法ばかり……でも、それって本当に自分にとって必要なことなの? ソロ・プロジェクトを唱導する著者が、ひとりでいることの喜び、社会性、充実感、そして規則にしばられない最高に幸せな人生の送りかたを教えてくれる。そうだ、自分は自分のままでいいんだと勇気づけられる。ひとりの人も、パートナーがいる人も、ここから「ソロ」をはじめよう。 [書籍情報] 著:ピーター・マグロウ 訳:江口泰子 サイズ:130mm×190mm ページ数:328ページ
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結婚とわたし|山内マリコ
¥924
[版元サイトより引用] めざすは“家庭内”男女平等 家事分担どうする? さぁ、腹を割って話し合おう! 「結婚」の幻想をブチ破る、レジスタンス・日記エッセイ。 同棲生活を経て34歳で結婚した著者は、パートナーが家事を3倍にするモンスターなのに絶望し、家庭内男女平等をめざす。春闘を起こして家事分担を叫び、フェミニズム教育に励んだ果てに、夫と親友のような関係を築くことはできるのか? 結婚の欺瞞と幻想を打ち砕く、日記エッセイ5年分。 単行本未収録&後日談を150頁以上増補した、ちくま文庫でしか読めない完全版! 家事は手分けしてやればあっという間に終わるし、そこまで苦痛でもないけれど、それが毎日毎日自分一人の肩にのしかかると話は別。途方もない仕事量と底なしの時間搾取スパイラルに巻き込まれ、眉間にはシワ! 口からは愚痴! 夫への愛情は右肩下がり! 良いことなし。家庭の平和のためにも、もっとちゃんと当事者意識を持っておくれ。健康で文化的な生活を送るために、わたしたち一人一人がしっかり自分の役割を果たさなければいけないのではないでしょうか云々と、いつものように切々と訴えていたら、いけしゃあしゃあと夫はこうのたまったのでした。 「頼み方が下手なんだよ?」 そう言われた瞬間、あまりの怒りで気が動転、夫の腹部をドスドスとお相撲さんのように張り手してしまった。(「とりあえず結婚してみました日記」より) 目次 そのうち結婚するつもり日記 とりあえず結婚してみました日記 [書籍情報] サイズ:105mm×148mm ページ数:352ページ
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増補新版 女ふたり、暮らしています。|キム・ハナ ファン・ソヌ
¥2,090
[版元サイトより引用] シングルでも結婚でもない新しい家族の形で日韓をざわつかせたベストセラーが帰ってきた! 気の合う友人を「人生のパートナー」として暮らす二人の日々を描いた、温かくもユニークな名文に心打たれるエッセイ。 愛猫との別れについて書いた「ゴロを見送る」ほか48Pを追加した決定版! [書籍情報] 著:キム・ハナ、ファン・ソヌ 訳:清水知佐子 サイズ:133mm×182mm ページ数:384ページ
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帰りに牛乳買ってきて 女ふたり暮らし、ただいま20年目。|はらだ有彩
¥1,540
[版元サイトより引用] ふたりで楽しく暮らすことにしました、それも一生。 『日本のヤバい女の子』のはらだ有彩が、20年にわたるルームメイトとの共同生活を描く、著者初のコミックエッセイ。 「あなたの住む街の隣の隣の隣のどこかの町で、こんなルームシェアが繰り広げられている」(「はじめに」より) 目次 1 ずっとこのままでいいのかな?~ルームシェア8年目~ 2 ルームシェアは突然に~ルームシェア0年目~ 3 「住んでもいい」場所~ルームシェア14年目~ 4 ルームシェアは終わらない~ルームシェア15年目~ [書籍情報] サイズ:148mm×210mm ページ数:208ページ
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彼女の最初のパレスチナ人|サイード・ティービー
¥2,860
[版元サイトより引用] パレスチナ移民たちの心情を描く傑作短篇集 力によって追放され、世界のどこにいようと「よそ者」として日常を引き裂かれ続けるパレスチナ人たちは、あなたのすぐ隣にもいるかもしれない。ーー安田菜津紀氏(Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)推薦! 2022年アトウッド・ギブソン・ライターズ・トラスト・フィクション賞最終候補作 母国について教えた恋人が救済活動に目覚めていく姿に戸惑う医師 かつて暮らした国への小さな投稿によって追い詰められていく数学者 ルームメイトたちに溶け込むために架空の恋人をでっちあげる大学生 正規採用と引き換えに違法なミッションを引き受けてしまう司法修習生 妻と娘のために禁断の取引に手を伸ばしてしまうプログラマー…… 安住の地となるはずの国で心揺らぐパレスチナ移民たちの日々が、珠玉の9篇に。瀬戸際に追い詰められながら自らのアイデンティティを探る姿を多彩な筆致で綴る、カナダ発傑作短篇集。 [書籍情報] 著:サイード・ティービー 訳:大津祥子 サイズ:130mm×188mm ページ数:272ページ
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WORKSIGHT[ワークサイト]29号 アーカイブする?
¥1,980
[版元サイトより引用] なぜ残すのかを問い、過去と向き合い直す コクヨが制作中の「生活社史」を巡る岸政彦との対話、様々な企業による「仕事の蓄積、その方法と意味」、アーカイブ施設としての図書館の役割、「公共的な歴史と個人の記憶のあいだ」を揺れ動く複数のエッセイ、そしてブックリストまで。何を残すかではなく「なぜ残すのか」を問うことで、過去との向き合い方を改めて考える一冊。 目次 アーカイブ・オブ・モダン・コンフリクト 矛盾と混沌の実験室 800万点を超える古写真、1000万点を超える古文書やアーティファクト。時空を超えてロンドン某所に集められた「語られざる歴史」の断片は、現在を生きるわたしたちに何を語りかけているのか───蒐集の基準も目的もない。一般公開もしていない。驚異の「反アーカイブ」に潜入した。 〈アーカイブ・オブ・モダン・コンフリクト〉主宰のティモシー・プラスに聞く、選定基準も分類もないアーカイブの、その極意。 巻頭言 記憶のマネジメント 文=山下正太郎(本誌編集長) 社員の人生は社史になるか 岸政彦と語る、コクヨ「生活社史」という試み 現在、コクヨで「生活社史」という一風変わった社史編纂のプロジェクトが進行している。文房具、家具、オフィス設計など、小売から企業向けまでユーザーとの多様な接点をもつ企業の歴史を、販売店、社員、家族などとしてさまざまにコクヨと関わってきた個人の人生からまとめ直す試みだ。個人のライフストーリーを集め、それを企業のアーカイブとして編纂するとき、どんなことを考えなければいけないのか。 『東京の生活史』をはじめとする「街の生活史」プロジェクトの編者も務め、生活史という学問と手法を社会へとひらくアプローチを続ける京都大学・岸政彦教授を招き、「コクヨの生活社史」編纂室が聞いた。 企業アーカイブの現在地 仕事は流れ、そしてとどまる [ヤマハ/川島織物セルコン/ポーラ文化研究所] 日々の業務は流れ去っていくように見えて、企業の内側には確かに残るものがある。独自の価値観や働き方、そこから生み出されるプロダクトなどといった、企業の記憶。蓄積していく仕事のなかから、それをどう捕まえることができるのだろうか。ユニークな視点から、企業の記憶を捉え、アーカイブとして価値化する3つの企業を訪ねた。 21世紀の図書館のかたち スノヘッタ・人と知が出会う風景 図書館はもはや記録を保管するだけの場所ではない。オスロで設立され、現在では国際的な建築プロジェクトを数多く手掛けるスノヘッタは、アーカイブを「保存のための保存」から解き放ち、人と知が交わり続ける「生きた」存在として再定義する。2023年末に開館したばかりの北京図書館の設計を通じて描かれるのは、記憶を未来へと更新し続ける、21世紀のアーカイブのモデルケースかもしれない。スノヘッタのアジア統括マネージングディレクターであるリチャード・ウッドへインタビューを行った。 アーカイブの哲学 円城塔/ティム・インゴルド/今日マチ子/小原一真/藤井保文 国家や組織といった大きな歴史を形成するためだけにアーカイブが用いられた時代は終わり、人びとの記憶や声もまた保存の対象となった。公共的な記録と個人的な記憶の間を、現在のアーカイブは揺れ動いている。さまざまな分野の語り手たちが、それぞれの地点からアーカイブのあり方を見つめた。 独占か共有か、それが問題だ 情報学者・山田奨治と考えるデジタルアーカイブ デジタル技術の進歩により、知識や文化はかつてないほど自由にアクセスできるようになった。その一方、世界的に著作権の保護期間が延長傾向にあるなど、権利者による囲い込みも進んでいる。 『著作権は文化を発展させるのか:人権と文化コモンズ』などの著書があり、著作権制度の歴史と運用を分析してきた国際日本文化研究センターの山田奨治教授に取材した。文化の「公共性」を考えるとき、アーカイブはどのように保護され、ひらかれていくべきなのか。 ブックリスト アーカイブのアーカイブ 文書や声を集めて、取捨選択する。歴史を考証し、ときには偽る。アーカイブには、記録と記憶をめぐる人間の感情が縦横無尽に交錯している。アーカイブに対する語りを通して、わたしたちの欲望を覗き見る本のアーカイブ。 記憶の時代と感情の共有地 文=武邑光裕 テクノロジーの発展により、わたしたちの記憶はデジタル・アーカイブへと移行した。いま人間が担うのは、アーカイブを検索し、記録され得なかった感情を呼び起こすことなのかもしれない。そんな時代と呼応するように「みんなのきもち」という名のDJユニットが注目を集めている。 「記憶の時代」の新たな文化の姿とは。メディア美学者・武邑光裕による特別寄稿。 [書籍情報] 編:WORKSIGHT編集部 サイズ:152mm×224mm ページ数:128ページ
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真知子|野上弥生子
¥1,100
[版元サイトより引用] 帝大で社会学を聴講する真知子は、保守的な母親から結婚問題を持ち出され、プチ・ブルジョアの体面を精一杯取り繕う滑稽な日常にいらだちを覚える。傾きかけた家の事情で大学を去った親友・米子が抱え込む苦悩にも無力なばかりだ。そんな彼女を焚きつけるように現れたのは、革命運動に信念を燃やす美貌の男・関。たちまち激しく魅かれ合うも、米子から彼の子を身ごもっていると知らされて──。 [書籍情報] 解説:小川公代 カバーデザイン:畑ユリエ カバー装画:小宮りさ麻吏奈 サイズ:105mm×148mm ページ数:384ページ
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オフショア 第一号
¥1,760
[版元サイトより引用] これまでウェブでアジアのインディー音楽やインディペンデントなアート情報を発信してきた「Offshore」がリニューアル。寄稿者を迎え、エッセイや論考、創作など、アジアをキーワードに書かれた文芸作品が集まる文芸誌に生まれ変わりました。テーマは「アジアを読む」。 Covid-19 が蔓延し、個々の自由な移動が奪われた今、我々日本語話者はアジアをどのように捉えるのか。また、アジアとは何か――。創刊号では、8名の寄稿者によるアジアにまつわるエッセイ、論考、インタビュー、創作、詩を掲載。定義が複雑で広大なアジア、境界線を引くことのできないアジア、均すことのできないアジアを、そのまま体現する誌面です。 無限に広がり続けるウェブ世界から離れ、じっくり腰据えて読む。「オフショア」は瞬発力がなくてバズらないけれども、五十年後百年後まで読まれることを目指します。 目次 ・エッセイ「西成、福清、小白兎」得能洋平 ・詩「40 の目」/「わたしはあなたの名前を呼べない」太田明日香 ・連載・第一回 イントロダクション「台湾における市民による地下メディア実践と民主化との関係――1990 年代の台湾の地下ラジオ運動を軸として」ローカルメディア研究者 和田 敬 ・エッセイ「BALI 〜八重山〜奄美 アッチャーアッチャー」宮里千里 ・創作「シルクロード・サンドストーム」紅坂 紫 ・聞き書き「工場の李さん」檀上 遼 ・インタビュー「dj sniff『平行的玉音軌』ができるまで――リサーチと思考、作曲の過程をトレースする」 聞き手・構成:山本佳奈子 ・エッセイ「理由のないスープ」鈴木並木 [書籍情報] 表紙イラスト:刘璐(リウ・ルー) ロゴ・表紙デザイン:三宅 彩 サイズ:128mm×188mm 製本:並製 ページ数:176ページ
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オフショア 第二号
¥1,870
[版元サイトより引用] この号は、見事にそれぞれが違う方角を向きました。これこそ、「アジア」ではないでしょうか。「アジア」と称されてきたこの場所に、一言で括られるほどのまとまりは、果たしてあったのか――。アジア混沌の世界へ導く号となりました。 第二号の表紙にはシルバー色と青緑色を使用。コントラストとこの2色の重なりが、とても美しく仕上がりました。ヴァンヌーボ紙の手触りを楽しみながら、じっくり読んでいただけましたら幸いです。 目次 ・後藤哲也インタビュー「グローバル時代における韓国・東アジアのグラフィックデザイン――かすかに残る匂いや誤訳」 聞き手:山本 佳奈子 ・批評「すれ違いながら、手をつなぐ ――「シルクロード ・サンドストーム」をめぐる女同士の関係」依田 那美紀 ・聞き書き「火鍋屋の大門さん」檀上 遼 ・エッセイ「どうして私はチベットのお寺で泣いてしまったんですか――京都を照明具に考える伝統と信仰」昔南京にいた女 ・エッセイ「時間が龐麦郎への答えである」顔 峻 ――解説――「音楽は農民工・龐麦郎を救えるか」山本 佳奈子 ・エッセイ「香港情景――子育てする移民:元駐在員の香港生活記」渡邊 順祐 ・論考 連載第二回「台湾における市民による地下メディア実践と民主化との関係―一九九〇年代の台湾の地下ラジオ運動を軸として――民主化の土台をつくった「党外雑誌」」和田 敬 ・エッセイ「マオイストの村、そこで暮らす父」石田 みどり [書籍情報] 表紙イラスト:仲村 喜人 ロゴ・表紙デザイン:三宅 彩 サイズ:128mm×188mm 製本:並製 ページ数:192ページ
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オフショア 第三号
¥1,650
[版元サイトより引用] 「やすい」や「おいしい」ではない、一歩踏み込んだアジア。ウェブメディア「Offshore」が紙の雑誌としてリニューアルした、アジアを読む文芸誌『オフショア』の第三号。 目次 ・武田力インタビュー「分断を越えるための演出術――俳優と民俗芸能の経験から」聞き手・構成:山本佳奈子 ・「芸術と力 ジョグジャカルタの知」金悠進 ・「私は如何にして心配するのを止めてマレーシアの生活を楽しむようになったか」友田とん ・連載・第三回「台湾における市民による地下メディア実践と民主化との関係――1990年代の台湾の地下ラジオ運動を軸として」『巻き起こった地下ラジオ旋風』和田敬 ・聞き書き・第三回「営業のさちよさん」檀上遼 ・「プンムルと追悼――演奏を通じた加害の歴史の語りなおし」齊藤聡 ・「わたしと、中国の幾つかのこと」長嶺亮子 [書籍情報] 表紙装画:胡 沁迪(フー・チンディ) ロゴ・表紙デザイン:三宅 彩 サイズ:128mm×188mm 製本:並製 ページ数:176ページ
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オフショア 第四号
¥1,980
[版元サイトより引用] 『オフショア』はエッセイを中心としたアンソロジー形式の文芸雑誌です。アジアの音楽やアートの情報を発信するウェブマガジン「Offshore」(2011~)が、紙の文芸雑誌となってリニューアルしました。2022年8月創刊。速い情報発信ではなく、「やすい」や「おいしい」でもないアジア。じっくりアジアを考えます。 第四号より耐久性が気になってグロスニスを塗ったり(ピカピカはしてないのでほとんどみなさん気づかないと思いますが)、広告コーナーができたり(広告と言いつつお金はいっさいもらっていない)しています。1000部発行と小部数で、かつ現実的な原価にしないと継続発行できないため、定価を値上げしましたが、噛めば噛むほど味わえる、また10年や20年後になって、このなかに焼き付けられた言葉が効いてくるような、そんな号になったんじゃないかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 目次 ・中原楽インタビュー「音響エンジニアが見るアジア、次代につなぐ現場環境」 ・愛国のヒーロー、占いにハマる。―詩から読む文天祥と占い師の交流(村田真由) ・サウナと写真の中の『テルマ&ルイーズ』たち(仲宗根香織) ・連載・第四回 台湾における市民による地下メディア実践と民主化との関係―1990年代の台湾の地下ラジオ運動を軸として もぐりのアマチュア無線「香腸族」 (和田敬) ・スリランカを巡る記憶の旅(バーヌ) ・WOOTACCインタビュー「満足できる作品をつくったら、やめます」 ・帰化、離婚、大統領選挙―インドネシア人として生きる(武部洋子) ・ミュージシャンと住民票―第四号まで発行してみてどうなのか(山本佳奈子) [書籍情報] 表紙写真:李剣鴻(リー・ジエンホン) ロゴ・表紙デザイン:三宅 彩 サイズ:128mm×188mm 製本:並製 ページ数:198ページ
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オフショア 第五号
¥2,200
[版元サイトより引用] 2022年に創刊したアジアを読む文芸誌『オフショア』。第五号では、初めて特集を設けてみました。題して「音楽の聴き方について考える」。音楽とアイデンティティ、音楽と“政治”、音楽とアジア表象――。これまでで最も多様な視点を盛り込み、かつ重層的な号となりました。 目次 特集「音楽の聴き方について考える」 ・女のインドネシア・ポップス(武部 洋子) ・タイポップと真剣に向き合ったらダイナミック琉球にぶち当たった(DJ 817) ・インドネシアのジャズを聴く会ドキュメント[於:実験的談話室 主水 MONDO](佐藤 マタ) ・中華世界へのまなざし―台湾で撮影されたミュージックビデオを観る(長嶺 亮子・山本 佳奈子) 生徒として、教員として―とある美術部の歴史とはなし(金 潤実) BARよなき2024年業務日誌[抄録](よなき) 台湾における市民による地下メディア実践と民主化との関係―1990年代の台湾の地下ラジオ運動を軸として「メディアづくりを通じた市民意識の醸成とは」(和田 敬) ザイ・クーニンの表現にみるアイデンティティ―血、海、家(齊藤 聡) 自炊アナキズム(高岡 大祐) 私の弘大漂流記(清水 博之) 消費主義的アジアンカルチャーから足もとのアジアへ(山本 佳奈子) [書籍情報] 表紙写真・イラスト:petechen ロゴ・表紙デザイン:三宅 彩 サイズ:128mm×188mm 製本:並製 ページ数:288ページ
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煌めくポリフォニー わたしの母語たち|温又柔
¥2,420
[版元サイトより引用] 台湾で生まれ、日本で育った作家が、複数の言語のはざまに立ち、「正しい」「普通の」日本語を揺さぶりながら、言語の豊かさを紡ぎ出す。李良枝、呉濁流など、「国の周縁」で創作をしてきた先人たちの言葉に導かれ、日本語と向き合ってきた自身の軌跡をたどる。散文や講演録、創作を収めた、ポリフォニックな1冊。 目次 百年めの誓い 日本語のなかの何処かへ その1 宣戦布告 その2 私のものではない日本語 その3 独特の胸騒ぎ その4 舌の叛乱 その5 虐殺と言語 その6 「百年」の孤独 その7 もしも私が...... その8 たとえば彼女なら...... その9 思い出させる存在 その10 この名にちなんで その11 考える時間 その12 私たちが愉快でいられるために 付 録 引用出典に関するメモ 言葉の居場所を探して――李良枝再読のために ポリフォニーに還る 創作の中で煌めく〈真実〉 天皇のいなくなった国で、生まれて 「私」の小説 おてんきゆき あとがき 初出一覧 [書籍情報] サイズ:135mm×194mm 製本:上製 ページ数:182ページ
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歴史修正ミュージアム|小森真樹
¥3,300
SOLD OUT
[版元サイトより引用] 排外主義と陰謀論が飛び交う欧米各地で出会ったのは、負の歴史を未来に語り継ぐための「修正」を実践する数々のミュージアムだった―― 戦争責任の軽視、植民地支配の正当化、差別の否認など、都合の悪い過去を好き勝手に書き換える「歴史否認」と、新たな史料や証言の発見や視点の拡張によって、過去を反省的に継承し、より多層的なものとして語り直す「歴史修正」。 ふたつの「修正」が対立する文化戦争の時代にあって、ミュージアムはいま「真実をめぐる語り」の土台を支える場となっている。わたしたちはいま、どのようにして歴史を語り直すことができるのか。1年かけて訪ね歩いた欧米各地のミュージアムから、現代社会を捉え直すフィールドワークの旅。 目次 はじめに 第一章 国の歴史を修正する 顔を描いて歴史を語る ロンドン 国を愛するアメリカ美術 フィラデルフィア アートが代わりに戦争する ヴェネツィア かえりみるキュレーション ヴェネツィア コラム 上流階級がアートで植民地主義批判 ロンドン 第二章 人種差別の歴史を修正する 植民地主義にツッコミを入れる スコットランド トカゲをジャマイカに返そう グラスゴー 現代アートの歴史修正主義 ロンドン カルチャーが再生するアフロ=カリブ系イギリス人の街と歴史 ロンドン コラム 死を展示する ニューオリンズ 第三章 性の規範を修正する ブラック・クィアの歴史を取り戻す ロンドン 娼婦博物館で知る“赤線地帯の秘密” アムステルダム ヴァギナ博物館のカウンターカルチャー ロンドン コラム 特許をアートし、憲法をエンタメする ワシントンD.C.+フィラデルフィア 第四章 階級を修正する ミュージアムのワーキングクラスヒーロー マンチェスター 課題を抱える地区にミュージアムをお届け フランス・イギリス各地 負け犬ロッキーが美術館と戦う フィラデルフィア コラム ミュージアムで働くプロジェクト ロンドン 第五章 みんなで修正する テンプルでフォーラムだ! マンチェスター 普段づかいのミュージアム マンチェスター 多様性のあるミュージアムとは何か? マンチェスター つくるを学ぶ子供博物館 ロンドン あとがき ミュージアムで、つながり、修正し、つづける [書籍情報] サイズ:128mm×188mm ページ数:304ページ
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隙間1|高妍
¥902
[版元サイトより引用] 「人の感情はどこから来て、どこへ向かうのだろう?」 台湾・台北に暮らす女子大生の楊洋(ヤンヤン)。心をすり減らしながらも懸命に介護を続けていた大切な祖母を亡くし、深い悲しみに沈む日々を過ごしていた。さらに、想いを寄せていた男性には別の恋人がいて、自分を愛してくれない……。すべてから逃げるように、楊洋(ヤンヤン)は交換留学生として、近くて遠い異国・沖縄へと旅立った。異国の地での生活は、祖母との思い出や恋の痛みを抱えたまま始まったが、沖縄の人々との交流やその地に刻まれた歴史に触れる中で、少しずつ“私”を取り戻していくーー。 「この残酷な現実に“さよなら”を告げて、私は行く。異国・日本へ。“はじめまして”を見つける旅へ」 好きな音楽を聴き、本を読み、映画を観て、恋愛をして、普通の大人になりたかった“私たち”の、青春の“怒り”と“記憶”。フリースタイル「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」第2位&宝島社「このマンガがすごい!2023」オトコ編・第9位ランクイン、『緑の歌 - 収集群風 -』で鮮烈なデビューを飾った高妍(ガオ イェン)が紡ぐ、台湾と日本、過去と未来、私とあなたの物語。超厚【250ページ】の第1巻。 [書籍情報] サイズ:128mm×182mm ページ数:250ページ
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隙間2|高妍
¥946
[版元サイトより引用] 「琉球と台湾の歴史って、似てると思うんだ」 留学生として沖縄での暮らしを始めた、台湾人の楊洋(ヤンヤン)。沖縄で生きる人々、そして同じく留学生として日本にやってきた中国人の李謙(リーチェン)や台湾人のワンティンと関わる中で、彼女は自身と他者、母国と沖縄、それぞれのアイデンティティに向き合うことになる。一方、台湾では、楊洋(ヤンヤン)が想いを寄せる青年・Jが、国民投票に向けて活動を活発化させていた。異なる土地でそれぞれが抱える葛藤と希望は、やがて……。 「怒りも悲しみも、全部。行き場のない感情を乱暴に撒き散らしてでも、伝えたい想いがあった、あの頃」 ひまわり学生運動、表現の自由、同性間の婚姻の保障、国民投票。私たちが私たちであり続けるために、私は飛び出す。“怒り”と“愛”を抱きしめて。フリースタイル「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」第2位&宝島社「このマンガがすごい!2023」オトコ編・第9位ランクイン、『緑の歌 - 収集群風 -』で鮮烈なデビューを飾った高妍(ガオ・イェン)が“今”に放つ、新境地。超厚【282ページ】の第2巻。 [書籍情報] サイズ:128mm×182mm ページ数:282ページ
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隙間3|高妍
¥880
[版元サイトより引用] 「あなたのことが、好き。知ってるでしょ、ねえ?」 台湾・台北に住む青年・Jへの届かぬ想いに心を痛める楊洋(ヤンヤン)。台湾にも沖縄にも居場所を見つけられない彼女は、亡き祖母との記憶を手繰り寄せながら、自らの未来を模索する。「私が、私であるために」ーー母国と似た風の中で、彼女は立ち上がる。台湾と沖縄に、絶望と希望に、私とあなたに、手を伸ばす……。 「二二八事件の犠牲者は台湾人だけじゃない。琉球人も確かにここにいたんだ」 歴史と文化を、そして植民地化された悲しみを共有している台湾と琉球。それぞれの歴史と人を見つめることで、楊洋(ヤンヤン)は台湾人としてのアイデンティティを確立していく……。フリースタイル「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」第2位&宝島社「このマンガがすごい!2023」オトコ編・第9位ランクイン、『緑の歌 - 収集群風 -』で鮮烈なデビューを飾った高妍(ガオ イェン)が贈る、あなたへの手紙。超厚【234ページ】の第3巻。 [書籍情報] サイズ:128mm×182mm ページ数:232ページ
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隙間4|高妍
¥968
[版元サイトより引用] 「私たちにはまだ時間がある。一緒に沖縄のことを知ろうよ!」 祖母の死、そして報われぬ恋。すべてを振り切るように飛び込んだ留学生活も、終わりを迎えようとしていた。台湾に生まれ、台湾人として生きる楊洋(ヤンヤン)。残された時間の中で、彼女は沖縄の歴史と文化に心を寄せる。母国と縁深いこの地を知ること。それは、自身を見つめ直すことでもあると信じて。ーー“私”はもう、孤独じゃない。 「私たちも、台湾のことをもっと知りたいんだ!」 植民地化、二二八事件、ひまわり学生運動、表現の自由、沖縄戦……。葛藤の歴史を抱える台湾と沖縄を見つめ、自らを見つめ、未来を見つめる楊洋(ヤンヤン)の、そして、普通の希望が欲しかった“私たち”の、青い覚悟。台湾と日本、歴史と現在、社会と個人、私とあなた……名もなき隙間に光を見つける、私たちの物語、完結。 フリースタイル「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」第2位&宝島社「このマンガがすごい!2023」オトコ編・第9位ランクイン、『緑の歌 - 収集群風 -』で鮮烈なデビューを飾った高妍(ガオ イェン)が贈る、未来へのメッセージ。超厚【290ページ】、最終第4巻。 [書籍情報] サイズ:128mm×182mm ページ数:290ページ
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「科学的に正しい」の罠|千葉聡
¥1,100
[版元サイトより引用] 本書は、科学的で一見正しいが、実は信用できない説明、誤った説明、有害な説明、さらには科学でない説明まで、現在や歴史的な事例から、権力、メディア、偏見やイデオロギー、ナショナリズム、客観性の過信と偽装、そして科学者自身が、いかに科学を棄損し社会に不利益をもたらしたかを示す。そのうえでどのような手を打てば科学の信頼性を守れるのか、「正しさ」なき虚無の到来を防ぐためにとれる手段を考えてみたい。(「まえがき」より) 『歌うカタツムリ』(第71回毎日出版文化賞)、『ダーウィンの呪い』(2024年新書大賞10位)で注目される進化学者が描き出す、科学の過ちと今に生きる教訓。 目次 第1章 “科学的な正しさ“の罠 危機の「予防」は「陰謀」とされる/デジタルライフの礎を築いた偉大な科学者は差別主義者だったのか/心情で決まる正しさ/トランプ政権による科学の支配/「科学的に正しい」を巧妙に装う時代 第2章 なぜ事実はゆがめられるのか? 愛国オカルト科学の襲来/大喝采の革命的“農業技術”/「環境が個体をつくり変える」というニセ生物学/博士号なし・論文1本のみの“天才科学者”誕生/遺伝子は禁止用語?/労働者の中から生まれた“裸足の救世主”/高い知名度と実際の成果の落差/KPI(数値指標)達成の偽装/世界トップの生物学強国からの転落/役立たずの基礎科学?/測れるものだけが真理/すり替わる「正しい科学」と「陰謀論」/SNS・動画配信が増幅させるメシア(救世主)効果 第3章 事実から正しさは生まれるのか? ドーキンス大炎上/生物学的な事実に人間は従うべき?/統計学の基礎は優生学から生まれた/「犯罪者の家系」が「劣等な血統」である証明/米国が生んだ「ヒトラーの優生学」/ヒュームの法則と自然主義的誤謬/優生学者と同じ誤りを犯す優生学批判者?/最も危険なのは「価値中立」という思い込み 第4章 なぜ正しいと思い込んでしまうのか? 学力格差は遺伝か、環境か?/「血は争えない」のか?/暴力や犯罪をもたらす遺伝子/MAOA-L遺伝子と衝動的反応の実際の関係/左利きは9年も短命?/ゲノム解析が示す左利きの理由/ヒトの適応戦略/イデオロギーとしての人種科学 第5章 “客観的”な事実はあり得るのか? 「カンブリア爆発」は爆発ではない?/なぜ「爆発」神話が生まれたのか/科学の言葉が現実を作り変える?/私たちは今、六度目の大量絶滅の只中にいる/絶滅は本当に始まっているのか/「説明が正確」だけでは足りない/社会へのメッセージ/生物多様性の何が善なのか? 第6章 事実は一つではないのか? 「大きな物語」への不信/科学は文化の産物で、真理はいくつもある?/虚構論文の罠/通常科学から、コンサルタント科学、ポストノーマル科学へ/「動機づけられた推論」と「暗黙のバイアス」/COVID-19ワクチンの副作用をどこまで許容するか/再現性の危機/温暖化否定派による相対主義の悪用 第7章 どのように事実は偽装されるのか? 何が証明となるのか決めるのは誰?/キリスト教と進化学の蜜月関係/進化学VS創造論/「進化論で説明できない」は神の証明になるか/ダーウィン、マルクス、フロイトへの反発/進化学は物語に過ぎない/『盲目の時計職人』が生んだ誤解/疑似科学も学校で自由に教えられるべき?/“偽装された正しさ”のパッケージ化/再来する“自己修復できない科学” 第8章 偽装された事実にだまされない方法 信用できない科学を見分ける方法/自分はバイアスがないという思い込み/「進化は進歩である」という誤解/科学的に正しい説明を導くために/「迅速に動き、破壊せよ」に潜む暗黙の価値/テック業界のユートピア思想/科学的に正しい判断のための手続き/価値観の対立を緩和する/世界自然遺産という共通のプラットフォーム/AIの対話実験でわかった内省の効用 第9章 “科学的な正しさ”のための立場表明 立場表明/イデオロギーとしての生物学――社会生物学/適応主義 vs 多元論/科学者の思考に影響を及ぼす学派の系譜/自らの系譜を自覚すること/公的な場所で科学を語ること/説明のブラックボックス化を疑う/科学と宗教は対立ではなく、二つの平行した方法/価値観を無視して進化学は応用できない/忠誠・貢献のKPIと副産物/正しさのためには自らの価値観を語らなければならない [書籍情報] サイズ:112mm×173mm ページ数:288ページ
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わたしの言ってること、わかりますか。|伊藤亜和
¥1,760
[版元サイトより引用] 新進気鋭の文筆家による、言葉にまつわるエッセイ集。セネガル人の父を持つ「ハーフ」ゆえに日本語に執着してしまうという著者。“それでも、私は日本語が好きだった。椎名林檎の歌が好きで、谷川俊太郎の「信じる」が好きで、男の人がふと漏らす「あら」の響きが好きだった。日本語は美しいと、感じることができる自分が好きだった”――残酷でやさしくて美しい言葉との邂逅を独自の視点ですくい上げ、唯一無二の世界を紡ぎ出す。 [書籍情報] サイズ:110mm×176mm ページ数:224ページ

